常任理事会だより
― 1997年度 第4号 ―
発行日 1997年7月10日(木)
発行 所沢高校PTA常任理事会
理事会 1997年7月5日(土) / 10:30〜12:00 / 於:被服室
7月5日(土)臨時総会当日、理事会が開催されました。
*専門部報告
・生活部会
昨年度に引き続き、今年度も西所沢駅西口開設の要請を行う。
研修旅行……10月、群馬方面計画中
・進路部会
来年4月第3土曜日、進路説明会。
所高察で大学紹介のビデオを流す。
いくつかの大学を訪問し、情報を知らせる。
・保健部会
6月16日(月)安全互助会総会参加
・生活、進路、保健三部合同で、PTA講演会計画中
・所高生の自由と教育を考える委員会
6月13日(金)学習指導要領についての学習会を開催した。今学期中に
報告を出す予定。
*所高祭について
・例年通りPTAとして参加する。
日頃の芸術活動、趣味的活動の発表の場
PTAの活動内容を紹介
・9月13日(土)、14日(日) 於:被服室
・実行委員…各支部1名 委員長…馬場副会長
・出展される方は8月中旬までに各支部長にご連絡ください。
・詳細は後日プリント配布
*臨時総会について
☆オブザーバーの参加を認めたいという常任理事会の堤実について
・今回の臨時総会は、前回の総会の続きであり、入学式の問題に関わって
きた方々にぜひオブザーバー参加していただきたい。
・現時点でPとTではない人の参加はおかしい。――校長
・提案に賛成…21 反対…5
・しかし‥‥校長の “出席しない”という発言により、校長の出席が最
優先という事でオブザーバーは参加していただかない事になりました。
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埼玉県教育局
要請文受け取りを拒否
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7号8日(火)午前、県教育局に先日(7月5日)のPTA臨時総会で採択された
要請文を提出に行きました。県庁第2庁舎玄関に集合し、4階の教育局に行こうとす
ると高校教育第1課管理主事ら5人が1階で待っていました。沼尾会長が教育長に要
請文を提出したい旨を伝えると、話し合いを拒否、要請文も受け取れない旨発言。そ
こで会議室での話し合いを要求し、しばし押し問答の末、1時間だけということで小
会議室での話し合いになりました。
教育局側は船津・柴生田管理主事をはじめ5人、PTA側は19人でした。教育局
側が問題は「日の丸・君が代」と認識していることが判明しましたので、発端は入学
式にあるが、現在の問題は校長の生徒・教員・PTAとの対話拒否、専制的学校運営
にあることを説明しました。
教育局側は学校運営の最終決定権は校長にある、自主自立は学習指導要領の範囲内
で認めるなど、内田校長と同趣旨の発言を繰り返しました。その中で自主自立という
が、今年3月卒業式後に、ある父母から卒業式に問題がある旨の電話があったので、
早速校長に対応策を指導したという発言がありました。そこでPTA側は1父母から
の電話には素早く対応し校長を指導するのに、PTA総会の総意での意見に耳を貸さ
ないのはおかしいと指摘、教育局側は返答に窮していました。
次に要請文を教育長に渡してほしいと要求しましたが、教育局側は要請文の趣旨は
PTA本来の活動ではないので受け取れない、さらにこの要請文は校長の承諾がない
と述べました。しかし、PTA臨時総会には校長も出席したこと、そして途中で退席
したことを伝えますと、教育局側は自分の配置転換を要求する総会に出席しないのは
当たり前だと述べました。しかし、校長の承諾がないと駄目といい、校長が出席しな
いのは当たり前というのでは論理矛盾ではないかと指摘すると、教育局側は全く答え
に窮していました。
しかし、要請文は「参考として受け取る」としかいわず、「教育長には見せないだ
ろう」という返事でしたので、県庁4階の教育長の部屋の前までいって「どうしたら
渡せるのですか」と質問しましたが、担当係を通してしか渡せないということでした。
結局、要請文は教育長には渡せませんでした。これでは校長の問題に関しては父母の
声は担当課でストップされてしまうことになり、県民に開かれていない行政の実態が
明らかになりました。
また要請文を提出に行きます。できるだけ多くの方の参加をお願いします。
7月17日(木)
24日(木)午前10時15分
県庁第2庁舎正面玄関入り口付近集合
なお、予定が変更になることもありますので、参加者は○○まで
ご連絡ください。
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臨時総会配布資料
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[これまでの経過]
3月15日(水)常任理事会で、新任の校長先生へ入学式を例年通り行うよう、これま
での取り組みの資料を添えて申し入れる事を決定する。
4月9日(水)入学式当日、PTA役員等が式の形態についての校長の意志の確認を
したが、明確な回答を得られなかった。
4月14日(月)前会長と会長が校長に入学式についての謝罪の文書を出すこと、説明
会を開くことを申し入れる。
4月19日(土)臨時常任理事会で校長と入学式の事で話し合う。
・新入生・保護者に説明の文書を出すべきと要請
校長:定期的な集まりの議会に必要があれば説明する。
学校運営に関することは学校にお任せ戴きたい。
・説明会を開く予定はあるか。
校長:考えていない。
PTA:4月25日にPTA主催で説明会を開催する。出席を要請
する。
4月24日(木)役員数名で欠席を表明している校長先生に会い、出席を要請。
(この他にも前会長・会長を中心に校長先生と話す機会を持つ。)
4月25日(金)第一回説明会
校長先生は当初欠席を表明していたが、出席者の強い要請で出席。
・入学式がどうしてそういう状況になったか説明して欲しい。
校長:学校の責任者は私であるので、私の判断でやらせてもらった。
学校運営に関することはPTAのPに口を出してもらっては
困る。
・これまで築いてきた所高の自主・自立の校風を一人の人間が壊してし
まってよいのか。
校長:子ども達の話を聞かないとは言っていない。ただ教師は指導す
る立場だからこちらの判断でする。
5月9日(金)役員が県教育局に出向き、入学式問題の事情説明・第二回説明会へ出
席を要請する。
5月10日(土)新旧常任・理事会
・第二回説明会に欠席の意を表明している校長先生に理事会として出席
を要請。
・公開質問状を出す事を決定。
5月12日(月)県教育局に、第二回説明会に校長先生が出席するよう指導して欲しい、
又、県教育局にも出席して欲しいと、要請する手紙を送る。
役員数名が校長先生に会い、この事を知らせる。
5月15日(木)公開質問状を校長先生に渡す。
5月17日(土)役員数名で校長先生に第二回説明会に出席するよう要請。
(この他にも、前会長・会長を中心に校長先生と話す機会を持つ。)
第二回説明会
校長先生は欠席。
決議文を採択。
5月19日(月)校長先生に決議文を渡す。
5月22日(木)前会長が県教育局に出向き、話し合う。
5月26日(月)会長他3名が県教育局に出向いたが、担当者不在、話し合えず。
情報公開の手続きにより校長先生が県に提出した状況報告書の開示を
受ける。
5月27日(火)役員数名が県教育局に出向き、理解と脇力を求める。
5月28日(水)役員数名が校長先生と話し合う。
5月31日(土)PTA総会。校長先生が公開質問状に口頭で答える。常任理事会より
「校長の配転等を含めての要請文」を提案し、圧倒的多数で支持される。
臨時総会開催が議決される
6月16日(月)各支部8ケ所で説明会開催。
〜 6/16 川越、6/18 所沢松井、6/20 入間、6/21 狭山、6/22 小手差、
6月29日(日)6/23 飯能、6/25 所沢山口、6/29 新所沢
6月26日(木)会長・副会長が校長先生に臨時総会への出席を要請する。
7月2日(水) 〃
(この他にも会長を中心に校長先生と話し合う機会を持つ。)
[生徒達への校長先生の発言から]
Q:先生と生徒はどこが違うのですか。学校の構成員という点では同じである。
A:じゃあ、あなた達、教員免許持っているんですか。(4月1日)
Q:校長の職と所高の自主・自立、どちらかといえばどちらを取るか。
A:校長の職。両方は無理。(5月2日)
Q:自主・自立を大切にしたいと言っていたが、なぜ管理的な教育をしようとするの
か。
A:本校の伝統ではあるが、決まりの範囲内で自主・自立であり、何でもやっていい
訳ではない。全て反対するのではなく、決まりの範囲内なら.認める。大部分は
管理しないが、ある部分では必要。(5月6日)
Q:厳粛でない式が残念だとおっしゃるが、それは混乱した式のことなのか、それと
も日の丸・君が代を強行した式のことなのか。
A:生徒は厳粛さを欠くような行動をしてはいけない。生徒は式を乱してはいけない。
(5月6日)
Q:学校行事においては学校の事情によって判断してよい、と学習指導要領にはある
が。
A:そういう風には考えていない。(5月6日)
Q:入学式があの様に混乱してしまったのは、誰のせいか。
A:私は悪かったと思ってはいない。(6月26日) 《追加》
Q:卒業準備委員会での決定は尊重してくれるのか。
A:学習指導要領に則っていれば。皆さんは強制というが、私は学習頼導要領に則っ
て指導しているのである。(6月26日) 《追加》
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