普天間基地の即刻撤去!
辺野古新基地建設やめさせよう!

沖縄にも、神奈川にも、どこにも基地はいらない

本記事は12月20日ピース・ニュースの定例街頭宣伝行動で撒いたビラ内容です

 ●移設なしで撤去は可能だ! ー 海兵隊グアム移転は米側の都合



世界一危険といわれる普天間基地

 日米政府はこれまで、沖縄に海兵隊実戦部隊が残るので普天間基地の代替施設が必要だと主張してきました。

しかし米軍が作成したグアム統合軍事開発計画の環境アセスでは、沖縄の海兵隊は実戦部隊を含めてほとんどそっくりグアムへ移転する計画である、ということが宜野湾市の伊波市長らの調査で最近明らかになりました※。

米は効率化を目指す米軍再編でグアムへ海兵隊全体を移転させる計画をしながら、沖縄に日本の金で最新鋭の基地を確保し、グアムへの移転費用も日本に出させるために「沖縄県民の負担軽減」などともっともらしい理由をつけていたのです。

12/11宜野湾市HP参照


●「日米合意」は変えられる

 大手マスコミはいい加減なウソを垂れ流しています。政権交代で「日米合意」を守らないのは「同盟関係の危機」だなどと大量宣伝しています。

しかしオバマ大統領自身が、ブッシュ政権時代の約束であるチェコ、ポーランドへのミサイル防衛システムの配備を中止しています。

米軍再編合意にあるキャンプ座間への米第1軍団の移転は前方司令部の小規模な形で終わることが明らかにされています(12/9付け東京新聞)。

合意はパッケージだから一部を変えると全体が狂うと主張している米自身が、自分の都合で勝手に合意内容を変えているのです。合意は変えられるのです。

まして国民の圧倒的な支持で政権交代し自公政権が崩壊した今、前政権が結んだ「合意」が変わるのはむしろ当然です。鳩山首相は「対等な日米関係」を言うなら、「日米合意」を廃棄して普天間基地撤去の交渉に入るべきです。



12/9付け東京新聞
 
●民主党政権に基地撤去の声を突きつけていこう
 
 アメリカ自身が中国と協調関係を重視し北朝鮮とも対話路線を重視する方向へ転換を始めています。

 中国や北朝鮮の脅威を煽って米軍を日本に貼り付け自衛隊と一体化して軍事力強化を図るような考え方は時代錯誤です。

 米軍再編費用・思いやり予算・防衛費を大幅に削減して、アジア共同体との協調関係を重視する方向へ向けて、民主党に国民の声をつき付けていきましょう。
(2009.12.19)


 市の中止要請・市民の抗議を無視

 焼夷弾爆破強行を糾弾する


●爆発音が周囲3キロに

 12月4日午後4時、相模補給廠内から突然、ものすごい爆発音が響きました。その音は周囲3キロまでおよび、近くのマンションや病院では窓ガラスが振動し、食器棚の中のものも移動するほどで、周辺の住民は驚いて外に飛び出しました。

●米軍が戦時中投下した不発弾

 原因は、焼夷弾の不発弾を米軍が爆破処理したものです。補給廠内の戦闘指揮訓練センターの建設工事現場から大量の不発弾が見つかったのです。

戦時中に米軍が投下した不発弾を集めて違法に埋めていたものです。それを市や周辺住民に一切周知することなく、爆破処理を行ったものです。

万が一のことも想定して万全な処理をすべきであるのに、このような住民の安全を無視したやり方は許せません。

米軍相模総合補給廠

轟音と共に黒煙を上げる焼夷弾爆破(12/7)




●市民の抗議も無視して爆破継続―日本は米軍の占領下なのか!

 更に、もっと許されないのは、4日の爆破に抗議して、中止要請をした市や市民の声を無視して、12月7日に爆破作業を5回も強行したことです。

市や住民からの抗議に対して話し合いどころか十分な説明もせず、作業を強行するということはどういうことでしょうか?−市や住民は話合いの対象ではない、米軍のやり方に口を挟むことは許さない−米軍はイラクやアフガニスタンと同様に日本も植民地として占領支配している、やりたい放題ができる、という傲慢な姿勢であることをはっきり示しました。



「爆破」抗議と中止を申し入れる市民団体(12/7)
●ゴルフボール飛出しも根絶していない

 キャンプ座間からのゴルフボール飛出しも、市や住民からの再三の申し入れにもかかわらず、十分な対策がとられず、まだ飛び出しは続いています。

 昨年5月には子供の顔に当たる被害も出ています。同10月には幼稚園児のすぐそばに落ちる事件も起きています。ゴルフボールの直撃を受ければ死者が出る可能性もあります。

 そうしたことが起きなければまともな対策はとらないのでしょうか。このような米軍の姿勢は絶対に許されるものではありません。

 沖縄にも、神奈川にも、どこにも基地はいらない!という声を民主党政権に突きつけていきましょう。
(2009.12.19)