やめろイラク攻撃! STOP!ブッシュ・小泉 2003年2月 「有事立法ニュース・スクラップ帳」をこのコーナに統合します |
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●イラク攻撃の緊張が高まっています。 ●小泉政権はイギリス、オーストラリアなどとともに、突出して、米ブッシュ政権のイラク攻撃を支持する立場をとっています。 ●現在開会中の国会では、有事法制を再提案しとおしてしまおうとの動きがあります。 ●これまでのイラクへの戦争に関する報道の他に、国内の有事立法の動きや、イラク戦争支援の動きについても情報をアップしてゆきます。 (since 11.Aug..2002) |
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査察委、「定例報告」を安保理に配布。査察成果は「非常に限定的」とし、イラク側協力を要求 |
2/27 |
米海軍、イラク周辺海域の空母を6隻態勢に 米海軍は27日、空母ニミッツが3月3日に米西海岸を出発し、湾岸地域に向かうと発表した。対イラク攻撃をにらんだ動きとみられる。これでイラク周辺海域に展開する米空母は計6隻となる。AP通信によると、湾岸地域に展開する米軍兵力は同日までに22万5000人に達した。B2ステルス爆撃機も同地域への出動命令を受けたという。 |
2/27 |
新決議多数派工作で「フセインを取るか、我々か」と米英が恫喝 全世界の反戦運動の力により、いまのところこの脅し外交は通用せず! 「サダム・フセインを取るのか、我々か」。27日行われたイラク問題に関する国連安全保障理事会の協議で、武力行使を容認する新決議案の採択を求める米英側が理事国にこう迫っていたという。また、米国は「極めて近い段階での採決を求める」と通告し、米英の強硬な対応には仏独など査察継続派だけでなく、立場を明確にしていない理事国からも強い反発が出た。 複数の国連外交筋の話によると、二者択一を迫ったのは英国で、査察継続派が「武力を行使するほどの決定的な証拠はない」と述べると、「安保理が決めるべきなのは、サダム・フセイン(イラク大統領)を取るのか、それとも決議案の提案国を取るかだ」と反論した。ロシアや仏独は「こうした迫り方は、安保理にふさわしくない」と反発したという。 |
2/27 |
カイロで反戦20万人集会 カイロ郊外の国立競技場で27日、米国による「イラク攻撃反対」を訴える市民集会があり、20万人が参加した。野党勢力が結集した「パレスチナとイラクを支持する国民連合」が主催したという。米国の攻撃に面と向かって反対してない親米政権が、大規模集会に許可を出したのは、抑えきれないほど反米世論が高っていることを示している。 |
2/26 |
米、「人間の盾」攻撃の可能性も否定せず。 「人間を盾に使う卑怯なイラク」と悪宣伝 イラク攻撃をくい止めようと、日本を含めた世界各地から集まる「人間の盾」志願者の動きに対し、米政府は苛立ちを隠さない。米国防総省当局者は26日、志願してイラク国内にとどまる人物は国際法上、非戦闘員とみなされない可能性もあるとの見方を示し、「人間の盾」が配置された施設であっても、米軍は攻撃に踏み切る可能性を示唆した。 「人間の盾」に日本人も14人 戦争防げとバグダッドへ 「人間の盾」志願者としてバクダッドに集まっているのは、25日現在、欧米など約20カ国の300人余り。イラク政府は宿泊を無料にするなど便宜をはかる予定。外務省によると、現地入りした日本人14人が参加を望んでおり、同省は「危険だ」と考え直すよう説得しているという。 |
2/26 |
ブッシュ大統領、「中東民主化=中東全域親米化」の野望を表明 |
2/26 |
ブッシュ政権、戦費捻出で最大950億ドルの補正予算検討中。3000億ドル超の財政赤字をさらに悪化 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は26日、ブッシュ政権がイラク攻撃の戦費捻出(ねんしゅつ)のため、最大950億ドル(約11兆2000億円)の補正予算案を検討中だと報じた。 |
2/25 |
ミサイルをイラクが廃棄すれば米はイラク攻撃を中止するとでもいうのか!? イラクのサーディ大統領顧問は25日、日本の民主党訪問団に対し、国連査察団から要求されているミサイル「アッサムード2」の廃棄について「戦争が本当に回避されるなら、廃棄に応じることは十分に考えている」と述べた。 |
2/25 |
米の侵略戦争の口実つくりに日本が積極加担!! 日本は侵略戦争の反省に立脚する平和憲法を持つ国である! 小泉・日本政府に抗議の声を集中しよう!! 抗議先:http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Japanmilitarism/accuse_war_support.htm#address |
2/25 |
114カ国・地域の非同盟諸国首脳会合、イラク攻撃反対、ブッシュの政策反対を声明!! チリ、パキスタンなど国連安保理の非常任理事国6カ国も参加 議長のマハティール・マレーシア首相の発言 ハタミ・イラン大統領の発言 イラクは査察への協力の実態を見せたいと提案 開催国のマレーシア、クアラルンプールでは開会前夜の23日夜、政府が呼びかけた反戦集会が開かれたらしい。20万人が集まったという。 |
2/24 |
仏、米英新決議案に対抗し覚書提出 独ロ中が支持 米の恫喝に屈せず新決議案(攻撃決議案)が出た今も、仏・独・露は「査察継続」を維持 英米などが提出したイラクに対する武力行使容認の決議案に対抗し、フランスは、24日午後3時半すぎに始まった安保理で、今後4カ月をかけて段階的にイラクを武装解除することを目指す覚書を提出した。ドイツ、ロシア、中国が支持している。 フランスのシラク大統領は24日、訪問先のベルリンでシュレーダー独首相と記者会見し、両国にロシアを加えた3カ国がイラクの大量破壊兵器査察の強化や3週間ごとの査察報告などを盛り込んだ新提案を国連安保理に提案したことを明らかにした。シラク氏は「現段階で安保理の新決議が必要とは思えない」と述べ、武力行使に道を開く新決議を準備する米英に仏独ロが対抗していくことを強調した。 |
2/24 |
米・英・スペインが安保理へ武力行使容認の新決議案を提出 これほど露骨な侵略戦争の口実作りを許してはならない! 米英は24日午後、イラクが決議1441(昨年11月採択)によって与えられた武装解除の「最後の機会」を逃したと決定する決議案を国連安保理に提出した。武力行使の承認を得る内容で、スペインも共同提案国に名を連ねた。決議案要旨は以下の通り。 ブッシュの恫喝と懐柔による多数派工作に批判をぶつけよう!! 米・英は、常任理事国フランスを「封じ込め」、決議が採択されなければ、米英と同調国だけで行動するという「脅し」をかけている。さらに、米は10非常任理事国に的を絞って働きかけを強めている。米側はスペインとブルガリアの支持は動かず、アフリカ3国も「米側に寄ってきた」と見ており、パキスタン、チリ、メキシコに力を注いでいるという。 ブッシュは国連にも恫喝――何様のつもりなのか!! 新決議案は国連が対応能力を示す「最後の機会になる」と述べ、採択されない場合は国連の承認抜きで攻撃する姿勢をにじませた。 |
2/24 |
イラク攻撃「反対」78% 朝日新聞による最新全国世論調査 イラクにどう対応するかは国際的に、米英と仏独の二つの考え方に割れている。「査察の効果がないので武力行使もやむを得ない」という米英に代表される意見に賛成なのは17%で、「査察を強化して続けるべきだ」との仏独派が74%に達した。 |
2/23 |
米英、3月10日頃の新決議採択を狙って猛烈な巻き返し 来日したパウエル米国務長官は、23日の記者会見で、国連査察団の次回報告(3/7の可能性)後すぐ、新決議の採択を要求することを明らかにした。 英政府は23日、米国とともに一両日中に国連安保理に提出する対イラク武力行使容認決議案の採決が来月中旬になることを明らかにした。英政府は新決議案を提出してから採決までの数週間以内に武力行使に慎重な安保理理事国の説得に全力を挙げるという。 ブッシュ米大統領は22日、スペイン首相と会談した。スペインは現在、安保理の非常任理事国で、ブルガリアとともに米英両国への支持を表明している。会談は約1時間に及び、途中でブレア英首相とベルルスコーニ・イタリア首相が電話で加わる4者協議になったという。 一方、パウエル国務長官は日韓中3国を歴訪し、イラク攻撃への根回しを行っている。 |
2/22 |
IAEA事務局長エルバラダイ氏に意地!? 国連決議なしにイラク戦なら辞職も 国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は、24日に発売される独有力誌シュピーゲルとのインタビューで、国連の決議なしに対イラク軍事行動が始まれば、事務局長辞任の「可能性を否定しない」と語った。 オーストリア通信によると、事務局長はイラクで査察を続けることの重要性を強調。「査察官は戦争を回避するため全力を尽くしている。査察に前進がある限り、中止する理由はない」と述べた。対イラク戦に向け軍の動員を急ぐ米国については、「軍事的圧力をかけることと、実際に武力行使することには大きな差がある」と述べ、平和的解決の重要性を強調した。(2/22朝日新聞) |
2/22 |
パウエル長官、日本の「支援」に感謝。 小泉首相、対米追随さらに鮮明に 世界と日本の世論に逆行する小泉内閣にノーを突きつけよう!! パウエル国務長官が22日来日し、翌23日にかけて、小泉首相をはじめとする政府・与党幹部と会談。国連安保理への「新決議案」提出が近いことを示唆、採択や「戦後復興」への日本政府の支援を要請した。 |
2/21 |
126万の乳幼児に死の危険、イラク攻撃で 石油利権のためなら、軍需産業の利益のためならイラクの子供たちが大量に死んでしまうことをなんとも思わない。これがブッシュのアメリカだ! 米国などによる対イラク戦争が始まると、イラク国内に住む5歳以下の子供の30%、約126万人が栄養不足で死亡する危険があるなどと影響予測した内部報告書を、国連がまとめていたことが分かった。報告書を入手した米国の市民団体「経済・社会的権利センター(CESR)」が21日、明らかにした。 |
2/21 |
米ロサンゼルス市議会がイラク反戦決議。 ブッシュ政権に痛手 全米第2の都市ロサンゼルスの市議会は21日、ブッシュ政権が準備している「一方的な対イラク戦争」に反対する決議を賛成多数で採択した。これまでに反戦決議を採択して連邦政府に反対の意思を表明した地方議会が全米に100近くあるなかで、最大都市での決議となった。 決議の最後は「ロサンゼルス市は大統領に対し、軍事力を行使する前にすべての外交努力を尽くすことを求める。イラクに対する一方的な戦争に反対する」と書かれている。 ブッシュ政権にとっては反戦デモに続く痛手だ。日本でもいくつかの地方議会で決議がなされている。その決議を増やし、米支援の小泉政権に打撃を加えよう。 |
2/21 |
米、トルコを150億ドルで買収。 米軍のトルコ駐留と引き換えに緊急支援 21日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米国がトルコに対し、イラク攻撃に備えた米軍のトルコ駐留と引き換えに経済、軍事面で総額150億ドル(約1兆7800億円)を緊急支援することで合意に達したと報じた。米は、北方からのイラク攻撃の拠点として、トルコに米軍駐留を要求し、緊急経済支援による買収とあからさまな恫喝を続けてきた。この米のトルコへの攻勢は、仏・独・ベルギーを抑えてNATO主導権を再確立するための策動でもある。「合意に達した」の報道は、トルコが米の買収と恫喝に屈したことを意味する。 しかし、イスラム国トルコの国民の大半はイラク攻撃に反対である。トルコ政府の対米屈服は国民から大きな抵抗を受けるであろう。 |
2/21 |
米、イラク攻撃後の統治・復興計画。 米による「完全かつ一方的な統治」の筋書き 米ワシントン・ポスト紙は21日、ブッシュ米政権がイラク攻撃後の戦後復興・統治計画の最終案を策定したと報じた。最初の2―5年間、米国人の文民行政官をトップに据え、復興計画から人道支援まで全面的に管理する。 「イラクの戦後復興」については、国連でも極秘文書が作成されていたことが暴露されている。 |
2/19 |
国連安保理・公開討論会は戦争回避を求める声が圧倒的多数 日本政府の米英支持演説に対して抗議の声を集中しよう!! イラク問題に関する国連安保理・公開討論会が18、19日の2日間開かれ、62カ国・機構が発言した。そのうち約50が査察の強化・継続を主張した。先週末の世界的反戦デモとあわせ、国際社会の大勢が武力行使に反対していることは明らか。米英の対イラク早期開戦論は今回も孤立した。 米英は巻き返しを狙い、新決議案を提出しようとしているが、厳しい状況に追い込まれている。ところがこのような情勢にもかかわらず、なんと日本政府はこの公開討論会で、米英の「新決議案の採択」を求めた。新決議案の採択を求めたのは日本とオーストラリアだけで、「日本の米英支持はひときわ目立った」(国連事務局筋)とのこと。 世論の動向を無視した政府の国連演説に対しては、野党だけではなく与党内からも批判の声が上がっている。国会では逃げの答弁に終始しながら、国連では世界に孤立して露骨な米支持を打ち出す裏切り行為にたいして、国民からも野党からも怒りの声があがっている。小泉政権の米英支持、イラク攻撃支持に抗議の声を集中しよう。小泉首相、川口外相に対して、抗議のFAX・メール・ハガキなどを集中しよう。 抗議先:http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Japanmilitarism/accuse_war_support.htm#address |
2/19 | イラク戦争反対で5000人以上が都内で集会とデモ 19日夜、日比谷野外音楽堂で「わたしたちはイラク攻撃に反対します 2・19集会」がフォーラム平和・人権・環境などの主催で開催された。参加者は5000人を越え、世界の反戦平和運動に連帯して、アメリカのイラク攻撃に反対し、小泉内閣のアメリカ支持・支援を厳しく批判した。 政党からは、横路民主党副代表、土井社民党党首が発言した。横路氏は、「戦争は最後の手段ではない、最悪の手段だ」と述べ、ブッシュのイラク攻撃と小泉の支持・支援を批判した。土井氏は、イラク戦争で犠牲になるのは民間人であることを強調し、平和憲法をもつ日本政府が米英を支持していることを厳しく糾弾した。 また、アジアン・スパークの15人程の若者による、ブッシュの面をつけたブッシュパーフォーマンスが演じられ、参加者の大きな拍手をあびた。そして3・8のワールド・ピ−ス・ナウへの参加が呼び掛けられた。 最後に平和フォーラム代表のアメリカ訪問報告があり、バーバラ・リー議員、AFL・CIOとの交流報告と、2/15ニューヨーク・デモ参加の報告があった。 集会後、銀座へデモ行進を行ない、厳しい寒さをはねかえして、「イラク戦争反対」の声が帰宅を急ぐ市民に訴えた。 |
2/18 |
反対の声を無視し、イラク攻撃準備を進める米軍。2万8000人を湾岸に増派。 米国防総省は18日までに湾岸地域に2万8000人を増派し、イラク攻撃に備えた米軍展開は3月初めにも20万人を超す見込みとなった。湾岸地域にはすでに18万2000人が配備されている。米軍の増派部隊には、戦車や装甲車など300両以上とアパッチ攻撃ヘリなどを持ち、機動力の優れた陸軍第3機甲連隊の5200人が含まれている。 |
2/17 |
EU緊急首脳会議、決裂を避け玉虫色の声明 仏・独・ベルギーなど査察継続派と英・スペインなどの武力行使派の主張は平行線のままで、会議決裂をさけるため、玉虫色の声明が17日だされた。声明要旨は以下の通りである。妥協の産物であるが、少なくとも安保理を無視して米英でイラク攻撃することは否定されている。 |
2/17 |
日本政府、武力行使決議案を支持するようアンゴラ政府に圧力 |
2/16 |
反戦デモ、米政権とイラク攻撃容認の各国政権に痛撃 ライス米大統領補佐官は16日、米テレビ番組に出演。世界各地での大規模な反戦デモにブッシュ政権が「動揺している」という米メディアの見方を否定。「人々は異議申し立ての権利がある」としたうえで、「一歩下がって、この(フセイン)政権の本質を思い出してみる価値はあるだろうと思う」と、反戦デモを逆手に取る発言。 |
2/16 |
反戦デモ、16日も世界各地で高揚。地球を2周以上 |
2/16 |
NATO防衛計画委員会、米要請のトルコ軍事支援をフランス抜きで合意 独仏ベルギー3カ国「イラク攻撃への支持を意味しない」 独仏ベルギーの3カ国は同時にNATOの合意に関連して共同声明を発表し、「国連安保理決議の枠内で平和的解決をめざす姿勢は変わらない」と表明。今回のNATOの決定がイラク攻撃への支持を意味しないとの立場を明確にする狙い。 |
2/15 |
イラク攻撃に「NO」=世界各地で一斉抗議――東京でも5000人 |
2/14 | 日本政府、米英国連決議案を支持の方針 国民は戦争を望んでいない。 小泉首相が、平和主義の日本国憲法を黒く塗りつぶして、戦争に加担しても、私達は断固拒否する。 小泉首相は直ちに退陣せよ!! 政府は14日、米英が国連安全保障理事会に提出する予定の、対イラク攻撃を容認する新たな決議案を支持する方針を固め、新決議採択に向けた外交工作を始めたという。。イラク攻撃を待たず、新決議案提出の段階で武力行使を事実上容認することになり、攻撃時と併せて「2段階」で支持の姿勢を打ち出す方針というのだ。 ここまで無批判に米国べったりの姿勢をとる理由は何なのか?単に米国との同盟関係や小泉首相の親米体質だけでは理解できない。「失われた10年」から「失われた20年」になりつつある日本経済の没落、行き詰まりに何の対処もできない小泉政権が、最後にわらをも掴む思いで助けを求めるのは米国、米国資本と思っているのかもしれない。だからそのご主人様の機嫌を損ねてはならない、何でもイエスなのかもしれない。そんな政権は日本国民には不要である。直ちに退陣してもらいたい。 |
2/14 | 査察状況は改善しており、大量破壊兵器は見つかっていない、査察継続が必要。査察団の安保理追加報告 パウエルの「新証拠」はなんだったのか?! イラクを攻撃する理由はどこにあるのか?! 国連監視検証査察委員会のブリクス委員長と国際原子力機関のエルバラダイ事務局長は14日国連安全保障理事会外相級協議で、イラク査察について追加報告を行った。 その骨子は また、今月5日にパウエル米国務長官が安保理に報告したイラクの大量破壊兵器疑惑に関する「新証拠」開示に関して、委員長は「イラク側が査察の場所を事前に知っていた様子はない」と述べ、パウエル報告に暗に疑問を投げ掛けた。 その一方で委員長は、イラクが化学兵器1000トン分の存在について説明していないと指摘、「廃棄したのなら、その証拠を示すべきだ」と述べた。さらに、イラクが保有するミサイル「アル・サムード2」は、国連決議687(湾岸戦争停戦決議)で定められた射程(150キロ以内)を超える能力を持っていると述べ、これは「禁じられたシステム」であり停戦決議違反に当たると結論づけた。 しかし、イラクの協力状況などが安保理決議1441への「違反」に当たるかどうかの判断は安保理に委ねた。 一方、エルバラダイ事務局長は、イラクの核開発を示す証拠は今のところ見られないとしながら、イラク側の全面的な協力を要望。今後は査察官を増やして、査察活動を活発化させたいと述べ、査察の継続を求めた。 |
2/14 |
イラク攻撃反対デモ、豪でスタート=15万人参加−ベトナム戦後最大 オーストラリア第2の都市メルボルンで14日夕、イラク攻撃に反対する市民のデモ行進が行われた。15日を中心に世界各地で予定される抗議行動の一環で、参加者は約15万人。1960年代のベトナム戦争反対デモ以降で最大規模のデモとなった。 デモを主催した学生や教会関係者らは中心街のビクトリア州立図書館前に集合。「石油目当ての戦争はやめろ」「(イラク攻撃支持の)ハワード首相も辞めろ」と書かれたプラカードを掲げ、大通りを練り歩いた。 15日には、ロンドンの反戦ネットワーク「STOP戦争連合」などの呼び掛けにより、豪州や日本、米国、英国、フランス、ブラジル、イスラエルなど約35カ国350都市でイラク攻撃回避を訴えるさまざまな行動が一斉に行われる。ロンドンで50万人規模の集会が開かれるほか、東京・渋谷ではピースパレードが予定されている。 |
2/13 |
「私には納得がいかない。納得がいかないものを国民に説明することは出来ない」フィッシャー独外相 私達もドイツのようにイラク攻撃反対の圧倒的世論で小泉首相を追い詰めよう イラク攻撃を進める米国に対して、ドイツのシュレーダー首相は戦争絶対反対の立場を打ち出し、イラク攻撃反対の急先ぽうとなっている。第2次大戦以降、米国に忠実な同盟国だったドイツの強硬姿勢に、米国は「同盟国の裏切り」ととらえ、米独間にかってない深い溝が出来始めた。「申し訳ないが、私には納得がいかない。納得がいかないものを国民に説明することは出来ない」。今月8、9日にミュンヘンで開かれた第39回安全保障政策会議でラムズフェルド米国防長官と同席したフィッシャー独外相は、長官に向かってその部分だけ英語で、語気を強めて訴えた。 ドイツはナチス時代への反省から反戦機運が強く、シュレーダー政権の主要閣僚は反核・平和を党是とする「緑の党」出身のフィッシャー外相はじめ、戦後教育で反戦を徹底的にすりこまれた世代である。イラク攻撃反対の圧倒的世論を背景に強気な姿勢を緩めない。完全に冷え切った米独関係は簡単に修復出来ないレベルに達している。 |
2/11 | 安保理にイラク査察強化案をフランスが提示 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などが11日伝えたところによると、フランスは同日、国連安保理メンバーに対し、イラクの大量破壊兵器査察を強化する独自案の詳細を非公式に提示した。 その内容は、(1)査察官の2−3倍増(2)疑惑施設の事前封鎖のため警備隊の規模を拡大(3)大量破壊兵器廃棄に関する未解決問題のリスト作成を査察団に要請(4)イラク当局との協議に当たる現場常駐の査察団長を任命−など。 いま、イラク査察をめぐる最大の対立点は、米の査察否定・開戦によるフセイン体制転覆と、イラクの査察全面協力・国際世論の査察継続要求との対立にある。フランス政府の査察強化案は、査察継続の立場に立ちながらも、ウソとでっち上げのパウエル報告(=査察否定)を正面から批判せず、むしろにじり寄るものとなっている。いま必要なことはイラクへの査察強化ではなく、米の査察否定を追及し孤立させることである。世界の、とくに欧日の反戦平和運動は、何の根拠もない米のこの汚い戦争を徹底的に追及し、それとの明確な対決姿勢を各国政府に押しつけていくことがいま必要である。 |
2/11 | イラク、無条件で偵察機使用を認める 国連査察委員会に書簡 イラクの懸命の戦争回避努力を国連は無視するな!! イラク政府は10日、国連査察団が偵察機を査察に使うことを無条件で認めるという書簡を、国連監視検証査察委員会に送った。米国のU2偵察機だけでなく、フランスのミラージュ、ロシアのアントノフによる上空査察も受け入れるという内容で、大量破壊兵器の開発を禁じる法律の制定に着手することも記載しているという。 |
2/11 |
イラクの違反認定を要請=査察委員長に米大統領補佐官が圧力 |
2/11 |
日本政府が対米協調を鮮明に、仏独露宣言には距離 政府は12日、対イラク査察継続・強化などをうたった仏独露3カ国の共同宣言をけん制し、対米協調路線へと軸足を移す姿勢を鮮明にした。日本は米国がイラク攻撃に踏み切った場合「支持」表明に向け、新たな国連安保理決議を採択させたい考えだが、数の上では「劣勢」となった米英の側面支援に乗り出した格好。 |
2/11 |
ブッシュの忠犬ブレアと英労働党、支持率最低水準に 英国民の反戦の声をブレアは無視するな! |
2/11 |
仏独ロ、戦争回避・国連査察強化を求める共同宣言発表 フランスとロシア、ドイツの3カ国は、米国主導のイラク攻撃を回避するため、イラクの平和的な武装解除に向けて一層の努力を求める姿勢を表明した。
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2/10 |
米英軍機、飛行禁止区域でイラク軍のミサイル施設空爆 |
2/9 |
イラク査察報告受け、武力行使容認決議を=米国務長官 パウエル米国務長官は9日、FOXテレビとのインタビューで、今月14日の国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長らによる査察報告で、イラクの国連安保理決議違反が改めて確認されれば、安保理はイラクへの武力行使を容認する新たな決議を採択すべきだとの考えを表明した。(時事通信) |
2/9 | 独仏が査察強化の国連部隊提案へ 露も支持表明 ドイツのシュトルック国防相は9日、同国とフランスが米国の対イラク攻撃を回避するため、国連部隊を編成しイラクの完全武装解除に向けて国連査察を強化する計画を、14日の国連安全保障理事会に提案する方針であることを認めた。 ロシアのイワノフ国防相は9日、この計画が安保理に提出されれば支持すると語った。 |
2/9 |
ブリクス委員長、査察継続を希望 「変化の兆し」 |
2/9 |
インドネシアで大規模な反戦デモ。日本総領事館前では反日デモ 世界最多のイスラム教徒を抱えるインドネシアで9日、米国主導の対イラク攻撃に反対する大規模な抗議デモが各地で行われた。 首都ジャカルタでは、学生をはじめ、子どもを腕に抱きかかえた家族連れまで参加。国営アンタラ通信によれば、参加者は数万人と推定されている。参加者は歌を歌いながら市内を行進しては、時折、立ち止まって演説を行った。米国大使館付近では、警察官が盾を手に警戒にあたったが、行進は平和裏に行われ、デモは正午過ぎには解散された。また、 インドネシア中部スラウェシ島の中心都市マカッサルにある日本総領事館前で10日イスラム組織ヒズブ・タヒルのメンバー約500人が、イラクとの対決姿勢を強める米国を支持する日本政府の態度に抗議するデモを行った。デモ隊の一部は領事館への突入を図ったが、警官隊に阻止された。 |
2/9 |
独仏新提案に否定的=川口外相 川口順子外相は9日午前、テレビ朝日の報道番組に出演し、イラクの大量破壊兵器に関する査察でドイツ、フランス両国が検討している査察官の人員を3倍に増やすなどの新提案について、「査察官を2、3倍にしても、イラクが『(大量破壊兵器を)廃棄した証拠がある』と言わない限りは全然(実態が)分からない」と否定的な考えを示した。(時事通信) |
2/8 |
イラクの懸命の努力にも、聞く耳持たぬブッシュ イラクで大量破壊兵器査察を続けている国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長と国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長が8日、イラク入りし、イラク高官との会談を行った。 両氏は「イラクに態度の変化の兆しが見える」と述べ、査察の継続への期待を表明した。会見によると、イラクと査察団間の懸案のうち米偵察機U2の査察への使用が実現しないことについては、イラク側が14日までに回答すると約束した。 |
2/7 |
“戦争前夜” 開戦へ向けて着々と進める米・英軍 朝日新聞報道によれば、 |
2/7 |
仏大統領、米大統領に「戦争ぬきで武装解除は可能」 フランスのシラク大統領は7日、ブッシュ米大統領と電話協議し、「戦争をしないでもサダム・フセインを武装解除することはできる」と改めて主張した。米国が対イラク武力行使への動きを加速する中、フランスも対抗姿勢を鮮明にしている。また、「戦争は最悪の解決法。避けるための手段をとことん探るのが、国連安保理理事国の責任」と指摘。さらに武力行使には「当然、国連安保理で新たな決議が必要」と述べ、「安保理決議1441は、特定の国がその枠外で独自に動く可能性を想定していない」と、米国を牽制(けんせい)した。パウエル報告以降、フランスの姿勢が変わるのではないかとの観測が出ていた。しかし、7日発行のルモンド紙は、安保理での武力行使容認決議について「今、採決されれば拒否権を行使する」との政府筋の発言を伝えている。(02/08 朝日) |
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ブッシュの「ゲームは終わった」 。 何を言う!イラク攻撃こそ「ブッシュの戦争ゲーム」だ ブッシュ米大統領は6日、イラクのフセイン大統領が国連安全保障理事会決議1441に応じようとしていないと非難したうえで、「ゲームは終わった」と強い警告を発した。国連がイラクに武装解除を迫る決意を明確にするための「新たな決議」も歓迎し、支持する意向を示した。声明の発表には、国連から戻ったパウエル国務長官が同席。ブッシュ大統領は「慎重かつ力強い発表だった」と長官の労をねぎらったという。 |
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イラク、前日に続いてパウエル報告に反論 パウエル米国務長官の国連安保理での報告に対し、イラクのサアディ大統領顧問らは6日、前日に続いてバグダッド市内で会見して反論した。長官報告がうそや誤りだらけで、「報告は戦争の口実づくりだ、との認識で世界の反応は一致している」と自信を示した。 |
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元査察官スコット・リッター氏、パウエル演説を厳しく批判 2月6日東大駒場にて、「元国連大量破壊兵器査察官スコット・リッター氏『イラク戦争』を考える講演とシンポジウム」が、収容人員720名に対して500名以上が入場できないほどの大盛況で開催された。 |
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小泉首相、またまた国民無視の対米追従。パウエル演説で「疑惑はさらに深まった」 小泉首相も、同日の衆院予算委員会で、「イラクの大量破壊兵器に関する疑惑はさらに深まった」と指摘。今後の政府の対応については「イラクが国連決議1441を犯しているという国際社会の共通認識に、いかに誠実に応えるかというギリギリの段階に来ている」「国際社会の一員として、(米国の)同盟国として責任ある対応をしていかねばならない」と述べた。また、首相は「仮にイラクが(これまでの国連安保理決議を)順守していないという場合、もう一つの新しい安保理での決議がなされることが望ましい」と述べ、決議がなくとも米の攻撃を支持する道を残した。 |
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パウエル長官、「イラク査察妨害の証拠」なるものを安保理に公表。ウソと憶測で塗り固められた報告に、イラクは「全く真実に基づかず、新しい情報は何もない」 ブッシュ一般教書演説でも鳴り物入りで予告したパウエル国務長官の国連安保理外相級会合での演説が、5日行なわれた。イラク政府の査察妨害や兵器隠蔽工作、テロ組織との関係について、独自の機密情報をもとに動かぬ証拠を公表するとしてきたが、出された「証拠」なるものは、誰がどこで話したのかも分からない会話傍受テープや、すでに査察済みの施設の衛星写真、「ある」というだけで写真も何もない射程1200kmミサイルなど、どれもこれもウソと憶測の「状況証拠」だけで、査察を打ち切り開戦を正当化できるものは何一つなかった。 |
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国連の査察に介入する米を強く批判、元査察官スコット・リッター氏 国連によるイラクの大量破壊兵器査察で主任査察官を務めた経験を持つスコット・リッター元米海兵隊大尉が4日、東京都内で記者会見し、イラクの大量破壊兵器の大半はすでに廃棄されたとの見方を示し、「国際社会にとって自衛のために戦う相手ではない」と述べて、イラク攻撃の準備を進める米国のブッシュ政権を批判した。リッター氏は91年から98年まで国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)で抜き打ち査察を担当。98年8月、UNSCOMの査察に介入した米国を批判し、辞任した。その経験から、リッター氏は「大量破壊兵器の製造施設の90〜95%は検証可能な形で廃棄された」と説明。廃棄が確認できない化学物質は残るものの、「その後の厳しい査察で、依然として(イラクが)保有している兆候は発見されていない」と話し、解明のためには戦争ではなく査察を続ける必要性を訴えた。 |
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対イラク軍事行動の米支持率ダウンに、ブッシュ政権必死の巻き返し 2日に発表された米ワシントン・ポスト紙とABCテレビとの共同世論調査によると、米国民の66%がイラクに対する軍事行動を支持すると答えた。前回調査の1月20日の57%から9ポイント上がった。国連の反対があっても攻撃を支持する声が51%に上り、同調査で初めて半数を超えた。ブッシュ政権が「イラクへの武力行使の必要性を証明する十分な証拠を示している」と考える声が54%で、前回より6ポイント上昇した。ただし、「武力を行使する前にさらに証拠を出すべきだ」と考える人も57%いたという。 |
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一方的なイラク国民への軍事攻撃のシナリオを着々と準備する米国防省 |
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米防衛産業、対イラク戦争準備で大儲け。ブッシュ政権高官のなかに多数の軍産複合体関係者 日経新聞によると、米国防予算の拡大を受け防衛大手各社が売上げを伸ばしている。昨年10−12月期決算で最大手ロッキードマーチンは6%、ノースロップ・グラマンは17%それぞれ売上高を増やした。民間機の受注不振が続くボーイングも軍事部門の好調で全体では大幅増益。各社とも、米軍が対イラク戦に備えて戦闘機やミサイルを急ピッチで調達したためである。 |