人権とマイノリティ2008年春学期 レポートテーマ
別紙は、犯罪対策閣僚会議の「犯罪に強い社会の実現のための行動計画」の概要である。しかし、この計画が前提としている「治安の悪化」は、実際には統計的な実態としては存在していない。
そうであるにも関わらず、このような政府方針が出ることについて、犯罪学の観点から批判的に分析し、国、政府が、本当に強化したいと思っていることは何か、その中で誰を管理すべきマイノリティとして捉えているか、などを考察しなさい。
要項
A4 2-4枚程度
提出期限 7月10日(木)講義
参考書籍紹介
ジョック・ヤング「排除型社会―後期近代における犯罪・雇用・差異」洛北出版
浜井浩一・芹沢一也「犯罪不安社会 誰もが「不審者」?」光文社新書
外国人差別ウォッチネットワーク編「外国人包囲網」現代人文社
外国人差別ウォッチネットワーク編「外国人包囲網2」現代人文社
ハワード・S・ベッカー「アウトサイダーズ」新泉社
鮎川 潤「少年非行の社会学」世界思想社