水戸+日立/浜街道ウォーク(水戸〜石神〜石名坂〜森山〜助川)
企 画■茨城の四季を歩く2・陽春編(陸前浜街道@)
日 時■1997.4/20(日) 10時20分〜17時頃
集 合■常磐線・水戸駅/北口広場A番バス停付近(10:43発原研・晴嵐荘行に乗車)
コース■水戸駅…旧枝川宿…旧佐和宿…二軒茶屋〜旧石神外宿〜旧大橋宿(昼食)〜石名坂〜大甕神社
〜旧森山宿…金沢三差路〜旧下孫宿〜鮎川橋〜兎平…旧助川宿[歩行約12KM]
その他■雨天の場合は延期します。不明の場合は、大竹宅まで直接お電話下さい。
■集合には、上野 9:00 発スーパーひたち7号が便利です(水戸 10:16)。
■午後から参加の場合、日立電鉄・大橋駅12:45(上野 11:00発特急で大甕乗換、昼食前)
または大橋駅13:45(上野 12:00発特急で勝田で普通、大甕で電鉄乗換、昼食後)集合。
■途中、新道区間は路線バスを利用(水戸駅→二軒茶屋、森山→金沢、兎平→日立駅)。
定点情報■NTT茨城伝言ダイヤル(#8501)連絡番号:03-910-6437#/暗証番号:7786#
今回主催■大竹 亮(茨城県庁住宅課)■職場:029-221-8111(内4350) 自宅:029-233-5250
▲今後の予定 5月 千葉の旧街道/成田街道1 7月 那珂湊+大洗/海岸ウォーク
6月 水戸+常北/新緑ウォーク 8月 東京都内バスツアー
今回編集担当:大竹 亮
陸前浜街道■江戸時代には水戸までを「水戸街道」その先仙台方面を「磐城相馬街道」と称し(上りはいずれも「江戸街道」である)、両者を合
せて「浜街道」とも呼んだ。参勤交替の大名が少なく、商家と農家の混じった独特の在郷宿場が形成された。明治初期に「陸前浜街道」と改称され、
現在は国道6号である。
石名坂越え●江戸からずっと平坦な関東平野を北上した浜街道は、久慈川を渡ると山裾の道に転じる
。平地から初めて丘陵に登る急坂・石名坂は往時からの難所であり、明治・昭和の2つの国道バイパス
の間にひっそりと旧街道が残る。
大甕神社 ●神代の昔、この地に陣取り巨石に変じた悪神・甕星香々背男を粉砕した武葉槌命を祀る古社。
朝廷の奥州計略上の交通要所であった
水戸〜石神●旧街道は枝川宿の先で現国道と合流し、平坦な台地上の道が続く。
佐和宿付近は広幅員道路となって往時の面影が薄れているが、拡幅工事中の石神外宿では伝統的な農家建
築や門塀が再築されつつあり、注目される。
この地を暗喩する伝承として興味深い。境内か
ら海を望み、泉が森の湧水地も近い。
森山〜助川●日立市は、海に臨む狭い東斜面に細長 く展開する工業都市である。美しい海からの日旧大橋宿 ●日立南太田ICから現国道と分岐し、 の出に因んで「日立」の名がある。市内は山が 旧街道が復活する。田中内の美しい農村集落か 海に迫り、海岸は段丘の絶壁が続くため、旧街 ら商家の並ぶ大橋宿に至る。ここで常陸太田か 道は丘の中腹を北上する。森山宿、下孫宿付近 ら河原子港に至る塩街道(=前々回会報参照) は市街化しているが、折々に海を見晴らすこと が西から合流し、石名坂に差しかかる。 ができる。助川宿には幕末に海防城が築かれた。
二軒茶屋 ●石名坂 ●相馬碑 旧石神外宿 ●石神一里塚跡 塩街道(至太田)
旧大橋宿 ●鮎川橋 ●馬力神 油縄子集落 助川海防城跡● 塩街道(至河原子港)
旧森山宿 大橋駅● ●兎平 田中内集落 ●金沢三差路 古代東海道(推定ルート)
旧下孫宿 日立駅● ●桜橋 大甕神社● ●常陸多賀駅 日立市役所●
旧助川宿 ●桜並木 ●榊橋 ●鹿島神社 ●杉野橋石塔群 ●旧バイパス
金沢集落 ●石神社 (至水戸)●泉川道標 ●日立南太田IC ●新バイパス