経済関係
[2008年破綻する家計生き残る家計]
(荻原博子著)

【2008年破綻する家計生き残る家計】

   書籍名:2008年破綻する家計生き残る家計
       −あなたの資産を確実に守る方法

   発 行:2005年1月7日 第1刷発行
   著 者:荻原博子
   発行所:ダイヤモンド社
       〒150−8409 東京都渋谷区神宮前6−12−17
       http://www.diamond.co.jp/
       電話/03・5778・7236(編集)
          03・5778・7240(販売)
         装丁:石澤義裕
    本文レイアウト:タイプフェイス
   カバー、本文写真:石郷友仁
     本文イラスト:坂本浩子
       製作進行:ダイヤモンド・グラフィック社
       編集担当:和田史子
   印 刷:ベクトル印刷
   製 本:ベクトル印刷
   ISBN 4-478-60043-0


著者 荻原博子(おぎわら・ひろこ) 1954年長野県生まれ。 経済ジャーナリストとして、女性誌から週刊誌、ビジネス誌、新聞、テレビなどで 幅広く活躍。 バブル崩壊後の地価下落をいち早く予測。 デフレを見越して、借金を減らし投資を控える資産防衛を一貫して提唱。 保険、金融、住宅問題など実践的な解説や提案は、若い女性、主婦、 ビジネスマンまで幅広い支持を集めている。 現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて、不況時の生活防衛策や、 保険、金融、住宅問題など、実戦的な提案を発信している。 著書には    「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)    「年金大貧民時代をスイスイ生き抜く知恵」(徳間書店)    「シティバンクに気をつけろ!」(ダイヤモンド社)    「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社) など多数あり。
【目 次】 はじめに 3年後、家計が「破綻」の岐路に立つ! …………………………………… 3 1章 1997年、韓国は経済破綻をどう乗り超えたのか?    株価、地価、通貨etc. …… 国と暮らしはどう一変したのか …………………17   経済破綻した韓国がたどつた道 ………………………………………………………18    日本には、60年前のような経済破綻は、来ない ………………………………18    韓流ブームで注目の韓国は、1997年に経済破綻していた! ………………19    97年のアジア通貨危機。韓国は破綻、日本では拓銀や山一が破綻 ………… 21    マスコミも予想不可能だった、突然の韓国の破綻 ……………………………… 23    1万人の銀行員が一挙に半分になる ……………………………………………… 24    破綻後の韓国では、失業者とストレスによる喫煙や心臓病が急増 …………… 25    ウォンの暴落で、通貨価値が4分の1に ………………………………………… 27    ローン金利は2倍の27%、住宅価格は時価の7割まで下落 ………………… 28    株は下落したが、預金は高金利に ………………………………………………… 30    国が国民の金(ゴールド)を時価で買い取り、金メダルもお金になつた …… 31    国家破綻で、過去の利権構造も崩された ………………………………………… 33    韓国は45歳定年制!? 終身雇用は完全に崩壊した …………………………… 34    破綻の中から生まれた、ベンチャービジネス …………………………………… 35    ほとんどのサラリーマンは、負け組に …………………………………………… 37    今、韓国では、400万人以上がカード破産 …………………………………… 38    韓国で起きたことは、これからの日本がたどる道? …………………………… 40 2章 日本経済は、破綻するのか?    国家破綻、インフレ、増税etc. …… 日本と私たちが抱えるリスクとは …… 43   日本は、本当に破線するのか? ……………………………………………………… 44    「アメリカ」と「日本の財務省の管理下」にある、2つのブラックホール … 44    日本の対外的な貯金の大部分は、アメリカに貸している ……………………… 45    アメリカという暴力亭主に、財布を握られた日本の悲劇 ……………………… 47    アメリカがコケると、世界中が大混乱に! ……………………………………… 50    アメリカが復活し、日本が落ちるなら、ドルの価値は上がる ………………… 52    1000兆円という、巨大な借金のブラックホール …………………………… 53    国は破綻しなくても、私たちの家計は破綻する ………………………………… 55    第二次世界大戦前と今の日本が同じ状況? ……………………………………… 56    デフレだから、国も個人も、何とかやっていける!? …………………………… 57    作為的なハイパーインフレには、副作用も大きい ……………………………… 59    景気回復で金利が上がると、国債暴落の可能性が ……………………………… 60    IMFのスポンサーの日本が、IMFの世話になる? ………………………… 62    デフレが続いている「今」こそ、日本経済を立て直すチャンス ……………… 63 3章 日本の「2008年問題」を検証する    政治経済、アメリカとの関係etc. …… 対談で語るこれからの日本 ………… 67   不動産 …………………………………………………………………………………… 68    「住宅ローン」と「マンションの老朽化」のダブル不安! …………………… 68    住宅ローンを返せない家が、わずか5年で2倍の数に ………………………… 69    給料が上がらないのに、返済額が2008年に1・8倍に …………………… 70    98年の住宅購入ブームで、頭金なしでマイホームを購入した人の運命は? 71    住宅ローンは、2008年が要注意の年になる! ……………………………… 74    老朽化マンションが100万戸を超える、マンションの「2010年問題」 75    建て替え費用は、新築マンションを買うのと同じ額 …………………………… 76    中古マンションに不安を抱く「マンション難民」に、いまだ無策の政府 …… 77    マンションだけではない「2010年ビル問題」 ……………………………… 78    都市の高層マンション建設ラッシュで、マンション価格はまだまだ下落 …… 79    インフレになつても、土地価格は上がらないかも ……………………………… 80  対談 立教大学 山口義行氏 …………………………………………………………… 82   年金 ……………………………………………………………………………………… 88    国民年金の4割が保険料を払っていない! ……………………………………… 88    年金積立不足で、消費税が10%に! …………………………………………… 89    厚生年金を払わないフリーターが、企業を支える? …………………………… 91    保険料徴収の「見込み」に、1兆円以上の誤算!? ……………………………… 93    「高値で売れず、安値で買えない」、20兆円の株式運用 …………………… 94    それでも、年金制度は破綻しない ………………………………………………… 97    改定で、物価にスライドしない年金になつた …………………………………… 98  対談 慶應義塾大学 金子勝氏 …………………………………………………………100   郵貯 ………………………………………………………………………………………104    2007年に郵便局が民間会社になる ……………………………………………104    郵政民営化には、ムダなお金を断つという意図が ………………………………105    民営化しても、お金の流れはほとんど変わらず …………………………………107    国をバックにした巨大銀行、郵貯株式会社の誕生 ………………………………108    2008年、巨大金融機関の出現で、さらなる金融淘汰が始まる!? …………109    超低金利時代の定期貯金が、2008年に満期を迎える ………………………110    巨大金融機関「簡保」に対抗できず、保険会社も「連鎖破綻」の危機に! …111    民営化で、便利なサービスは、次々と切り捨てられていく ……………………112    金融知識の乏しい郵便局員が、窓口で株や投資信託を売る!? …………………114    2008年には、500兆円の公的資金が、完全自主運用になる! …………116    お金を貸す際にノーチェック。それも利用者のお金なのに ……………………117    特殊法人が発行する財投機関国債は、信用がないという現実 …………………118  対談 東洋大学 松原聡氏 ………………………………………………………………120   少子高齢化 ………………………………………………………………………………126    2008年、団塊の世代が大量に退職する ………………………………………126    年金を「支える人」と「支えられる人」のアンバランスが広がる ……………127    団塊の世代の退職金で、企業年金が崩壊する? …………………………………128    団塊の技術者の引退で、「ITの2007年問題」が表面化 …………………129    団塊世代の経営者の引退で、終身雇用は完全崩壊 ………………………………130    今後10年で200校が倒産する、教育の2007年問題 ……………………131    日本の人口は今がピーク。超高齢化と少子化のダブル不安 ……………………132    少子高齢化で稼ぎ手も激減。負債は増える一方 …………………………………134  対談 日医総研 前田由美子氏 …………………………………………………………138   財政・国債 ………………………………………………………………………………144    1998年の小渕内閣で加速した、日本の借金体質 ……………………………144    金利が1%上がると、消費税が1%上がる!? ……………………………………146    長期金利が2%を超えると、財政に赤信号 ………………………………………147    緊縮財政、縮小路線が、国債維持のカギ? ………………………………………148    妙な安定の中で、国債が買い支えられていく? …………………………………149    「生活水準維持」のために、すでに国のお金は使われてしまった ……………150    2008年。消費税の本格的な引き上げが始まる ………………………………154    年収500万円で、7000万円の借金。それでも日本は破綻しない!? ……154    国は破綻しなくても、家計は犠牲となって破綻する ……………………………157    2008年までに、自分の身は自分で守る覚悟を決める ………………………159  対談 ドイツ証券会社 武者陵司氏 ……………………………………………………160   マーケット ………………………………………………………………………………166    2008年頃から、日本売りの円安傾向が見えてくる …………………………166    マーケットの信頼に、増税で応える!? ……………………………………………167    「景気の山」の2008年なのに、危機が来る? ………………………………168    富のないものは、危機でますます貧乏に …………………………………………170    アメリカ経済に、不安が見え始めている …………………………………………171    アメリカの住宅バブル崩壊が、世界経済に打撃を与える ………………………172    日本は米国バブルだけでなく、中国バブルの崩壊もこわい ……………………174    このままだと、2008年に日本は破綻してしまうのか? ……………………175  対談 UFJ総合研究所 五十嵐敬喜氏 ………………………………………………178 3章 家計を確実に守るために、「今」やっておくべきこと    ローン、預金、株etc. … 「2008年問題」を生き抜くための資産管理術 183   私たちの家計を確実に守るためには …………………………………………………184    基本は、「借金より、投資より、預金」 …………………………………………184    借金してまで土地や株を持つのは、かえつて危険! ……………………………186    「預金封鎖」が起こる可能性はない ………………………………………………189    考えられる「財産税」復活のシナリオ ……………………………………………192    余裕があるなら、1ドル100円を切ったら、ドルを買う ……………………193    金(ゴールド)を買うなら、子、孫に残すつもりで ……………………………194    マンション投資には、手を出さない! ……………………………………………197    株は、経済が堅調な時が一番儲かる ………………………………………………198    国の借金に協力する「国債」という金融商品 ……………………………………200    「個人年金は安心」という神話(?)を疑ってみる ……………………………201    変額年金保険は、リスクの割に手数料が高い ……………………………………202    為替ヘッジがない外国投信は、目減りの可能性が高い …………………………203    理解できない金融商品には、手を出さない ………………………………………204    「大きく増える」という誘惑で、悲劇が …………………………………………205    大切なのは、借金をつくるより「減らす」こと …………………………………206    大切な資産を守るために、「投資をしない」という選択も ……………………209    リスクは家族内で分散しよう ………………………………………………………211    国は破綻しなくても、ツケは国民に回される ……………………………………214
(Web管理者記)