家室的新聞
(ほうむるうむてきしんぶん)
― 1997年度 No5 ―
発行日 1997年6月18日(水)
発行・HR委員会
入学式に関するこれまでの経過
全部まてめてプレイバック !!
略号:[職→職員会議][P→PTA]
生徒側の動き PTA・職員会議の動き
4/1(火)
生徒会が校長先生に「従来のスタ
イルで入学式を行わない場合は、
私達に連絡してほしい」と依頼。
4/8(火) 4/8(火)
夕方。校長先生、本部に「入学式 職。校長先生が入学式に日の丸・
に、日の丸・君が代を行う」と宣 君が代を行いたいと提案。
言。
4/9(水) 4/9(水)
入学式。校長先生の独断により行 職。入学式のことで会議中に、校
った入学式により、大混乱のまま 長先生、教頭先生、事務室長が退
終わってしまった。 出。3人で入学式を行い、混乱す
る。その後、先生方によって、従
来通りのやり方で2回目の入学式
を行う。(校長先生は欠席)
4/19(土)
P。臨時常任委員会で校長先生と
入学式のことで話し合う。
*新入生・保護者に説明の文書を出すべ
きと要請。
校長:学校運営に関する事は学校にお
任せ頂きたい。
*説明会を開く予定はあるのか?
校長:考えていない。
4/25(金) 4/25(金)
HR委員会で、校長先生に質問す P。第一回説明会。
る内容を決めたのち、委員長。副
委員長が校長先生に説明を依頼。
4/?
校長先生、県の教育委員会に入学
式についての状況報告書を提出。
4/30(水)
HR委主催の第一回説明会開催。
校長先生は打ち合わせのつもりで
参加され、質問に一つも答えずに
終わってしまった。
5/2(金)
生徒総会後、校長先生から全校生
徒に対して、入学式についての説
明があった。一応質問に応じては
くれたが、生徒の納得できるよう
な回答は得られなかった。
*納得した人数→994人中6人
5/6(火)
第二回説明会開催。
前回と同じく、生徒の納得できる
ような回答を得られなかった上に、
事情により校長先生が途中退出し
ていまったため、ますます生徒の
不満がつのるという結果となった。
5/15(木)
P。校長先生に公開質問状を渡す。
職。校長先生より、生徒会本部の
生徒を入学式のことで調査してほ
しいと依頼される。
┌────────────────┐ 5/17(土)
│この間約1ヶ月、生徒側は中間考査│ P。第二回説明会。
│などが入ってしまい、活動できませ│ 校長は欠席。決議文を採択。
│でした。 │ 5/29(木)
└────────────────┘ 職。校長先生より、生徒会本部、
吹奏楽部に対して、入学式の時の
調査を依頼されたが、調査は必要
ないとして拒否。
5/31(土)
PTA総会。
公開質問状に口答で答える。
校長の配置転換を含む要請文を、
臨時PTA総会にはかることを決
定。
6/12(木)
HR委員会。
今後の対策について話し合う。
6/16(月)
↓ P。PTA臨時総会に向けての緊
↓ 急説明会。
6/29(日)
6/19(木)
HR委員会より、
全生徒にアンケート実施(予定)
6/21(土)
HR委員会
PTAとの対談(予定)
6/27(金)
校長先生を呼んでの、第三回説明
会(予定)
◎いつもと同じ様に、みなさんの
参加をお待ちしています。
7/5(土)
PTA臨時総会。
家室的新聞
(ほうむるうむてきしんぶん)
これまで、私達は総会も含め計3回、校長先生から説明をうける機会を得てきまし
た。そして現在、HR委員会では入学式の事に決着をつけ、卒業式などの先の事に方
向転換をしようと思っています。
今回、それらの説明会での校長先生の発言の中でのポイントをピックアップ!
★4月30日 ― 第一回の説明会★
[生]総会のただ1回だけで、生徒全体の理解を得られるのか?
[校]⇒得られると思う。がんばります。
しかし…総会ではほとんどの人が納得できなかった。
│
★総会 ― 5月2日★ ↓(では、どんなかんじ?)
[校]⇒今までは、先生との協議で物事を決めていき、互いにその結論が間違ってい
る場合は職員会議で決め、最終的には校長である私が決める。
(えっ?)
[校]⇒入学式のことについては、1年生と保護者の気持ちを考えると申し訳ないと
思う。これからはこのようなことが無いよう私自身努力する。
生徒が式を乱してはいけない。⇒(自分自身は悪くないということ!)
[校]⇒先生と生徒は立場が違う。教育活動はすべて、学習指導要領にもとづいて行
われる。
[校]⇒学習指導要領に書いてあるから「日の丸、君が代」は行う。だから、あらか
じめ生徒に伝える事ではない。⇒(けれど式の主役は生徒)
[生]校長の職と所高の自主、自立、どちらかといえば どりらをとるか?
┌──────────┐
│校長の職。両立は無理│
└──────────┘
《学習指導要領→〈学〉》
[校]⇒〈学〉にのっとって生徒を教育することが我々にたくされたこと。
┌───────────────────────────────────┐
│この答えから、校長の自分の意志ではなく、とにかく〈学〉に書いてあるから│
│やるという姿勢がうかがえます。 │
└───────────────────────────────────┘
[校]⇒みなさんは私がきちんと答えていないと言うが、それはみなさんと考えが違
うからそう思うのではないか?
生徒を指導する上で、話し合いのプロセスをもちながらやっていきたい。
しかし
⇒┌───────────────────────────────────┐
お │その後、校長先生は「生徒と教員は立場が違う。対等に話しはできない。話し│
か │合いなら私は参加しない。」とおっしゃっています。 │
し │だから今まで、「説明会」という形はとれても「話し合い」はできなかった!│
い └───────────────────────────────────┘
★5月6日 ― 第2回説明会★
[生]学校行事においては、学校の事情によって判断していいと〈学〉にはあるが。
[校]⇒そういうふうには考えていない。
┌────────────────────────────────────┐
│D 学校行事 │
│ 学校行事においては、全校若しくは学年又はそれらに準ずる集団を単位とし│
│ て、学校生活に秩序と変化を与え、集団への所属感を深め、学校生活の充実と│
│ 発展に資する体験的な活動を行うこと。 │
│ │
│(4)内容のDについては、学校や地域及び生徒の実態に応じて、各種類ごとに│
│ 行事及びその内容を精選して実施すること。 │
│ 内容のB、C及びDは、学校の指導体制を確立し、全教師の協力により適切│
│ に指導するものとする。 │
└────────────────────────────────────┘
(日の丸、君が代を強調してはいない!)
[生]〈学〉には校長みずから適切な指導とはどこにも書いていない。
ということは、入学式での校長の行動はこれを守ってはいないのでは?
[校]⇒先生方の中のことなので、お話するのはひかえさせていただきたい。
┌─────────────────┐
│〈学〉を守っていないのは校長では?│
└─────────────────┘
[生]入学式では私達1年生の心を踏みにじった。私達より〈学〉の方が大切なのか?
[校]⇒実施しないかは県立の所高の中で決めることではない。
┌───────────────────────┐
│私立も県立も同じ高校。通っているのは同じ日本人│
└───────────────────────┘
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