所沢高校 Non-Official Book004

雑誌「教育」３月号 <小特集>日の丸・君が代問題 教育行政の論理と教育の自由 谷村勝彦
出版社：国土社住所：東京都文京区目白台１-１７-６電話番号：03-3943-3721
教育３月号目次

特集　社会の蘇生と芸術文化運動

座談会　社会形成と芸術文化運動　　　　長田謙一・市橋秀夫・山田康彦
経験の蘇生と場の形成　　　　　　　　　　　　　　清　眞人
「市民」文化から社会文化へ　　　　　　　　　　　谷　和明
文化権の確立と社会文化アマシオン　　　　　　　　増山　均
街を遊びまちをつくる　　　　　　　　　　　　　　木下　勇
海民の文化、生活を伝えるために　　　　　　　　　石原義剛
演劇ワークショップにおける対話の可能性　　　　　花崎　攝
生と社会を見つめる表現者たち　　　　　　　　　　首藤教之
「お年寄りたちとの共同作曲」　　　　　　　　　　菊地典子
<小特集>日の丸・君が代問題
「日の丸・君が代」法制化と市民的自由　　　　　　小森陽一
教育行政の論理と教育の自由　　　　　　　　　　　谷村勝彦
「日の丸・君が代」はなせ国旗・国歌であってはならないか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　藤本　卓
子どもたちの「荒れ」の「意味」を考える　　　　　高垣忠一郎

<小特集>日の丸・君が代問題(2)

教育行政の論理と教育の自由

　　―――所沢高校問題のたたかい―――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　谷 村 勝 彦

一、所沢高校の出来事は何だったのか

　事件の始まりは入学式の混乱
　一九九七年四月九日の入学式は、校長・教頭・事務室長の管理職三人で開始されま
した。演壇には日の丸を掲げ、カセットテープで君が代を流し、教頭が新入生の呼名
を行いました。参加生徒はわけがわからないまま、騒然としている中での出来事でし
た。
　内田校長は、「入学式に日の丸・君が代を実施する場合は連絡をしてほしい」とい
う生徒会からの要請や、前年度に決定している入学式の要綱をまったく無視し、職員
会議の途中で、職員を待機させての暴挙でした。職員はその後一旦教室に入った生徒
を体育館に入場させ、再度呼命をするなど改めて入学式を行いました。
　ＰＴＡは入学式の混乱についての説明会を学校に再三要請しました。しかし学校長
はそれに応ずることはなく、結局ＰＴＡが「入学式問題」の説明会を二回開催しまし
た。校長は「学校運営にＰＴＡのＰが口出ししては困る」「教師は指導する立場、生
徒は指導される立場」とまったく反省の色はありませんでした。ＰＴＡは総会と臨時
総会を開き県教育委員会に対しての「校長へ指導を求める」決議を採択しました。以
後ＰＴＡは県教育委員会との話し合いを重ねることになりました。

　生徒は卒業・入学行事への取り組みを開始
　生徒達は入学式の混乱を目の当たりにして、卒業・入学行事で混乱の起きないよう
にするにはどうしたら良いかの検討を始めました。
　七月、生徒の卒業準備委員会との話し合いの席で校長は「卒業式には『日の丸・君
が代』を実施し、厳粛な式を行いたい」「生徒には『日の丸・君が代』を行う、行わ
ないという選択の余地はない」と表明しました。これを受けて生徒会本部は「新しい
形態の式を考え、進めていく」という方針を決定。そして、様々な議論やアンケート
を積み重ねて、一一月生徒総会で「生徒主催の卒業式に代わる卒業記念祭・入学式に
代わる入学を祝う会」の開催を決定しました。
　生徒は、卒業式を混乱させたくない、卒業生を温かく送り出したいという一点で行
事のあり方を考えてきました。学校行事であるから学習指導要領に縛られる、だから
生徒主催の行事として行うと決定したのです。校長の立場も考えながら最善の道を模
索してきたわけです。
　この総会で「日の丸・君が代」に関する強制反対決議を承認しました。一九八九年
学習指導要領が改訂された際に、生徒会は「日の丸・君が代に関する決議文」を採択
しています。「学校という公的な場での日の丸・君が代強制に反対する」と言う内容
です。以後、思想・信条の自由を守るということで毎年決議しています。

　心温まる生徒主催記念祭と二〇名出席の卒業式
　生徒主催の「卒業記念祭・入学を祝う会」の開催を一〇月一六日職員会議で決定し、
生徒や職員は会の準備に入っていきました。しかし、校長は一二月二四日終業式で
「卒業式で『日の丸・君が代』をやる」と発言し、翌二五日付けで、三年保護者宛に、
校長主催の卒業式への出席を強要する葉書を送付しました。
　再三の生徒や父母との話し合いにも、校長は態度をまったく変えず、平行線のまま、
卒業当日を迎えました。校長主催の入学式はわずか二〇名の出席でした。一方卒業記
念祭は卒業生・在校生全員が参加し心温まるすばらしい会になりました。

　入学説明会での発言を理由に竹永教諭戒告処分に
　三月一八日の入学説明会で、校長は「入学式で入学を許可する」と発言。竹永教諭
は一学年団代表して「生徒も職員も入学を祝う会のみで行いたいと思っているが、校
長と意見が分かれているので、話し合いを続ける。当日は混乱の無いようにする。」
と話しました。
　三月二六日県教委は十分な事情聴取をしないままに、竹永教諭を戒告処分にしまし
た。入学説明会の竹永教諭の発言が「信用失墜行為」にあたるとしての理由でした。
　その後、校長名および教育委員会名で「入学式に出席しないと入学させない」とと
れる文書を保護者宛に送付しています。「何が何でも入学式に出席させる」ために竹
永教諭を処分したと考えられます。

　もう一つの背景、九五年単位制導入反対の運動
　このような生徒や、ＰＴＡの動きは同校の「自主・自立・自由」と言う校風が培っ
てきたと言えます、しかし、もう一つの背景があります。
　九五年所沢高校を単位制の学校にと県教委は考え、職員や生徒・保護者に相談もな
く決定してしまいました。生徒もＰＴＡもこのことを重く考え単位制について考える
委員会を設立し、運動を開始しました。その中で教員と保護者の間に一体感が芽生え、
運動は広がりました。県教委は、予算化されているにもかかわらず、九月に単位制導
入を断念しました。
　この単位制導入反対の運動で生徒も父母も教員も鍛えられました。自分達で物を考
え行動することと、教員と父母が垣根を越えて一緒に子ども達のことを考えることを
学び取ったのです。これが、生徒の卒業記念祭・入学を祝う会への取り組みのエネル
ギーとなり、それを応援する教員と父母のエネルギーとなったのです。


二、九八・九九年度の所沢高校

　異常な職員人事
　九八年四月県教育委員会は、所沢高校に管理職試験合格者を六名異動させました。
そして九九年には更に三名の管理職試験合格者を異動させ九名としました。また、も
う一名教頭を配置し二名としました。これは生徒と職員の動きを封じ込めようと意図
したものでした。この管理職試験合格者達は校内で非公式に会合を持ち、卒業式・入
学式についての対策を中心に生徒や職員に対する対応を検討していました。その後の
職員会議や生徒の活動にブレーキがかかりました。

　生徒徒の戸惑いと悩み。九九年決議の棚上げ？
　九九年度も、前年度と同様に所沢高校の生徒会は卒業記念祭・入学祝う会の準備を
はじめました。しかし、議論はは難航し、四回の生徒総会を経て、「日の丸・君が代
決議」は議決できず、卒業記念祭・入学を祝う会は「式に代わる」から「式の意味を
含むもの」に変化しました。
　これらの変化の要因はいくつか考えられます。管理職試験合格者の策動、「君が代・
日の丸」法制化、しかし生徒たちがいちばん悩んだのは、「どうやったら混乱のない
卒業・入学行事ができるのか」でした。前年度のマスコミ報道や教員の処分を見てき
た生徒たちが、苦渋の選択をしたといってもいいでしょう。
　今年度も生徒たちは同様の議論を積み重ね、卒業記念祭と入学を祝う会を企画して
きました。そして昨年と同様の結論を持って取り組んでいます。
　　　　「卒業式・入学式への出席を強要しない（卒業式に出たくない人に対しての
　　　呼びかけなど）」「君が代を歌ったり、起立したりするかどうかは個人の自由」
　　　などのことを確認し、それぞれの思想が守られるようにします。具体的な方法
　　　などは、話し合いの中で決まっていくと思うので、随時お伝えします。
　　　　本部は誰もが嫌な思いをすることもなく、みんながすてきな卒業・入学をで
　　　きるようにサポートしていきます！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（二〇〇〇・十・三〇日付け生徒会誌）


三、竹永教諭人事委員会審理で何が明確になったか

　意図的な処分（事実の捻じ曲げと手続きの不備）
　九八年五月、竹永教諭は埼玉県人事委員会に「処分の不服申し立て」を行いました。
そして、その支援運動は全国に広がり、会員は二千名を超えました。二〇〇〇年一二
月一三日の最終公開口頭審理までの一七回の間に様々な事実が明らかになりました。
　入学説明会の様子を内田校長が録音していたと言う事実が第一回の審理で判明しま
した。一旦中断されていたものを竹永教諭の発言から録音が再開されているのです。
処分をあらかじめ意図して録音がされていたにちがいありません。
　処分が決定された教育委員会の場に、この録音テープが提出されていないばかりか、
校長作成の事故報告書さえも提出されていませんでした。客観的な証拠が一切ないま
まに処分が決定されています。

　校長権限をめぐって
　審理の最大の争点は学校の決定をめぐってでした。竹永教諭側は、生徒会の決定と
職員会議の決定を明確にしました。そして県側の証人である遠藤前教頭から「竹永教
諭は職員会議決定に反していない」「職務命令は出されていない」との証言も導き出
しています。しかし、舩津元主任管理主事は「校長が考えたらそれが学校の決定だ」
と証言しています。
　全国的に校長権限が拡大され、職員会議が補助機関になってきています。埼玉県で
も高等学校管理規則が改正され、職員会議は校長が「主宰する」とし、「諮問機関」
から「補助機関」となりました。子どもや保護者の立場に立った教育を進めるために
職員会議の役割が問われてきています。竹永人事委員会審理では、このことが争点と
なったわけです。

　処分のねらいは入学式出席への強要と生徒活動の萎縮
　処分のねらいが「保護者や新入生に対する入学式出席の強要」であることは明白で
す。一方、生徒の自主活動を壊すという攻撃でもあったことは、その後の所沢高校生
徒会の変化が物語っています。日の丸・君が代を実施するには生徒の活動を押さえ込
む必要があったのです。
　神話を歴史とする教科書の出現、教育基本法の改悪、そして憲法改悪へ…。国家主
義的な教育を進めていこうという動きが顕著に現れ始めています。生徒一人一人を大
切にするという民主教育は今反動の総攻撃にあっているといってもいいでしょう。

　職員会議録の改ざんの事実と管理職・県教委の姿勢
　内田前校長は、情報公開条例に基づく職員会議録開示請求があった際に、埼玉県教
育局の指導のもと、職員会議録を加筆・訂正・削除を行っていました。公文書の改ざ
んという常識では考えられない行為を、県と校長が一体になって行った責任は極めて
重大です。
　入学説明会での管理職の私語が録音テープに残されていますが、「入学させなけれ
ばいい」などと質問する保護者を敵視するような発言が随所にありました。生徒のた
めにあるはずの学校を私物化する姿勢が、県教委や管理職にあることを如実に語って
います。


四、子どもの権利条約を実行させる国民的運動を

　卒業式・入学式という学校主催の儀式的行事に対し、同様の社会教育の儀式として
成人式があります。昨今、成人式でマナーが悪いとの報道が目立ちますが、これをど
う考えればいいのでしょうか。身勝手な成人に責任があるのでしょうか。自分たちの
要求に合わない儀式にノーと言っているのです。成人式を変えていく術はわからない
が、自分達が主人公であるはずの式がそうでないことに反乱をおこしているのです。
　埼玉のある小学校で児童が卒業式についてお願いをしました。自分達が主役の場面
である式の合唱の時間を長くしてほしいというお願いでした。聞き入れなかった校長
に、保護者も「子どもの意見を大切にしてほしい」と申し入れをしたとのことです。
様々な地域での子どもたちは言っているのです。「自分が主人公の式を、学校を作っ
てくれ」と。
　文部省は「君が代・日の丸」をさせたいが為に、より儀式的色彩を強めようと現場
に圧力をかけてきました。君主から「卒業を認められる」儀式を作り上げようとして
います。しかし、子ども達も保護者もそんな式を望んでいるわけではありません。所
沢高校の生徒たちが一番大切にしてきた「卒業生を温かく送り出したい」「自分たち
卒業生が主人公」、このことを実現するには、児童や生徒の自主活動を保障すること
に相違ありません。
　「子どもの意見を大切にし、親（国家・社会）が子どもの利益を優先して考える。
健やかに成長できる環境を整える責任が大人にある」という子どもの権利条約が批准
されて六年目を迎えました。所沢高校の生徒たちも、悩みながら自分たちの権利保障
のために奮闘しています。
　子どもと保護者が学校運営に関わるという協議会制度に展望を持ちながら、親が子
ども達の願いを伝えていくこと。教師が児童・生徒の声に耳を傾け「児童・生徒が主
人公の場面」を拡大していくこと。これらのことが今望まれています。

（たにむら　かつひこ＝所沢高校教諭への不当処分撤回を支援する会事務局長）
(Ｗｅｂ管理者記)
　ここで、「<小特集>日の丸・君が代問題」として掲載されている他の２つについて
簡単にご紹介します。全文は、雑誌「教育」３月号をお読みください。

<小特集>日の丸・君が代問題(1)
「日の丸・君が代」法制化と市民的自由
　小森陽一氏は、文部省・教育委員会が日の君をこれほどにまで躍起になって押し付
けるのは、この二〇年間、文部省・教育委員会が行ってきた国家的教育行政がまった
く無能であり、教育現場の破壊だけを行ってきたのが誰の目にも明らかになってきた
ので、形式的な管理統制の実績だけをあげようとしているのだと指摘しています。

　また、「二、押しつけはいじめと制裁の論理」では次のような指摘があります。
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　昨年、全国の学校現場で行われた「日の丸・君が代」の押しつけは、文部省・教育
委員会が、「日の丸」の掲揚と「君が代」の斉唱を卒業式・入学式で導入していない
学校を調べ上げ、校長を呼び出して脅しをかけ、校長を学校の代表者ではなく、教育
行政の国家機構の代表者に変え、職務命令を出して、教師を国家の意のままに操る出
先機関にするところからはじめました。これは力のある者たちが集団で弱い者を体育
館の裏に呼びつけて脅す恐喝と同じ行為です。「いじめを学校からなくす」と言って
いる文部省・教育委員会が典型的ないじめの論理をふりかざしていることになります。
（中略）
　さらに陰質なのは、多くの学校ではたった一人しかいない音楽の教師に、「君が代」
の伴奏をするか否かを踏み絵的に迫り、教師集団から孤立させ、そこに抑圧を集中さ
せていく、というやり方です。同じことは、「日の丸・君が代」に強く反対している
組合員の教師を孤立させ、「あの人が思想的に偏っていて、かたくなだから、こんな
面倒な議論になるんだ」と、職員会議から浮きあがらせ、差別の対象として排除し、
他の教師たちを怯えさせる、というやり方にも貫かれています。みごとに、教室内に
おける「しかと」や、「くさい」という一言で、たった一人に暴力を集中する「いじ
め」の論理と重なっています。そうやって、校長というボスが、教職員をみんな「ぱ
しり」にしてしまおうとしている事態が、「日の丸・君が代」押しつけの基本的な精
神構造なのです。
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<小特集>日の丸・君が代問題(3)
「日の丸・君が代」はなぜ国旗・国歌であってはならないか
　藤本卓氏は、国旗国歌法が「である」ではなく「とする」とした点について
「自然といえるほど定着した習慣や伝統である」としていることとの矛盾をつ
いています。
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二、〝非自然〟を排除する暴力

　しかし、問題は、「創設」と「確認」のこの合金（アマルガム）が一体どのような
性質をもつことになるか、という点にある。で、はっきりと言わねばならない。この
〝アマルガム〟は危険である。なぜなら、それは、暴力をさえ誘い出す構造的な欺瞞
によって溶け合わされているからだ。
　そもそも、一何にかかわることであれ〝法制化〟とは、本来ひとつの作為（人為）
の営みにほかならない。今回の「国旗国歌法」の制定にしても、もちろんそうだ。と
ころが、そこで法制化されたのは、他でもない「日の丸・君が代」であった。だが、
先にも見たとおり、もともとこれらの旗と歌は、支持派の人々にとっては〝日本の来
歴〟に根づいた自然なものと受け取られてきていたのではなかったか。いや、さらに
強く、礼讃派とも称すべき人々からは、〝日出づる国〟の無窮の姿をその（自ずから
然る）ままに映す、まさに他のものには置き換えがたい象（しるし）として扱われて
きていたはずではないか。いずれにせよ、それらの旗と歌は、〝民族の根生いの伝統・
慣習〟の表象として、限りなく自然なものであるがゆえにこそ価値がある（尊い）と
されて来ていたわけだろう。にもかかわらず、ここに来て（「二一世紀を前にして」
！、そうした〝伝統（自然）の表象〟を、そっくりそのまま再認・肯定する身振りを
とりつつ、なおかつ改めて立法（作為）に附したのである。ここに根深い欺瞞が生じ
るのだ。
　だいたい、自然と言えるほどにまで本当に定着した慣習や伝統であるのなら、それ
に人為の成型などことさらに加える必要はない、いやむしろ、加えてはならないはず
のものではないか。それでもなお作為（法制化）を施すということは、その対象たる
〝慣習・伝統〟が、けっして自然（「民族の真情の自ずからなる発露」）などではな
い、と白状しているも同然なのだ。にもかかわらず、いや、それだからこそ、さきに
も触れたとおり「今回の法制化は定着した慣習の確認にすぎない」などと、実際には
むしろ法制化行為の作為性（創設的性格）のほうが否認される。そして終局、「日の
丸・君が代」の国旗・国歌としての似而非〝自然〟性（慣習性）が立法という作為に
よって強化（強制）される、などという欺瞞に至りつくのだ。
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　念のために、国旗国歌法を下記に記載いたします。
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閣法第115号　閣議決定　1999.6.11、　国会提出　1999.6.11
提出理由：国旗を日章旗とし、及び国歌を君が代とするとともに、
　　　　　日章旗の制式並びに君が代の歌詞及び楽曲を定める必要
　　　　　がある。これが、この法律案を提出する理由である。
第一条　国旗は、日章旗とする。
第二条　国歌は、君が代とする。
付則　この法律は、公布の日から施行する。
別記：日章旗　縦は横の三分の二、円の直径は縦の五分の三
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