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米軍機の機体一部が落下!人口密集地の厚木基地近く 原因究明も不十分なまま飛行再開に周辺住民・自治体は怒りの声 |
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「また起きたか」という感覚だが、死者・けが人が出なくて本当に幸いだったと思う。 2月8日午後3時20分頃、神奈川県の厚木基地のそば大和市上草柳の県道に、米軍機(ジェット電子戦機EA6Bプラウラー)の機体の一部が落下するという事故が発生した。 |
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写真は神奈川新聞より |
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最も大きな落下物は、218cm×107cmもの大きさのパネル状のもので、当たれば人が死んでもおかしくない。落ちた場所が、普段から渋滞もするほど交通量が多く歩行者もある道路上で、実際に走行中の自動車に衝突した。大和市民や綾瀬市民なら皆が良く知る道路で、私もよく使うまったく身近な場所である。爆音ばかりでなく、こんな落下物まで降ってくるなんてまったく恐ろしい。 |
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写真は朝日新聞より |
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周辺で他にも34点の落下物が見つかっているが、県道となりの相鉄線の線路にも落下物があった可能性もあるのだが、相模鉄道は事故を報道で知ったとしている。鉄道事故が発生しなかったのも幸運だった。 こういった事故は、何度も何度も繰返されている。昨年2月20日のピース・ニュースの街頭行動ビラでも寒川町で起きた落下物事故に抗議したばかりである。米軍は、地上に住むものを虫けらとしか見ていないのであろう。 綾瀬市長は「対策が講じられるまでの間、全ての飛行活動を停止するよう強く求める」と怒りの声をあげた。しかし、米軍は、2月11日には、事故機と同型機の飛行を再開させた。事故原因の究明公表も十分なされないままの飛行再開に、大和市長が「甚だ遺憾」との抗議コメントを発している。 そもそも、人口密集地に存在する厚木基地そのものが危険である。「世界一危険」とされる普天間にならぶほどの危険性が示された事故といえる。厚木基地の撤去の声を盛り上げていかなければいけないと思う。 |
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T.S | |
[資料] ●「あわや大惨事」自治体、住民憤り 神奈川新聞(2012.2.9) ●米軍機の部品落下 車直撃 けが人なし 神奈川新聞(2012.2.9) ●納得のいく説明なく 不信感 神奈川新聞(2012.2.12) |
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落下事故現場付近(写真は2010年の5・23大和集会でのデモ行進の一コマ) |
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