判事はシエラさんに伝えた。「あなたは決心をしなければならない」。2001.12.6

Erick　Eyre　記者

カナワ巡回裁判所のジェームス・スタッキー判事は水曜日、ケイティ・シエラさんにソシンビル高校での彼女の安全を保障できないと伝えた。

スタッキー判事は、シエラさんが学校において更なる非難を受けることを覚悟すべきだと言った。彼はまたシエラさんにたいして、カナワ郡のほかの高校への転校をアレンジすることも提案した。

スタッキー判事は水曜日、シエラさんと彼女の母親との法廷での面談で次のように言った。「私は個人的には［カナワ郡の］他の学校はもっと雑多でいろいろな見方があり、そこへ行けば、ちょっとしたスキマでシエラさんが適合できると信じています」と。

ケイティ・シエラさんhttp://www.illegalvoices.org/katiesierraより

　カナワの教育委員会の弁護士であるギャリー・プリンは、シエラさんがソシンビル高校へ戻れば歓迎されるだろうと言った。
「彼女はソシンビルで、他の全ての生徒と同じように全く安全だ」とプリンは述べた。

　スタッキー判事は、「彼女はソシンビル高校のほかの生徒とは違う。彼女はケイティ・シエラだ」と応じた。

　先月、シエラさんは反政府クラブをスタートさせようとし、アフガニスタンへの米軍の行動に反対する手書きのメッセージを書いたＴシャツを着たために停学処分を受けた後、教育委員会を訴えた。

　シエラさんはＴシャツを着用する事とクラブを開始することを要求している。彼女はまた生徒記録から「停学」という記録を撤回することを要求している。

　１１月２日、スタッキー判事はシエラさんの予備的な執行命令の訴えを棄却した。しかし彼女の訴訟はまだ保留されている。水曜日、スタッキー判事は小陪審を６月２４日にすると定めた。

　２週間前に少女の母親は、彼女を安全上の心配があるため、シソンビル高校から引き抜いた。シエラさんは現在、ほとんどの勉強を家でおこなっており、代わりの手段として、ソシンビルの夜間クラスに出席している。

　スケジュールを決める打ち合わせの前に、シエラさんはスタッキー判事に「私はもう友達がいません」と告げた。母親は「この問題については、彼女はうまく対処できていない」とスタッキー判事に告げた。

ねえちゃん！誰にも俺の戦争にけちをつけさせねーぞ

自由の国のケイティ･シエラ（Latffによる漫画）

　シエラさんは、夜間学校のプログラムに出席するとき、他の生徒たちが彼女の名を呼び続け、彼女を脅している、と言った。他の生徒達は彼女を「馬鹿」と呼ぶと彼女は言っている。

　「あなたはそれを聞かなければなりません。あなたは自分自身をそういう場所に持っていってしまったのですから。この問題が私のところに来たときには、爆発的な状態になった。」とスタッキー判事は彼女に告げた。

　「私は黒い腕章をつけた人が本当に恐ろしい」。シエラさんは水曜日、法廷に訴えた。

　スタッキー判事はこう答えた。「我々は他の人々の脳をコントロールできない。他の人々が考えることをコントロールできない。ソシンビルであなたに何が起こったのか私は知らない。明朝、あなたがソシンビルに帰ったときに何が起こるか、私は知らない。今日の午後、３時にあなたがショッピングセンターに踏み込んだとき何が起こるか、私はしらない。」。
「私の質問は、私達が何をすべきかということです。私はソシンビル高校を、あなたが言うようなやり方で、皆の考えを変えさせることで、安全にすることはできない。」。

　シエラさんはまた、生徒達が彼女を襲撃し、彼女をロッカーに押し込み背中をひじで小突くとを訴えた。

　ソシンビル高校のフォレスト・マン校長は2度にわたって学校集会で生徒達に、誰にたいしてもしつこい嫌がらせをしないよう話をした。彼は学校を安全に保つと誓約した。

　「シエラさんがかつて襲撃されたという信頼できる証拠のかけらもない。」とプリンは言った。「彼女がソシンビル高校に戻ったとき、彼女が襲撃されると信ずる理由はない」と。

　シエラさんの弁護士であるロジャー・フォーマンはスタッキー判事に対して、シエラさんへの攻撃者と言われて、特定された、ソシンビル高校の生徒からのメモを示した。
　
　「あなたは７人を除いて、全ての人から憎まれることがどんなことか分からないでしょう。」とシエラさんは言った。

　スタッキー判事はシエラさんと学校当局に同情していると言った。彼は、シエラさんに全てのシソンビルの生徒と両親を「大きなハケ」で塗りたくってしまわない（一緒くたにしてしまわない）ように警告した。

　スタッキー判事は言う。「私はあなたに教育を受けられるようにしたい。あなたが人生においてなれると同じように幸福にしたい。しかしあなた決心しなければなりません。」

　シエラさんと母親はオハイオにあるクエーカー教徒寄宿学校を訪ねる予定である。シエラはさんはポーランドにあるアナキストにより運営される高校に通うよう招待されているとも語っている。

Erick　Eyreに連絡するにはｅメールか348-5194で。

自由の国のケイティ･シエラ（Latffによる漫画）