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生徒会本部発行
1997年4月9日(水)

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                              4月9日
                              生徒会本部発行
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 4月1日に私たち本部は新しい校長先生にあいさつをしました。この時、「入学式
に日の丸・君が代を掲揚したり歌ったりする場合は私たちに連絡をして下さい」と頼
みました。今度の入学式で校長先生は、何か前と違ったことをするということで昨日、
私たちは校長先生に説明をしてもらいに行きました。以下はその記録です。

    ※訂正してある細かい文字は、校長先生が私達の原稿をなおした文字です。
          (Web管理者:このテキストでは{}で表記しています。)

ACT-1:
 生徒:まず、今日は明日の入学式で日の丸掲揚をし、君が代斉唱をすると、いうこ
    とについての説明をして下さい。
 校長:日の丸・君が代は基礎的・基本的に必要なものである。
    私は個人としてではなく公の立場として{校長として}「やる」と決める。
    春休みにも言ったように{学習指導要領で実施することであり}最終的に決
    めるのは校長の私が決めることなんです。

ACT-2:
 校長:国際社会に対応できて、国の旗や歌に対して敬意を持って接することができ
    る生徒になってほしい。個人で日の丸・君が代に対する意見は様々だが、
    {公}教育現場ですから、公の意見が尊重される。

ACT-3:
 生徒:今回の入学式では全校生徒の前で発表したり話し合う場を持ったりしなかっ
    た。それは校長の独断による行為だ。
 校長:それは違うよ{います}。日本は法治国家であるので法律に従って行動する
    のは当然のこと。基礎・基本・マナーということを指導していく義務がある
    んだ{のです}。これは生徒とで話し合って決めることじゃないんだよ{で
    す}。先生と生徒じゃ{では立場が}違うんだよ。
 生徒:どこが違うのですか? 学校の構成員という点では同じである。
 校長:じゃぁ、あなたたち、教員免許持ってるんですか?
    {先生方は教員免許状を持って生徒に対して指導しているのです。生徒と先
    生は立場が違うのです。}

ACT-4:
 生徒:今回の入学式で突然(話し合いの場を持たずに)何故あげる、歌うのか?
    生徒側が納得してから行った方が、校長先生の願う生徒が育つのではないか?
 校長:学校生活に{○○○の}けじめをつけるためです。厳粛に式を行い、高校生
    活がこれからスタートするという緊張感と、そして、そこから、日本国民と
    しての誇りと、国の旗・歌に対して親しく接することができる態度を育てて
    いきたい。


 今回の校長先生との話し合いで、校長先生は先生と、生徒は違うとか、法律のもと
で作られた学習指導要領で決められていることだから生徒が話し合うことではない…
と言われました。学校で生活しているのは生徒もだよ?校長先生のこの生徒に対する
態度、皆さんどう思いますか?

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