「つくる会」歴史・公民教科書を採択しないよう求める意見書の文例 参考のために、いろいろな人の要請文を紹介したいと思います。 あなたの作った要請文もピース・ニュースまでお知らせ下さい。このページで紹介いたします。 下記は、字体、文字の大きさなど、なるべく要請者のオリジナルな形を生かして掲載しています。 |
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文例1 |
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大田原市教育委員会の皆様へ 読売新聞報道によれば貴委員会13日の会議で「つくる会」教科書の採択を予定されているとの事。「つくる会」教科書の採択だけは辞めていただきたく思いFAXさせていただきました。 教科書は次世代の人間を作るものですから、教科書採択は大田原市一市の問題にとどまりません。 「つくる会」教科書は都合の悪い事実はなかったことするなどして歴史を偽っている等の問題が多く、アジア世界では大きな批判の対象になっています。このようなものを次世代の人間つくりの教科書にすれば、未来の日本はアジアの孤児となるでしょう。 アジアの人々と手を携えて平和に生きていく次世代の人間を作り出すことこそが先に生まれた私たちの仕事だと思います。 そのために、「つくる会」教科書の採択だけはしないようにしてください。 東京都○区○丁目 ○△○子 |
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文例2 |
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○○市教育委員会 委員殿 教科書採択にあたり私は下記の理由で扶桑社の歴史、公民教科書を採択しないよう求めます。 1.扶桑社は検定審査中に違法な宣伝行為を行っています。 扶桑社は教科書の検定審査中の2004年末から、全国各地で「白表紙本」と言われる申請用教科書を教育委員会関係者(教育長・教育委員長・教育委員・社会科担当の指導主事)に手渡し宣伝しています。 この行為は文科省が定めた「検定結果が出るまで申請本の内容や検定経過を公表しない」という教科用図書検定規則の実施細則に違反しています。この問題をめぐり既にいくつかの告発が公正取引委員会に対してなされています。 検定過程において出版社が違法行為を行った教科書を教育の場に持ち込むことは、教育上極めて重大な問題であると考えます。 2.扶桑社歴史教科書は歴史事実を教えず過去の戦争と植民地支配を賛美し、検定基準違反です。 扶桑社歴史教科書では歴史的事実ではない神話を事実と混同しやすい形で載せています。また天皇制と大日本帝国憲法、日本の過去の侵略戦争を賛美し、植民地支配を正当化しています。また南京大虐殺、強制連行、従軍慰安婦など戦争の悲惨な事実を認識させないなど、徹底した国粋主義・戦争賛美の見解から「歴史」を描いた内容となっています。 こうした内容は、教科書検定基準の近隣諸国条項「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」にも違反しています。 3.扶桑社公民教科書は憲法を教えず大日本帝国憲法と改憲を宣伝する憲法違反の教科書です。 扶桑社公民教科書は大日本帝国憲法を積極評価し、憲法についてはその意義を教えず「改憲」の動きをことさら強調しています。扶桑社以外の各社の公民教科書がいずれも、国民主権と基本的人権、平和の意義、つまり憲法の基本を教え、主権者としての個人に必要な社会の仕組みの基本を教えているのとは大違いです。 扶桑社の公民教科書の内容は公務員の憲法擁護の義務を定めた憲法99条に抵触します。特定の偏った政治的見解・思想を宣伝する扶桑社公民は教科書と呼べるものではありません。 神奈川県○○市 △△×夫 |
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