米軍再編の狙いと各地での反対運動 (2/6)

- 我々は何をすべきか -


この記事は2005.12.8に行われたピース・ニュース学習会での資料と議論をもとにまとめたものです



 [目次]

 1. 辺野古での基地建設阻止の闘いと「中間報告」
   (1) 辺野古での海上基地建設阻止の闘いの経緯
  
(2) 「中間報告」の内容
 2.中間報告の狙いと背景
 3.各地での反対運動
   (1) 自治体など
   (2) 政党
  (3) 労働運動など
   (4) 反戦平和・反基地運動
 4.我々は何をすべきか
 

 (2)中間報告の内容
 a) 辺野古への海兵隊新航空基地建設、シュワブ沿岸部を軍港化 − 北部一大基地コンプレックス化

・キャンプ・シュワブの海岸線の区域とこれに近接する大浦湾の水域を結ぶL字型に普天間代替施設を設置する。

・キャンプ・シュワブ内陸上に建設することで住民の阻止行動の封じ込めを狙う。

・1500mのヘリ基地から1800mの固定翼機使用可能な航空基地へ格上げ

・格納庫、整備施設、燃料補給用の桟橋及び関連設備、並びに新たな施設の運用上必要なその他の航空支援活動は、代替施設のうち大浦湾内に建設される予定の区域に置かれる。

・辺野古湾側にも大浦湾側にも埋め立てが必要。辺野古湾リーフ(ジュゴンの藻場)、大浦湾(魚の宝庫)ともに決定的な打撃を与える。飛行コースは市街地に差し掛かり、騒音・墜落の危険。

 b) キャンプ座間を米の「対テロ戦争」司令部に。 陸上自衛隊司令部との連携強化。



・キャンプ座間に米第1軍団司令部を移転

・機動運用部隊や専門部隊を一元的に運用する陸上自衛隊中央即応集団司令部をキャンプ座間に設置。

日米の海外展開陸軍司令部の連携を強化する。

・キャンプ座間及び相模総合補給廠のより効果的かつ効率的な使用。





 c) 横田基地を日米のミサイル防衛の指令部に。

在日米軍司令部は、横田飛行場に共同統合運用調整所を設置

航空自衛隊航空総隊司令部及び関連部隊を、横田基地の米第5空軍司令部と併置。

・航空自衛隊航空総隊司令部及び関連部隊を、横田基地の米第5空軍司令部と併置。

・防空及びミサイル防衛の司令部組織間の連携強化