[参加者の感想] ●天気予報どおり、当日は朝から強い雨で、ときおり風で雨が横なぐりに吹き付ける厳しいものでした。予定よりちょっと早めに1時過ぎに通りへ出ると、皆同じように待機していたようで、通りは一瞬にして人で埋まり繋がりました。 「ワジワジ、わじわじ、激怒」と書いたプラカードを胸から下げていた人がいたので、「どういう意味ですか?」と問いかけると、怒りで「煮えくりかえっている」ことだと教えてくれました。「わじわじ」という何となく柔らかい語感と違って、沖縄の人たちが実は激しい怒りに燃えているのだということを、実感しました。 2時間たらずのわずかな時間でしたが、東京から来た人、長野から来た人、沖縄の人が冷たい雨の中でお互いの手の温かみを感じながら、すぐにうちとけて「基地はどこにもいらない」という思いを共感できました。(KA) |
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「ワジワジ」と書いたプラカードを持ってきた人 |
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●前日からの風雨が収まる気配がなく、暴風雨警報まで出ていると聞いてどうなることかと思っていたのですが、「雨にも風にも負けないで包囲行動を貫徹しよう」との呼びかけが聞こえ、沖縄の行動はすごいなと感じました。 1回目の包囲は完全ではなかったようで、移動してくださいとの指示。私たちは約500m移動して2回目の包囲に備えました。 沖縄では1回目ダメでも近所から人々が駆けつけて、成功するのだという話を聞いていたのですが、なんと2回目の直前に、近所に住んでいるという女性が参加してきたので、またまた驚きでした。とにかく"本土"と違って、"住民全員による"包囲行動なのだという感想を持ちました。(MT) |
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予定の時刻にはあっという間に列ができた |
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●16日は朝から猛烈な雨で、普天間基地包囲行動の支度にバタバタと走り回りました。雨合羽に雨ズボン、ズボンはまくって足元はビーチサンダル姿になって準備を整えました。行動には最悪の天候。 あまりにひどい嵐だから人は集まるのだろうか・・・と心配していましたが、指定の配置につき始めると、続々と人が集まってきました。いつの間にか、周辺は人でいっぱい。1度目の包囲では、人が手薄な部分が発生したようで、500メートル以上の緊急移動が司令されて急いで移動したりしました。 2度目、3度目となるにしたがって、付近の家々からますます人出があったようです。普天間包囲完全に成功です。沖縄の人々たちは本当にすごいなと思いました。 猛烈な嵐の中で手をつないで叫んだ「基地はいらない!米軍基地は出て行け!」は、猛烈な達成感、わすれられない行動になりました。(T.S) |
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子供も小さなカッパ姿で参加 |
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●沖縄の基地を巡りまず感じたことは、「海がなんて青いのか」、それとは対象的に至る所に「基地」という威圧感にあふれていて、訪れる前の自然豊かな島の印象が一気に「基地島」へと変身した。 北部に行くにつれ基地ばかりが目立ち、民家はまるで米軍に間借りしているかのようひっそりと佇んでいた。その違和感は、基地内の立派な建物や、政府の振興策による建物がそびえ立ち民家を気負しているからだと分かった。 今回、“沖縄の想い”を肌で感じたいと意気込んでいたが、本当の現地の人の戦いは思っていたより遥かに長く重たいものだと痛感した。(R.O) |
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鎖は見事に成功! |
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基地を大きくとり囲んで延々と繋がる鎖 |
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(2010.05.20) |