イラクへの自衛隊派遣で、自衛隊員、家族を
米英侵略兵の二の舞にするな!
 
 

イラク人の祖国防衛の激しい抵抗に苦戦しているイラク侵略米兵の
親たちが声をあげ始めた。

 ●息子達は52℃の高温の中で一日に2リッターの水と、 
軍用の携帯食料のほかは何も与えられていない
●いつ息子達の部隊が帰国するかがはっきりしない

●議会の夏休みを利用して「米軍の帰還」を議員たちに対し
地元の州で表明しようとしている

US military families push to bring Iraq troops home
米軍の帰還を要求する家族
by Niala Boodhoo, Reuters
August 12th, 2003

ナイアラ・ブードホー,ロイター
2003年8月12日

翻訳:ピース・ニュース

米軍の帰還を要求する家族

ナイアラ・ブードホー,ロイター
2003年8月12日

 約600の米軍人の家族がイラクでの生活条件を知りショックを受けて、兵士達の家族・親戚に対し議会の議員とジョージ・ブッシュ大統領に軍隊を帰還させるよう求める運動を立ち上げた。

 「私たちはイラクで展開している状態に困惑する一方です。私たちの関心は米軍の部隊とそしてイラクの人々です」。昨年の秋にイラクでの戦争に反対して出来た団体「米軍帰還を求める家族」(Families Speak Out)の創設者の一人であるナンシー・レーシンさんは語る。


米軍帰還を求める家族」(Families Speak Out)のHPから
彼らは2002年秋にこの運動を立ち上げた
2003.3.23ワシントン行動の様子
 イラクのサマラに配備されたマサチューセッツ国境警備隊のジャスティン君を息子にもつスーザン・シューマンさんによれば、ジャスティン君は他の5人の仲間と共に元のイラク警察の小さな部屋で共同生活をしていると言う。

 彼女はロイターに、「息子達は52℃の高温の中で一日に2リッターの水と、軍用の携帯食料のほかは何も与えられていない」と語る。そしていつ息子達の部隊が帰国するかがはっきりしないのにはなんともがっかりさせられる、と付け加えた。

 運動の組織者達は、議会の夏休みを利用して彼らの関心である「米軍の帰還」を議員たちに対して地元の州で表明しようとしている。

この運動に参加している別のグループの「平和のための退役軍人(Veterans for Peace)」のデニス・オーネイルは「考え方は対決することではなく、『何が起こっているのか見てください』ということなのだ」と語る。「この戦争はすぐ終わるはずだったのだ」。

 海兵隊員の継息子が5月下旬まで湾岸地帯にいたレシン氏はロイターに対して、グループが水曜日に抗議とデモの運動を開始する計画だと語った。狙いはイラクで殺され傷ついた兵士たちの人数について大衆によりよく知ってもらうことにあるという。

 火曜日にバグダッドの西方で爆弾攻撃により、米兵がまた一人殺され二人が負傷した。5月始めからゲリラ攻撃により殺された兵士、犠牲者は57名にのぼった。

 米中央指令軍のスポークスマンは月曜日の時点において、イラクでの敵対行動により167人の米兵が死亡し、1006人の兵士が負傷したと述べた。非敵対行動により更に91名の兵士が死亡し、277名の兵士が負傷したとロイターに語った。

「今こそ撤退を」(Bring Them Home Now)のHPはこちら
「米軍帰還を求める家族」(Families Speak Out)のHPはこちら