社会関係
[関東大震災・虐殺の記憶]
(姜徳相著)
関東大震災 1923年9月1日午前11時58分44秒 マグニチュード7.9
【関東大震災・虐殺の記憶】
書籍名:[新版]関東大震災・虐殺の記憶 青丘文化叢書−9
発 行:2003年9月1日 初版発行
著 者:姜徳相
発行者:金英鍾
発行所:青丘文化社
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-42-13 東広ビル
tel.03-5286-0806 fax.03-5286-0810
印 刷:東洋経済印刷株式会社
ISBN ISBN 4-87924-088-5 C0036
価 格:¥2700E
【表紙裏扉裏より】
姜徳相(カン・ドクサン)
1932年 韓国慶尚南道に生まれる。
早稲田大学文学部史学科卒業、
明治大学大学院文学研究科史学専攻
東洋史専修博士課程修了。
一橋大学教授を経て、滋賀県立大学名誉教授。
主な著書
『関東大震災』(中公新書)
『朝鮮独立運動の群像』(青木書店)
『朝鮮人学徒出陣』(岩波書店)
『現代史資料』朝鮮1−6 (編・みすず書房)
『朝鮮独立運動の血史』(訳・平凡社東洋文庫)
『呂運亨評伝 朝鮮三・一独立運動』(新幹社)
ほかに論文多数。
【目 次】
新版の出版にあたって ――――――――――――――――――――――― 003
まえがき(旧版=1975年) ――――――――――――――――――――― 006
はじめに ――――――――――――――――――――――――――――― 013
第1章 戒厳令の発布 ――――――――――――――――――――――― 019
大臣たちの対応/
警視総監の行動/
治安トリオの動き
戒厳令・方針の時期/
軍当局の動き/
出兵要求から戒厳令施行へ
戒厳令の″名分″/
戒厳令の出兵
第2章 流言の発生 ―――――――――――――――――――――――― 045
流言の発生源/
東京の場合/
横浜の場合/
流言の種類
朝鮮人差別観について/
官憲グループの敵視政策
特高内鮮係/
流言の発生/
青年団への働きかけ
第3章 流言の伝播工作 ―――――――――――――――――――――― 081
「治安維持に責任がもてない」/
市民側の動き/
権力の指揮下に
官憲と流言/
市内の通信機閑/
流言、全国に拡大
策4章 軍隊の出動 ―――――――――――――――――――――――― 099
朝鮮人殺害の主犯/
野重砲第一連隊/
騎兵第一五連隊
亀戸周辺/
其他諸部隊の場合/
軍警一致
第5章 自警団の動き ――――――――――――――――――――――― 133
自警団の成立/
在郷軍人の役割/
官憲の指令があった
″民兵″の朝鮮人狩り/
自警団の殺害方法
第6章 朝鮮人総検束 ――――――――――――――――――――――― 163
戒厳軍本来の任務/
「不逞」か「良民」かの選別/
すさまじい検束
検束者の運命/
「良鮮人」のみ保護/
収容朝鮮人の強制使役
第7章 習志野収容所へ ―――――――――――――――――――――― 193
連行/
入所者数の誤差/
「払い下げ」殺害/
なぜ虐殺は起きたのか
第8章 犠牲者調査 ―――――――――――――――――――――――― 225
官庁統計について/
五つの調査統計
第9章 自警団の検挙 ――――――――――――――――――――――― 239
自警団の「活躍ぶり」/
在郷軍人会への注意事項
自警団の蛮行/
「下層細民」が犯人/
奇妙な裁判
第10章 社会主義者の問題 ――――――――――――――――――――― 259
社会主義者の登場/
朝鮮人の背後に社会主義者
いくつかの視角/
社会主義者の自警団参加
真相究明を怠る社会主義者
おわりに ――――――――――――――――――――――――――――― 283
別表・朝鮮人殺害場所および人数 ―――――――――――――――――― 288
参考資料 ――――――――――――――――――――――――――――― 294
(Web管理者記)