―キャンプ座間―

ボールが校舎屋根を直撃!
キャンプ座間のゴルフ場は閉鎖して返還を!

この記事は2009.2.28のキャンプ座間強化反対を訴える街頭宣伝でまいたビラの内容です。

もういい加減にして!

 今月21日に、キャンプ座間のゴルフ場から相武台中学校にまたしてもゴルフボールが飛び込んできました。校庭にあるプレハブ平屋の天井付近に落下したもようで、物音に気付いた部活動の顧問教諭が確認してみるとボール一個が発見されたということです。幸い生徒らへの被害は発生しなかったようです。

 昨年4月からの同中学校へのゴルフボール飛び込みはカウントされたものだけで81件となりました。もういい加減にしてくれ!と言わなければなりません。
キャンプ座間内のゴルフ場からのゴルフボール飛び出しはずっと続いており、
実際に小学生が怪我をするなど大変危険な状態です。
ピース・ニュースではこの問題をずっと批判し続けてきました。
キャンプ座間のゴルフ場は即刻閉鎖して返還を!
ゴルフボールの飛び出し止まず!
小6男の子が顔にけが


市民の声を無視するな!

 21日のゴルフボール飛び込み事件が発生する前から、市民は何度もこの問題について告発、抗議、批判をしてきました。1月には、相武台中学校のPTA役員が相模原市に対して、ゴルフ場の営業中止を求める抗議・申し入れを行っています。

 "キャンプ座間への米陸軍第1軍団の移駐を歓迎しない会"は、実態告発のためのゴルフ場監視行動を行ってきています。17日にも監視行動が行われたばかりです。

 相模原市議会は6日、米軍や政府などに対し、抜本的な再発防止策を求める決議を全会一致で可決しています。わたしたちもこの街頭で抗議のチラシを何度も撒いてきました。そんな中での今回の事件です。このゴルフ場は即刻営業停止されるべきです。


「対策」直後の飛び出し

 
 キャンプ座間の米軍は、18日から暫定措置として5番ホールのティーグラウンドの位置を高台から低地に移し、クラブの使用に新たな制限をもうけるという対策を講じたこと、あわせて、20万ドルを費やして防球ネット(高さ25m)のすき間部分のネットを横方向に伸ばす対策を実施することを20日に発表しましたが、その矢先のこの事件です。

 対策がまったく対策になっていません。21日に相武台中学校に飛び込んだゴルフボールは、ネットの上を越えてきたとみられていて、ネットを横方向に伸ばしたところでこれも対策になりません。以前から繰り返し訴えていることですが、問題の本当の解決は、このゴルフ場を即刻営業停止、閉鎖することです。そして、この土地を市民に返還することです。是非皆さん声を上げていきましょう!   
(2009.2.28)

際限ない海外派兵に道を開く
自衛隊ソマリア沖派兵反対!


 政府は3月上旬に自衛隊法に基づく「海上警備行動」を発令し、海上自衛隊の護衛艦2隻をソマリア沖に派兵しようとしています。麻生政権のこの行為は、大変危険です。

超拡大解釈で、「専守防衛」を放棄!?

 「海上警備行動」の対象はそもそも日本の沿岸警備であり、公海上を遠く離れた場所での武力行使=海賊退治など任務に入っていません。いきなりアフリカのソマリア沖まで「海上警備」に含まれるとなれば、とんでもない拡大解釈、「専守防衛」原則の放棄、重大な解釈改憲と言わなければならない事態です。

 しかも、政府は、海賊船に危害射撃を行うことは可能との判断を示しており、自衛隊による武力行使を実際に行おうとしています。
こんな重大なことを、国会の審議もなしに、国民へのまともな説明もなしに、防衛大臣の命令だけで行おうとしているのです。こんなことを許してはいけません。

「センモリ防衛? えー、え、何だ、何だ、
専守防衛ってなんだっけ?」なーんて言ったりして・・・!

海賊新法反対!

 さらに、3月前半には、アフリカ・ソマリア沖に限らず、他の海域での活動も想定した期限を設けない恒久法としての「海賊対策法案」を国会に提出しようとしています。この新法では、日本と無関係の外国船を防護対象に加えるほか、「海賊対策」にあたる他国艦艇に対し有償での給油・給水を可能とする内容なども盛り込まれようとしています。

 憲法が禁じる集団的自衛権の行使につながるものであり、際限のない海外派兵への道を開くもので大変危険なものです。大きな反対の声を上げなければなりません!平和憲法や民主主義に反するこの事態に大きな批判の声を上げましょう!     
2009.2.28