松沢神奈川県知事への抗議文 |
ワシントンでの講演内容に抗議します |
11月5日にアメリカで行った松沢神奈川県知事の講演・発言への抗議文です 11月9日に松沢神奈川県知事宛て送りました |
神奈川県知事 松沢成文殿 | |
ワシントンでの講演内容に抗議します |
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本日11月8日、沖縄では宜野湾市海浜公園で「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」が開催され、2.1万人の人々が結集して辺野古への新基地建設反対と県内移設反対の強い意思を改めて示しました。この行動は、毎日新聞が示したような、辺野古新基地建設反対67%、普天間移設に関して鳩山由紀夫首相はどうすべきかについて「県外か国外への移設を目指して米国と交渉すべきだ」との回答70%、という沖縄県民の圧倒的世論を背景にしています。また全国各地でこの沖縄県民の行動に連帯する大小無数の集会や行動が行われました。 多くの沖縄県民・日本国民が、このような行動を準備しているその最中の11月5日、米軍基地を抱える都道県でつくる渉外知事会会長として訪米した松沢知事は、ワシントン市内で行われた講演で普天間基地の移設問題について「県外、国外の移設は不可能で、嘉手納統合も極めて難しい。今の辺野古でしか解決策はない」と発言し、鳩山政権は日米合意通りに名護市辺野古への移設を実施すべきだとの考えを示したと報道されています。 さらに、「時間をかけるうちに沖縄県民世論が反対になれば、辺野古案までつぶれ、普天間移設が宙に浮いてしまう。」との発言も有ったと報道されています。 これが事実だとすれば、私たちは、これに断固抗議します。 沖縄県民の「反対」という世論は、既に示されています。 米軍基地による被害・負担を最も集中的に受けている、沖縄県民の悲痛な叫びに耳を傾けることが出来ずに、どうして、在日米軍基地による諸問題を解決することが出来るでしょうか? 沖縄に負担を押し付け続けることが、松沢知事の基地問題解決策なのでしょうか? しかも、神奈川県知事の立場で沖縄県民・全国民・政府の頭越しに、米国にまで行ってこの様な発言をするとは、いったいどういう考えか、憤りの念を隠しえません。これからの沖縄の命運がかかるとの意気込みで開かれた沖縄県民大会でも知事の発言に、怒りの声が上がったと伝え聞いています。 私たちは、発言を撤回することを要求します。そして、沖縄県民の思いを踏みにじるような発言をしたことについて謝罪を求めます。 |
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2009年11月8日 11・8 沖縄県民大会に連帯して ピース・ニュース連帯集会参加者一同 |