常任理事会だより

― 1997年度 第7号 ―

発行日 1997年9月1日(月)

発行 所沢高校PTA常任理事会

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県教育局の回答が9月5日(金)に出ます。
みんなで行きましょう!!
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 8月11日(月)PTA会長と常任理事を中心に8名が県教育局との話し合いをも
ちました。その中で管理指導主事より、「校長は定められたことを行った」との発言
があり、私達は「新入生・保護者を無視した入学式を行ったこと、及び、それ以降の
校長の対応に問題あり」とする、私達の主張を繰り返し述べてきました。要請文につ
いては「まだ検討していない。これから事実関係を調べる」とのことで、9月5日
(金)午前9時に回答を出すことを約束しました。


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9月5日(金)午前8時45分
県庁第2庁舎正面玄関付近集合
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 できるだけ多くの方に参加していただきたいと思います。


―――――埼玉県教育委員会発行  PTAハンドブックより――――
(PTAの目的)
  父母と教師が協力して、子どもの健全な成長をはかること。
  要するに、子どもの幸せを願うために、親や教師が学習し、
  マスコミや世論を動かし、実践活動をすすめていくことに
  ある。
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【7月31日(木)会長ほか3名で校長先生と話し合いました。】
P:学習指導要領に則って入学式を行ったとのことですが、学習指導要領で日の丸・
  君が代を行わないことになったらどうされるのですか。
校長:そうなったら、行いません。
P:ということは、校長先生の教育的配慮や教育観には関係なく日の丸・君が代を機
  械的に行うということなんですね。
校:・・・・・
P:教育長への要請文が採択されたことについて、何か、ご意見はありませんか。
校:何もありません。

   ☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆ 

 三年生の卒業準備委員会は、三年生を対象に卒業式についてアンケート調査を行い、
その結果をもとに7月16日(水)委員会と校長先生との話し合いがもたれました。
校長先生から、「卒業式には、日の丸・君が代を行い、パフォーマンスなどは行わな
い、静かできちんとした『厳粛である式』を行いたい。日の丸・君が代は決められて
いることであるから、強制には値せず、生徒には日の丸・君が代は行わないという選
択の余地はない」との発言がありました。卒業式について、生徒達は、卒業準備委員
会・生徒会本部・HR委員会・門出式実行委員会の4つの委員会で協力し、新しい形
態の式を考えて行くことになりました。

   ☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

 先生方は、7月19日職員会議名で、管理職に対し要請文を、一年担任団は、意見
書を提出されました。(保護者には7月19日配布済)また、合わせて公開質問状も
提出されています。
 校長先生は、9月4日(木)の職員会議において、回答される予定です。

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子を軸に、再生を
    全国PTA問題研究会代表 室 俊司さん

 日本のPTAは戦後、米国の制度を参考に始まった。新憲法のもとで、米国式のデ
モクラシーを採り入れたボランティア的な団体という建前だったが、文部省が手引き
を作り、全国の教育委員会や学校長を通じて奨励したので数年で爆発的に普及した。
 米国ではPTA組繊は自治体単位になっていて、それぞれの学校に支部があるよう
な形だが、日本では学校単位になった。出発点が違ってしまったために、多くは学校
の意向に従って動く組織になっている。親も義務だと思うから仕方なく協力していて、
たいていは「前年通り予算の範囲内で大過なく」という状態だ。
 本当は、子供たちを地域ではぐくむため、より良い学校をつくるために、父母と教
師が協力して運営する組織なのだ。学校や教育委員会の意向は必ずしも関係ない。と
きに対立することだってあるだろう。
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1997年7月28日付朝日新聞「PTAの任意加入」についての特集記事に寄せら
れた室俊司氏の談話より抜粋。
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