米の報復戦争と空襲により厳冬のアフガンでは食料も暖をとるための薪もなく、
人々は寒さと飢餓で危機的な状態にあります。
そして今、ブッシュ政権はイラクへの何の正当性もない侵略戦争を始めようとしています!
多くの人々が血を流し命を奪われようとしているのです。
私たちは「何としてもこの戦争を起こす前に止めさせたい!」と思います。
しかし小泉政権はイラク戦争にも加担するために自衛隊派遣・参戦を狙っています。
また、国内でも北朝鮮の拉致問題や核開発問題をてこに有事立法の制定を狙っています。
昨年12月にアフガニスタンを訪問し調査された細井さんに、
「アフガンの人々のいま」をお話ししてもらい、
アメリカが起こし、日本が加担した戦争の現実を再確認し、
イラク攻撃反対・有事法制反対のために、私たち一人一人が、
仲間と共に何をすればよいのかを確認したいと思います。是非多数の方々のご参加を呼びかけます。
● 日時:2003年2月2日(日) 13:30開場、14:00開会 ● 場所:渋谷勤労福祉会館 第二洋室(地図はここをクリック) ● 会場費:700円 ● 主催:ピース・ニュース 協賛:基地はいらない!女たちの全国ネットワーク |
●内容 ◎アフガンの現在についてのお話 「テロ特措法・海外派兵は違憲市民訴訟の会」 アフガン調査団 細井明美さん ◎ 沖縄からのメッセージと琉球舞踊(予定) ◎ イラク攻撃を巡る情勢と私たちの任務 「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対す る署名」事務局 |
イラクの子供たちの写真パネル展示もあり(会場にて)
(左)経済制裁による栄養失調で苦しむイラクの子供。(右)生後2日で亡くなった子供。
[本集会にとりくんでいるのは、私たちです]
私たちは2002年春以来、「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名」を軸に、東京、神奈川、大阪、沖縄をはじめ全国の反戦平和運動と連携をとりながら有事法制反対、イラクへの攻撃反対、自衛隊のアフガンへの派兵に反対して闘ってきました。
■ピース・ニュース
平和の問題を、学習会やフィールドワークを通して、自分たちで学び、行動する社会人、学生を中心としたグループです。「日本の過去の侵略戦争の実態を学ぶこと、今日の平和の問題を考え行動すること」にこだわっています。韓国、沖縄、神奈川などの戦争史跡のフィールドワークをしながら、今日の反戦平和の取り組みをしています。
■基地はいらない!女たちの全国ネットワーク
98年5月に沖縄から辺野古のヘリ基地建設反対を訴えに、女性・子どもたちを中心に124人が上京して3日間にわたる東京行動を展開しました。銀座道ジュネーや表参道での基地のタライ回しを皮肉って真志喜トミさんが頭に金ダライを載せて「基地イランかねー」と寸劇をしたり。その折、沖縄の女性たちから反基地、平和運動のための全国を結ぶネットワークがあったらいいのに、という訴えがあり、東京行動のあと、受け入れた首都圏側の人たちが中心となってできたのが当会です。北海道、所沢、横須賀、甲府、浜松、大阪、呉、日出生代、沖縄などのグループ、個人が参加しています。
■「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名」運動
私たちの署名運動は、いかなる政党やグループからも独立した市民運動です。沖縄・北海道・東京・神奈川・福岡・大分などで反基地運動を闘っている人たち、反戦平和の市民運動を続けてきた人たち、大阪や全国各地で「日の丸」「君が代」反対運動、「つくる会」教科書不採択運動を闘ってきた人たち、日本の戦争責任を追及してきた人たち、反原発運動・環境保護運動を闘ってきた人たちが、自分たちだけではできないが皆が一緒になれば大きな力になるのではないか、と呼びかけたもので、北海道から沖縄まで全国各地からその趣旨に賛同した個人が参加しています。
[アフガニスタン調査報告:細井明美さんのプロフィール]
東京下町の生まれ。テロ特措法・海外派兵は違憲市民訴訟の会事務局および子どもの人権・埼玉ネット事務局。また昨年急逝した松井やよりの「女たちの戦争と平和資料館」を建設するための「女たちの戦争と平和人権基金」事務局も担当。高校時代にベトナム反戦運動に出会い、その後地域活動、女性問題・子どもの人権問題に携わり、北京会議NGOフォーラム・国連子どもの権利委員会の傍聴に参加。昨年は旧べ平連のベトナム訪問に続きアフガニスタンを2度訪れる。モットーは To see is to know。