社会関係
[続・年収300万円時代を生き抜く経済学]
(森永卓郎著)
【続・年収300万円時代を生き抜く経済学】
書籍名:続・年収300万円時代を生き抜く経済学
実践編!給料激減でも豊かに生きるための「新・生活防衛術」
発 行:2003年11月25日 初版1刷発行
著 者:森永卓郎
発行者:加藤寛
発行所:株式会社 光文社
東京都文京区音羽1
振替 00160−3−115347
電話 編集部 03(5395)8172
販売部 03(5395)8114
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メール g-tosho@kobunsha.com
印刷所:萩原印刷
製本所:ナショナル製本
ISBN 4-334-97417-1
【表紙表扉裏より】
森永 卓郎(もりながたくろう)
1957年東京生まれ。
80年、東京大学経済学部経済学科を卒業後、日本専売公社に入社。
日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局、三井情報開発総合研究所を経て、
現在はUFJ総合研究所の経済・社会政策部部長兼主席研究員。
マクロ経済、計量経済、労働経済、教育計画が専門分野。
【目 次】
まえがき 3
1章 年収300万円時代は確実にやって来る 11
○日本経済は暗黒の3年間に突入した 12
○株価が2カ月あまりで急上昇した単純な仕組み 15
○小泉・民営化のまやかしと冷酷非情な「切り捨て」人事 19
○「小泉・構造改革」の本質は弱肉強食社会の実現 26
○不良債権の処理は低賃金層を量産する 28
○金持ちを太らせ、デフレに苦しむ国民を追い詰める税制改革 31
○規制緩和は一部の高所得層と低所得層に二極分化させる 34
○デフレからの脱却チャンスが漬(つぶ)された三つの理由 36
○メガバンクが国有化され、経験したことのない恐慌に襲われる 44
○景気が回復しても、年収300万円時代は確実にやって来る 51
○この悪政に、なぜ誰も立ち上がらないのか 58
○仮に民主党が政権を取ってもシナリオは変わらない 61
○年収300万円でも創意と工夫次第で十分に豊かな生活ができる 64
2章 生活を無理なく見直し豊かに暮らす「知恵と工夫」 69
○限られた収入を効率的に使って、いかに幸福な生活をつかむか 70
【支出を見直そう】
○交渉力次第で住宅ローンの金利は下げられる 71
○住宅口−ン借り換えの際、目先の利益ばかりに囚(とら)われてはいけない 74
〇消費者金融やカードローンも見直せる 77
○保険の安易な解約、掛け替えは逆に損になる 82
○必要以上に掛けすぎている保険をチェックする 87
○失業などで生活苦に陥(おちい)ったら国民年金保険料を減額できる 88
○負担増の社会保険料を減額するウルトラCがある 91
○家賃が下がり、生活物価も下がる郊外的生活に 94
○地方公共団体の家賃補助制度を活用する 96
○公的住宅に住み替える 97
○教育費の見直しは子供の素養を見てから 99
○医療費節約のために、公的医療費補助制度を利用すべき 102
○食費は発想の転換と、ちょっとした手間を掛けるだけで抑えられる 110
○衣料費の見直しは、つまらない見栄を捨てることから 110
○諦(あきら)めてはいけないサラリーマンの節税対策 112
○レジャー費は無限にある割引制度を利用しよう 119
【収入を見直そう】
○小遣い、生活費を補填(ほてん)する方法は無数にある 125
○インターネットを活用した副業で小銭を稼ぐ 126
○妻も働いてダブルインカムが断然得だ 133
○リスクの少ない資産運用の極意とは 134
○「積極的に諦める」生活防衛術 138
3章 心豊かなライフスタイルを模索し実践する人たち 143
○会社のためではなく、自分のための幸せ 144
【ひたすら走り回る都会の生活をオフした半農半ライターという生き方】 145
2001年1月14日 当たり前の自然に囲まれて/
4人家族で年間200万もあればゆうゆう食べていけます/
2002年7月24日 風が吹くと、米の匂いがする/
2002年8月26日 米が穂を出し始めました/
2002年9月28日 秋の農繁期/
2002年11月20日「金はないが、毎日が楽しい」/
2003年7月19日 地元に受け入れられた/
2003年8月20日 日本人としてのアイデンティティー/
2003年8月31日 いま稲の花がまさに咲いています
【新幹線通勤によって実現した一挙両得の快適ライフスタイル】 165
ライフスタイルを変えるためには、必然性が必要/
子供たちのことが特に気がかりだった/
都心では得られないものが手に入った/
一人になれる貴重な空間ができた/
在来線の遠距離通勤でもできること
【年収800万円を捨て、茅葺(かや)き屋根職人に転身した理由】 178
「とにかく金ばっかりではないだろうという思いがあった」/
「自分の命をどう使っていくかと考えたときは、好きなことをしたほうがいい」/
「面倒くさいことをやると、付加価値がついて戻ってくる」/
「自分の仕事に誇りを持っている」
【お金はないけど不安もない老後、信頼できる仲間との共同生活】 190
お金より重要なことは、自分を必要としてくれる場/
取り決めはしないのが、唯一の取り決め/
お金が無いから幸せということもある
○損得だけで動く市場原理を超えたところに、支え合う仲間を持っている 201
4章 本当の幸せとは? 私自身の「年収300万円時代」 205
○日本の政策は、金持ちのサロンで決められている 206
○デフレ不況は、弱い人たちを、私の仲間たちを傷つけている 211
○私の原点 214
○いまにつながる最初の仕事 219
○私の「年収300万円時代」 225
○収入は低いが、自由に溌剌(はつらつ)と生きている人たちとの付き合い 229
○それでも「勝ち組」になりたいあなたへ 231
○最後まで市場原理主義の連中と戦っていくという、ささやかな覚悟 237
○年収300万円でも豊かに暮らす「予算管理とリスク管理」 242
あとがき 251
(Web管理者記)