2001年4月5日に、名古屋港水族館にハンドウイルカ6頭が搬入されたのを皮切りに、18日にはベルーガ(シロイルカ)が5頭、そして5月現在11頭のイルカが搬入されています。内田館長や管理組合に対して、野生の海生ほ乳類を捕獲し展示飼育することを断念していただくように要望し続けて参りましたが、我々の願いは全く聞き入れられず、また何度か差し上げたお手紙にも、何の回答もないままに今回の搬入になってしまいました。 これに対して、世界中から非難の声が上がっていますが、日本でも、今回の搬入に対してFAX抗議の形で行動を起こしていただけたらと思います。いまのところ野生のオルカの捕獲情報は入手できていませんが、このままでは、オルカの搬入も時間の問題となってきました。 |
名古屋港水族館 内田至館長
「バンドウイルカとベルーガの導入について」
世界中のイルカ・クジラを愛する人たちの心を踏みにじって、この4月、名古屋港水族館の新しいプールにバンドウイルカとベルーガが相次いで導入されました。これに対して、私たちは深い悲しみを覚えています。 みなさま、すでに御承知のことと思いますが、バンドウイルカは、和歌山県太地町で追い込み猟によって捕らえられたイルカです。まず水族館用に若くて傷のない個体を選別し、残りの群れ(家族)は殺され、クジラ肉として売らます。水族館に展示されているのは、身寄りを亡くしたイルカたちなのです。 また、ベルーガは、ロシア旧ソ連海軍で使われ、用済みとなってウラジオストックの畜養場に入れられていたものです。新聞では、ベルーガによる癒しの効果について言及されていましたが、故郷を離れて狭いプールで見せ物にされる彼らには、死ぬまで癒しはもたらされません。 水族館でイルカやシャチを飼育することが、あたかも教育的であるかのように。みなさんはくり返し述べられていますが、ここでいわれる教育の中身は人間のごう慢さ、残酷さを子どもたちに刻印付けるものでしかないのです。 人間による自然への侵略と強奪の歴史ともいうべき20世紀はすでに幕を閉じました。私たちは、この苦い経験を生かし、より賢い選択を行うことによってはじめて次の世代への責任を果たすことができるのです。 今からでも遅くありません。どうか、みなさんのお子さんや、お子さんのお子さんのために、もう一度真摯にこの計画について考え直し、飼育を中止されますよう、心からお願い申し上げます。 2001年5月
名前:____________ 年齢:_______ 住所:_______________________________ |
これは、FAXで要望書を送る場合の文書の見本ですので、これを参考にしていただいて、皆様のご意見を加えて修正してください。これをプリントアウトしたうえで、下記の住所あるいはFAXの所にお送りください。連名にされる場合には、氏名・住所欄を必要なだけ付け加えてください。 こどもの日を、ひとつの目標にしていますが、これに関係なくお送りいただければ幸いです。 なお、そのコピーをfreeOrca事務局にもお送りいただけると幸いです。よろしくご協力をお願いいたします。
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名古屋港水族館館長 内田 至
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名古屋港管理組合
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