やめろイラク攻撃!  STOP!ブッシュ・小泉 10月
米ブッシュ政権はイラク攻撃を公言しています。「先制攻撃によるフセイン政権打倒」までをも言明しています。
「大量殺戮兵器を保有している」、「テロを支援している」などとしていますが、具体的な証拠は何も示されていません。大量殺戮兵器の世界最大の保持者はアメリカで、その上核兵器の製造再開や小型核兵器の開発、使用までをも検討していると報道されています。
米ブッシュ政権のイラク攻撃を止めさせましょう。小泉政権のブッシュ支援、戦争拡大協力にSTOPをかけましょう。
米のイラク攻撃の動きや、それに対する反対、批判の動きを集めました。学習や宣伝に活用してください。
(since 11.Aug..2002)


10/26 <イラク問題>米英案など3案を討議 国連安保理
 国連安全保障理事会は25日、非公式協議を開いてイラク問題を討議し、非常任理事国10カ国がそれぞれ、米英案やフランス案、ロシア案に対する見解を表明した。各国とも、どの国の提案を支持するのか具体的に述べなかったが、露案支持の声はほとんどなかったという。
 安保理全体の合意で採択するため、米英案と仏案を折衷した決議案1本にまとめるよう促す声が目立ったといい、今後は米英案と仏案の調整がポイントになりそうだ。米国政府当局者は「来週末には採択に持ち込みたい」と話している。
米英案に理解 ブルガリア、コロンビア、シンガポールやノルウェーで、批判的だったカメルーンも理解を示し始めているという。
仏案に理解 中国、メキシコ、モーリシャス、ギニア、アイルランド
露案を支持 現時点ではシリアだけ

 安保理決議を採択するには、常任理事国が拒否権を行使せず、9カ国が賛成する必要がある。常任理事国が拒否権行使を避けたとしても、現時点ではどの案も賛成9票を得られず、採択は難しい状況だ。
10/26 仏が独自案提示…対イラク安保理決議
 24日、フランスの国連代表部はイラクの大量破壊兵器査察問題に関して、国連安全保障理事会への新たな決議草案をまとめ、他の常任理事国の一部と非常任理事国全10か国に非公式に提示した。同草案によると、イラクの安保理決議の不履行を「非難する」にとどめ、安保理に23日提示された米英案よりも、米英が独自判断で武力を行使する法的根拠を弱めたものになっている。
 また草案は、査察への協力についてイラク側の「深刻な不履行」が国連査察団から報告された場合、安保理が協議を開き、対応を検討するとし、イラク側の義務不履行が続けば、武力行使を強く示唆する「深刻な結果に直面する」と米英案と同じ表現を使った。 しかし、「イラクの主権」への配慮も盛り込む一方、全体として、フランスがこれまで主張してきた「2段階決議」方式に近づけ、「実行可能な査察を重視する内容」(国連外交筋)となっている。

ロシアも独自案
 ロシア案は査察受け入れを新たに求めるだけの内奥。拒否や不履行があった場合は安保理を召集して対応策を協議するとしている。
10/25 <米空母>「キティホーク」横須賀基地を出港
イラク攻撃に使われる空母を私達は送り出している

 米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を母港とする空母「キティホーク」が25日朝、同基地を出港した。同空母は太平洋海域で発着訓練などを続けながら、イラク情勢の変化に備えるとみられる。
10/24 <米国防予算案>大統領が署名、成立 過去最大3550億ドル
米国は大量破壊兵器をますます増やしてイラク攻撃を準備している。

  毎日新聞によればブッシュ米大統領は23日、過去最大規模となる総額3550億ドル(約44兆円)の03会計年度(02年10月〜03年9月)国防歳出予算案に署名し、同予算は成立した。対テロ戦争の継続やイラク攻撃への準備を背景に、前年度に比べて370億ドル(約4兆6000億円)、率にして11.8%の増加となった。
10/24 アラビア海の海自補給活動、米英艦以外に拡大へ自衛隊はさらに延長。
自衛隊はイラク攻撃に加担しようとしているのか
 読売新聞によれば、政府は23日、アラビア海などで米英軍の後方支援をしている海上自衛隊の艦船について〈1〉派遣期間を期限切れの11月19日から来年5月まで半年間再延長する〈2〉米英両軍艦艇に限定している軽油補給の対象を独、仏など他国艦艇にも拡大する――との方針を固めた。
 来月開く安全保障会議と閣議で決定する。
 テロ対策特別措置法は、物品の提供対象国を限定していない。法的にはどの国にも軽油を補給できる。だが、米英軍以外への補給には、「自衛隊の活動範囲が拡大しすぎる」との慎重論があり、自粛している。 しかし、政府は、米国から他国艦艇に直接補給するよう要請されていることと、「仮に米軍のイラクへの武力攻撃が始まれば、アフガニスタンでの対テロ作戦に関する補給活動が手薄になることも予想される」(防衛庁幹部)ことから補給対象を拡大することにした。「日本の軍隊」はアラビア海にとどまっている。彼らは何を自衛しているのか。米国の言いなりになってイラク攻撃に加担しようとしているのではないか。
10/24 米英両軍戦闘機、イラク南部の対空防衛施設を爆撃
 ロイター通信によれば23日 米軍は、イラク南部の飛行禁止区域を偵察飛行中の米英両軍の戦闘機が、前夜にイラクの対空防衛施設を爆撃したことを明らかにした。これは過去2日間で2度目の爆撃となる。  イラク空軍の報道官は、米英両軍の戦闘機による爆撃を確認したが、民間施設が標的とされた、と述べた。
10/23 仏外相  「米政府の対イラク新決議案には多くの課題」
 ロイター通信によれば22日ドビルパン仏外相は記者団に対し、米国がイラクの大量破壊兵器開発計画中止を求める新たな決議案を国連安全保障理事会常任理事国に提示したことについて、これを精査しているが合意に達するには多くの課題が残っていると指摘した。 このなかで、「米政府が提示した新決議案を受理し、関係各国の合意が得られるかどうか精査しているところだ。なお歩み寄りが必要であり、多くの課題が残っている」と述べた。そのうえで、「国際社会の大勢は国連査察団の活動再開と大量破壊兵器開発計画の中止を求めているが、イラクの政権交代をめざしているわけではない」と述べた。

ロシア外相  イラク問題米の修正決議案を受け入れず
 毎日新聞によれば ロシアのイワノフ外相は22日、米国が21日に国連安保理に提示した対イラク修正決議案について、「ロシアが以前から求めてきた基準に合致しない」と批判し、受け入れられないとの見解を示した。ロシアは、「修正決議案は従来と変わらない」と失望しており、修正決議案をめぐる安保理での交渉は難航が予想される。
10/23 米英両軍戦闘機、イラク北部の対空防衛施設を爆撃
イラクへの侵略戦争はすでに始まっている


 ロイター通信によれば22日 米軍は、イラク北部の飛行禁止区域を偵察飛行中の米英両軍の戦闘機が、同国の対空防衛施設を爆撃したことを明らかにした。
 イラク空軍の報道官は、米英両軍の戦闘機による爆撃と米英軍機への攻撃を確認したが、民間施設が標的とされた、と述べた。爆撃による負傷者は報告されていない。
 この報道官によると、22日現地時間午前10時30分(0730GMT)に実施された爆撃では、同国北部モスル近郊の施設が標的にされた。

軍がアフガンで攻撃ヘリの実弾演習、イラクで使用する可能性も  
ロイター通信によれば22日アフガニスタンに駐留する米軍は、攻撃ヘリコプター「アパッチ」を使った実弾演習を実施し、イラクとの戦争が始まった際にはアパッチが重要な役割を担う可能性を示唆した。 「アパッチ」は、1991年の湾岸戦争の初期段階に、イラクの防空施設への攻撃に使用された。
10/22 米、新たな対イラク決議案を正式提案  
 21日 米は、国連安全保障理事会の常任理事国に対し、イラクに大量破壊兵器の武装解除を求める新たな決議案を正式に提案した。

安保理決議の採択から査察団がイラクを査察して報告書をまとめるまでの期間を最長105日間と設定している。米提案の内容は
@イラクは国連決議に重大な違反を続けている。
A本決議の履行に際しイラクの申告に虚偽や省略があった場合さらに深刻な違反となる。
B安保理はイラクにたいし義務違反を続ければ重大な結果を招くと繰り返し警告してきた。
C決議採択から45日以内に査察を再開、60日以内に安保理に報告
として自動的に武力行使につながる内容となっている。常任理事国との交渉で米は「二本目の決議がなくても武力行使に踏み切る権利がある」との解釈を示した。
10/19 米国のイラク侵略戦争準備進む  米国の戦争政策に強く抗議する!
イラク攻撃のため3隻目空母が現地へ出発


 読売新聞によれば、米海軍は18日、空母コンステレーション(8万8000トン)が11月2日に母港サンディエゴを出発しペルシャ湾岸地域に向かうと明らかにした。予想される対イラク攻撃の準備の一環と見られる。すでに湾岸周辺には、エイブラハム・リンカーン、ジョージ・ワシントンの空母2隻が展開しており、イラクを攻撃できる範囲内に米空母が3隻集結することになる。

 軍事専門家の間では、12月にはノーフォークを母港とする空母ハリー・トルーマン、横須賀を母港とする空母キティホークもペルシャ湾岸に向け出港するとの観測が出ている。

ブッシュ大統領  イラク反体制勢力5000人の訓練を許可

 毎日新聞によれば、19日付の米紙ワシントン・ポストは、イラクの反体制勢力に米軍が訓練を施すことをブッシュ大統領が許可し、国防総省は来月から米国外で行う最初の訓練に向けて5000人の「新兵」を指定したと報じた。

 許可は今月3日に下され、9200万ドル(115億円)の支出も承認された。基礎的な戦闘訓練のほか、米地上軍と連携する偵察兵、通訳などの訓練を含む。最終的に1万人に達する対象者の中には、レーザー誘導爆弾の目標や着弾状況を報告する要員や、イラク国内で捕虜収容所を運営する憲兵を務めるための訓練を受ける者もいるという。 訓練対象者は主に、ロンドンに本部を置く反体制組織イラク国民会議(INC)が提出した国外脱出者のリストから選ばれた。訓練場所は不明だが、米国外のうち中東を除く地域のどこかになりそうだという。
10/18 米が安保理に新決議案を提案へ 来週中に採択の可能性

 毎日日新聞によれば、米国のネグロポンテ国連大使が演説し、問題解決を目指す新たな決議案を近く安保理に正式に提案すると表明した。新提案は、安保理は決議を一つだけ採択し、イラクが査察に応じるかどうかを確認し、応じない場合は新たに安保理を開くことを決める。その上で、この安保理協議で、武力行使の是非を判断する。 同時に、決議の中であらかじめ、イラクが査察を妨害した場合に、武力行使があり得ることをにじませるという。

 国連外交筋はこれについて「2段階でも1段階でもない、1段階半方式と言えるだろう」と話した。フランスもこの案を歓迎している模様で、新決議案は早ければ18日に提示され、来週中にも採択される可能性が出てきた。
10/19 米英のイラク攻撃姿勢に批判続出−国連安保理公開討論
 国連安保理で16,17日開かれた公開討論では非同盟諸国を中心に、アメリカやイギリスが進めるイラクへの武力行使を前提とした新決議案準備の動きに批判が続出しました。

南アフリカ

 イラクが査察の受け入れを表明しているこの時期に、安保理が武力行使容認の決議を採択するなら、国連憲章の条文と精神に反する行為と言わねばならない。

チュニジア

 この武力行使には意味がない。動機がハッキリしないからだ。武力行使は過激派にテロの口実を与え、アラブを侮辱し、国際社会の対テロの闘いを窮地に陥れる。

キューバ
 安保理が、平和を維持するのではなく戦争を支持するとしたら、奇妙なことだ。意思決定から締め出された(理事国以外の)国は恥をかかされることになる。

タイ
 多国間の協調の中で国際平和と安定を維持していくことをが大切で、国連はそれを象徴する。国連は、外交努力によって平和的な解決を求めるのに最も適した枠組みだ。

クエート
 イラク国民が受けるであろう苦難を思えば、武力行使には賛成できない。いかなる武力行使も、手を尽くした上の手段として国連の枠組みの中で行われるべきだ。

ジンバブエ
 イラクばかりでなく、イスラエルは28の安保理決議を無視している。だがこの国はイラク攻撃に血道を上げている(米英両)国に擁護され免責されている。

エジプト
 安保理は差別や二重基準を排した最高度の客観性をもって責任を果たし、軍事対決の道を避けるべきだ。

パキスタン
大国が国際法と国連の諸原則を守る知恵を持って初めて世界秩序は保たれる。

アラブ首長国連邦
対イラク軍事攻撃につながる、いかなる対決も拒否。

インドネシア
イラクが大量破壊兵器を廃棄すべきだが、軍事攻撃は回避しなくてはならない。
10/17 米大統領 イラク武力行使上下両院可決の合同決議に署名
米国の帝国主義に世界は沈黙しているのか!


 毎日新聞によれば、ブッシュ米大統領は16日午前(日本時間17日未明)、上下両院が10〜11日に可決したイラクへの武力行使権限を同大統領に認める合同決議に署名した。大統領は上下両院議員をホワイトハウスに招いた署名式で演説し、国連安全保障理事会がイラクの大量破壊兵器の脅威に取り組む責任を果たすよう強く求めた。 決議は、イラクの脅威から米国の安全を守るため「大統領は必要かつ適切に米軍を使用する権限を与えられる」と対イラク武力行使を容認しており、大統領の署名により法的に有効になった。
10/12 ノーベル賞カーター氏 武力行使 私なら反対票

 西日本新聞によれば、11日、私が上院議員だったら、反対票を入れていた―。ノーベル平和賞受賞が決まったカーター元米大統領は十一日、米CNNテレビのトーク番組に出演、米連邦議会が同日未明に採択した対イラク武力行使容認決議について、こう語った。司会者の「あなたが上院の投票の場にいたら、賛成、反対のどちらに投票したか」との質問に答えた。 番組でカーター氏はイラク問題について、大量破壊兵器の査察、武装解除など「すべて国連を通してやるべきで、米国が一方的にやってはいけない」と持論を展開。
10/10 米英軍戦闘機、47回目のイラクの飛行禁止区域の対空防衛施設を攻撃、イラク市民14人死傷

 ロイター通信によれば 米軍欧州司令部は、米英軍戦闘機が、イラクによる攻撃を受けたため、同国北部の「飛行禁止区域」の対空ミサイル基地を攻撃したことを明らかにした。 イラク北部と南部に設定された飛行禁止区域の監視飛行を実施している米英軍戦闘機が、イラク北西部のモスルの対空防衛施設を攻撃したのは今年に入って47回目。 

  一方毎日新聞によれば、イラク軍は9日、イラク北部の飛行禁止空域で同日、米英軍機の攻撃により市民4人が死亡、10人が負傷したと発表した。米軍はミサイル施設への空爆を行ったことは認めたが、市民の被害については明らかにしていない。
10/6-9 イラク攻撃反対で東京でも「ピース・ウォーク」

 米国が準備する対イラク攻撃に反対する若者ら70人が6日、東京で「ピース・ウォーク」を行った。昨年の同時多発テロを機にインターネット上で発足したグループ「CHANCE!」が主催し、渋谷や原宿の約4キロを歩いた。JR渋谷駅前で行った街頭投票では、イラク攻撃に「賛成」が5人、「賛成しない」が130人。

ニューヨークでイラク攻撃計画に反対集会

 ロイター通信によれば、6日 米国の対イラク武力攻撃計画に反対する約1万人がニューヨークのセントラルパークに集まり、抗議デモを行った。 イスラム教指導者や退役軍人らを含めさまざまな世代が参加し、主催者側は参加者を5万人としているが、1万人強程度との見方もある。

9・11テロ遺族、反戦訴え来日 11日から都内3カ所で集会

 米国のアフガニスタン空爆開始から7日で1年を迎えたことに合わせ、米同時多発テロの犠牲者の遺族の一人が来日し、11〜13日に都内各地で開かれる反戦集会に参加する。米国のイラク攻撃の可能性も高まる中、遺族は「地球のどこに住んでいようと、いかなる家族も、私たちが9・11で経験したような苦しみや喪失感を体験すべきではない」と訴えている。

 この遺族は、米ミズーリ州に住むライアン・アマンドソンさん(24)。テロで米国防総省(ペンタゴン)事務職員だった兄クレイグさん(当時28歳)を失った。2月にテロ犠牲者の遺族ら約50人で市民団体「ピースフル・トゥモローズ」を結成し、米国内で反戦活動を続けてきたという。

 今回は、同会のアジアで初めての活動。ライアンさんは市民グループの招きで5日に来日し、広島県内でさまざまな反戦集会に参加したほか、原爆資料館や米軍岩国基地を訪れた。都内で開かれる集会では、テロ被害者の遺族の立場から武力行使の反対を訴えるほか、市民との質疑応答も予定されている。

対イラク攻撃はアラブの反米感情あおると証言
 
 ロイター通信によれば、 米下院の小委員会で、ジョージタウン大学のダニエル・ブルムバーグ教授は、「(イラクの)サダム・フセイン(大統領)を追放するための米国主導の戦争は、たとえそれが多元的で安定した政権の樹立につながるものであっても、反米感情を高めるだけだということを認識しなければならない」と述べた。
 また、世論調査機関を率いるジョン・ゾグビー氏は、最近アラブ諸国5カ国で実施された世論調査の結果を示し、米国によるイラクへの攻撃に対する支持はほとんどなく、反対が大多数であることを明らかにした。