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海洋生物学者/ポール・スポング博士 来日連続講演会

オルカのすむ海


名古屋講演

→連続講演会の日程

ポール・スポング博士 オルカを語る
オルカみたいに生きてみよう
1999年2月14日(日)13:30〜(10:00開場)
同時開催:10:30〜Keikoリリースビデオ上映、11:00〜小原田泰久氏のお話
名古屋港ポートビル 4F講堂 地下鉄名古屋港駅より徒歩5分
入場料:無料
主催:The Earth Friend  共催:freeOrca、いるかの学校

■参加者からのレポート

 先日、名古屋ポートビルにて行われましたポール博士の講演会に行って参りました。
 
 
 とりあえず、現地に到着して驚いた事は、名古屋港水族館の敷地内と思われる場所で講演会が行われたと言う事です。具体的な場所ですが、名古屋港水族館の隣に有る「金鯱号」と言う遊覧船が出ている場所(>これだけで判る方も居られると思うのですが・・・)に立っているビルなのですが、このビルもたしか名古屋港水族館のチケットで展望台に入るようになっている施設で、展望台へのチケット売場も有る施設でした。
 
 私は12:00頃に現地に到着したのですが、その際にはポール博士は水族館の視察をしておりました。(見学時間は1時間程度だったらしいのですが・・・)
 
 して、講演会の様子なのですが、午前中は他の方の講演が有ったようなのですが、13時からは名古屋を中心にしている団体(いるかの学校・アースフレンド)の紹介が有り、その後の13:30からポール博士の講演となりました。話の内容は、ほぼ東京と同じ内容で進んだのですが、名古屋港水族館を見てきての感想を以下のように述べました。
 
 「深海魚の展示がされており、深海の謎については教育的な施設だと感じるが、今後の計画としてコンクリートの中にオルカ・ベルーガを押し込む為の施設を建設している点は納得出来ない。」と話し、建設へは反対するとの考えを示しました。
 
 その後、スライド・VTRを使用しながらの説明は、東京での講演会と同様の物でしたが、質疑応答がされた後には「名古屋港水族館にオルカ・ベルーガを入れない為に、私たちもこれがスタートとして活動していかなければならない」との主催者からの呼びかけが有って、16:28終了となりました。
 
 会場の様子ですが、定員200名と書いてありましたが、余裕を持たせた感じでレイアウトされていた為に、入場者数は150名程度だと思われます。
 
 又、今までの講演会等とは趣が違いまして、会場内には子供用の「らくがきコーナー」「ぬり絵コーナー」なる物が設置されておりまして、会場に来ていた子供達がこのコーナーに集まっておりました。と、同時に、名古屋市内
在住の小学1年生が書いたと言う物語(絵本みたいに成っている物で、思いっきり水族館批判ネタだったのですが・・・小学1年生が書いたにしては文章が上手でした)もステージにVTRで放送されましたので、ぬり絵の下の方に書かれている子供のコメントにも「シャチ・ベルーガを水族館に入れないで」と書かれた物がいくつか見られました。(他の書いてある内容と言うと、イルカと泳いでみたいとかクジラを見てみたいと言った内容ばかりでした。)
 

 で、この物語を作った少女が「名古屋港水族館の館長に渡して下さい」と言う事で、この原本は名古屋港水族館の館長に今後、渡すとの事でした。
 
*物語の内容
 捕獲船に乗っている水族館関係者が、捕獲した動物や魚の夢を見てうなされた為に、他の関係者にも話した所、全員が同じ夢を見てしまい、水族館に戻ってからその話をすると「いけない事なんだ」と言う事で、飼育している
動物や魚を放流してしまうと言った内容でした。>小学校1年生が作った物語にしちゃ凄いでしょ?。
 
 と言った感じで、東京講演とはちょっと趣が違いました。
 

白浜に向けて移動中のポールさん

(reported by T.C. /member of freeOrca)

名古屋講演


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