以下は「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」の抗議声明です。 ◆抗議声明 私たち「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」は、所定の手続きにのっとり申請した10月10日新宿ど真ん中デモのコース内容を、私たち主催者があずかり知らぬところで勝手に変更されたことに怒りをこめてここに抗議します。 東京都公安条例(集会、集団行進及び集団示威運動に関する条例)に基づくデモの届け出制は、それ自体が、憲法21条の保障する「表現の自由」に反する不当なものです。その条例においてすら、「第三条 公安委員会は、前条の規定による申請があつたときは、集会、集団行進又は集団示威運動の実施が公共の安寧を保持する上に直接危険を及ぼすと明らかに認められる場合の外は、これを許可しなければならない。」としています。 今回私たちが申請したデモコースは、すべてがデモ隊の通過が十分に可能なコースであり、工事中で通れないといった特別な物理的事情もなく妥当なコースであったことは、申請をうけつけたさいの警視庁警備課との話し合いの中でも明らかです。 しかも今回は、デモコースのみならず集合出発場所まで勝手に変えられているのです。開催のわずか2日前に場所を変えられたことで私たちは対応に追われています。当日も想定外の混乱が予想されます。アルタ前広場はこのデモの集合場所としてすでに定着しています。今回のデモ出発地の変更はとても許されるものではありません。 東京都公安委員会は、公安都条例第三条の4「デモを不許可にした場合はその旨を詳細な理由をつけて、すみやかに東京都議会に報告」する義務があります。私たちのデモに不都合があるというなら、東京都公安委員会は、不許可にしてその理由と法的根拠を明確に示すのが筋でしょう。ところが今回、東京都公安委員会は、私たち主催者があずかり知らぬところで、デモコースおよび集合出発場所を変更したことになります。 日本国憲法第21条は「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」としています。私たちは、憲法をもっとも遵守し遂行すべき行政機関による今回のデモコース変更につよく抗議します。なぜこのようなことが起こったのか、その法的根拠を示した上で明らかにするよう求めます。 2010年10月8日 沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会 |