アフガン攻撃に反対する女子高生が停学処分
11月1日(木)、高校2年の女子高生に対し、反政府クラブを結成したり、アメリカのアフガニスタン爆撃に反対するスローガンを書いたTシャツを着用してはならない、という判決が言い渡された。
学生による反政府クラブに判決下る
[ウエストバージニア州チャールストン(AP通信)]
11月1日、高校2年の女子高生に対し学校を混乱させるものとして反政府クラブを結成したり、アメリカのアフガニスタン爆撃に反対するメッセージを書いたTシャツを着用することを禁じる判決を下した。
このシソンビル高校の女子高生、ケイティ・シエラさん(15)は反政府クラブを広めようとしたとの理由で3日間の停学処分を受けた。同時に彼女は「死んだり、死にかかっているアフガンの子供達をテレビで見て、私は国家安全保障が新しい意味を持っているのを感じました。神よ、アメリカに恵みを!」というメッセージを書いたTシャツを着てはならない、と申し渡されたのであった。
母親と連名で起こした提訴で、シエラさんは発言の自由が否定されたと訴えた。
巡回裁判所のジェームズ・スタッキー判事は判決の中で、「発言の自由という権利は"神聖"なものだが、その権利は学校教育を混乱させないことという制限を受けるものである」と述べた。
シエラさんは、論争を続けると訴えている。「私は戦争に反対です。私はアフガニスタンを支持しているわけではありません。アメリカがアフガニスタンに行っていることは彼らがアメリカに対して行ったことと同じく悪いことだし、止めなければなりません。」と彼女は語る。
カナワ郡の教育委員会のジェームズ・ウイズロー弁護士は「反政府クラブは学生に自分達の学校が安全な場所ではなくなったと感じさせることになるから望ましくない」とし、さらに「反政府は皆が学校に存在しているものと信じている規律と対極にあるものだ」と処分理由を述べている。
シエラさんの弁護士ロジャー・フオアマン氏はシエラさんが「自分の意見を表明したということで処分を受けている」と語った。
シソンヴィルの生徒が反政府クラブの組織を禁じられる
カナワ郡の裁判官は,15歳の女子高生に対し学校で反政府クラブを組織することを禁じるとの裁決を行った。ジェームズ・スタッキー裁判官は,11月1日,シソンヴィル高校の二年生,ケーティー・シエラさんによって提出されていた仮処分の軽減を求めた請願を棄却した。
シエラさんの申立ては,シエラさんに憲法上の権利を与えず,彼女を公の場で非難し,教育を受ける機会を奪うものであるとして,学校の職員たちを告訴するものだった。
シエラさんと彼女の母親は,郡の教育委員会を相手取ってカナワ郡巡回裁判所で10月30日に告訴した。
シエラさんが望んでいるのは反政府クラブを組織し,アメリカのアフガニスタンに対する攻撃に反対する手書きのメッセージ入りTシャツを着用する権利である。
同校校長のフォレストマン氏は、「シエラはクラブを組織してはならないという警告を無視したので,停学処分にした」と言う。 「生徒たちが反政府主義によって学校が悪に支配されると考える恐れがあります」。
スタッキー裁判官は,「言論の自由の権利が神聖であることを認める一方で,それによって教育プロセスが妨害されてはならない」と言う。
シエラさんは,「判決は理解していますが、あきらめてはいません」と言っている。
――13 News記者エイプリル・カウル。
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