公開質問(校長回答)
1997年5月31日(土)
公 開 質 問(校長回答)
1997.5.31
1.「自分の考えで判断し、行動し、その責任を自分で取るとする」所沢高校の在り
方に憧れて私達父母は子ども達を入学させました。この在り方をそのまま認めます
か。
この在り方は自主・自立という点で望ましい面があるが場合によっては自己本位
に陥る可能性もあり、すべてがよいとは言い切れない。生徒を育成する上で適切な
指導が必要である。
2.所沢高校の伝統である「自主・自立」の校風をどのように受け止め、どのように
伸ばすべきであると考えますか。
「自主・自立」の校風は主体的に取り組む点で大変よいことだが、絶えず、謙虚
に反省する態度を併せ持たせることが大切である。
3.生徒達が歴史的に培ってきた生徒会権利章典を尊重しますか。
生徒会活動も学習指導要領に位置づけられた教育活動である。従って、生徒会権
利章典も当然学習指導要領の範囲内のものでなければならない。
4.学校運営上保護者との協力・信頼関係は不可欠であると認識されていますか、
またPTAとの関わり方に対してどのように考えていますか。
県立高校には県立高校としての使命がある。PTAは学校の教育方針に理解を示
し、協力するのが望ましい。
5.教育の在り方として所沢高校の生徒・教職員・保護者が共通理解を持つと同時に
それぞれの立場を尊重して、一方的にならないように配慮し、協議する姿勢が大切
であると考えますか。
生徒は教職員から教育(指導)を受ける、保護者は生徒の保護者として、学校教
育に協力するのが望ましい。
6.今回の事態をどのように受け止め、どのように対処する考えですか。
国旗掲揚、国歌斉唱指導についての理解を広げてまいりたい。
7.今回の事態は近隣の中学校にも伝わっていると考えられます。来年度の入試に際
し、受験生の信頼回復のためにどのような方策を考えていますか。
自主・自立の気風の中にも規律を守り、知・徳・体のバランスの取れた生徒の育
成と「県民から信頼される学校づくり」を今後も目指したい。
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