高岡市>平成9年度使用中学校教科書改訂についての陳情~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

子供たちの未来を語る会
代表、住所等 (略)
 《件名》
文部省検定済み平成9年度使用中学校教科書改訂についての陳情
 《陳情事情》
 平成9年4月から使用される予定の中学校社会科歴史分やにおける文部省検定済み教
科書7冊すべてに、「慰安婦」問題をはじめとして事実を歪曲し、ことさらに自国の
歴史を誹謗する様な、史実と相違する記述が多く認められることは、明らかに「学校
教育法」第38条並びに「教育図書検定基準」(社会科)の検定に反し、且つ自国を大
切に思う子供を育む公教育にそぐわないものと思われるので、政府文部省において早
急に検定済み教科書の再点検を行い、日本人として生きる事に誇りをもてる内容に改
訂することを、内閣総理大臣及び、文部大臣宛に意見書を提出されることを高岡市議
会で決議されますよう陳情申し上げます。
 《理由》
 文部省の「義務教育諸学校教科図書検定基準」(平成元年4月告示)には、各科共
通の条件としてその正確性を求め、
(1)図書の内容に誤りや不正確なところ、相互に矛盾しているところはないこと。
(2)図書の内容に、児童、生徒がその意味を理解するのに困難であったり、誤解し
たりするおそれのある表現はないこと。
また、「社会科」の条件としては、
(3)未確定な時事的事象について断定的に記述しているところはないこと。
(4)著作物、資料など引用する場合には、評価の定まったものや信頼性の高いもの
を用いること。
と定めている。
ところが、来る平成9年4月から使用される予定の中学校歴史教科書には、上記の検定
基準に照らせば、7社、7冊の教科書のすべてに、「慰安婦」問題をはじめ明らかに事
実と相違し、あるいは評価がいまだに定まらず、信頼度の極めて低い記述のあるとこ
ろが、歴史の専門家ほか多くの識者たちにより、具体的かつ客観的事実を基に数多く
指摘されているところである。とりわけ「慰安婦」の記述は、生徒たちがその意味を
理解するのに困難であったり、誤解するおそれのあることが充分に認められ、教育上
むしろ有害であると言っても過言ではない。
 ついては、文部大臣が「教育用図書検定規則」第13条の定めにより、各発行者に対
して所要の訂正の申請を、速やかに勧告するよう、地方自治方第99条第2項の規定に
基づき、国に対して意見書を提出してくださるよう陳情申し上げます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~