2005年四定 一般質問 11月22日
1 教科書採択について
2 李下に冠を正さずの区政について
3 たばこ対策
1 教科書採択について
(1)学校調査報告書の書き換え
○西宮中の学校調査報告書について、書き換えの指示は、誰がいつ行ったのか。実際に書き換えたのは誰で、それはいつのことか伺う。
○なぜ、担当教員ではなく、他の者が書き換える必要があったのか伺う。
○これまで、事務局は「評価を書き換えさせたものではない」と答弁してきたが、書き換えられた内容との齟齬について説明を求める。
○採択にかかわる調査は、教科書選定審議会から教科書調査委員会に格下げして、教育委員会の権限強化を図るにとどまらず、教員の調査は書き換えられ、調査委員会の意見も軽んじられている。これからも、採択の方式をないがしろにしていくつもりか、見解を間う。
(2)内部告発と人事異動
○書き換えの事実は、教員の内部告発によって公になった。もし、教員の告発がなければ、教育委員会は、いつ、どのようにして事実を公表する予定であったか伺う。
○今回の書き換えに際して、公文書の取扱いに違法性があった。明確な説明を求める。
○まだ、3年間しか在任せず、異動を希望しない教員に対して、異動の動きがあると聞いた。実際に人事異動があるとすれば、報復人事だと受けとめざるを得ない。杉並において、過去にこのような例はあるか伺う。
○2名の教員への校長による事情聴取の回数とその目的は何か。事情聴取において、記者会見の様子を説明せよと言われて、当該教員が拒否したところ、職務命令によって話すように言われたという。これは、憲法が禁じている「自白の強要」に該当すると考えるが、見解を問う。
○今回の件は、区の公益情報通報制度の趣旨から、保護されるべきものと考えるが、教育委員会の見解を間う。
2 李下に冠を正さずの区政について
(1)法令遵守義務と公益通報
○職員の倫理保持及び公益通報条例は、区政執行に影響力のある者のごく親しい者が経営する企業が、区の仕事を受注することについてはいかがか。そのような事例が重なることに倫理上の問題はないか。李下に冠を正さずの意だと理解するがいかがか。
(2)モノ言える空気づくり
○職務に誠実に取り組んだ結果、違法行為に加担する例がある。公益を害することとなる場合に、それを防止する庁内風土があるか。また、その風土をどのように醸成していくのか。
3 たばこ対策について
(1) 歩きたばこ
○路上禁煙対策を始めてから、これまでの歩きタバコ、ポイ捨て減少の効果はいかがか。特に、上井草地域の歩きタバコへの効果はいかがか。
○環境美化のパトロールを止めた場合、元に戻ると予想するか。
○コストパフオーマンスについて伺うが、パトロールの人件費は区の一般財源か。路上禁煙の周知にかかる経費は、タバコ税収の何に相当するか。
○パトロールの継続や過料徴収の来年度の予定はいかがか。
(2)飲食店 分煙ステッカー方式
○客の回転をよくするため等で時間禁煙にしている飲食店に将来も時間禁煙のステッカーを配布することに意味があるのか。
○完全分煙の要件に一定の空気の流れの測定のみならず、粉塵計を使って計るべきと思うが、いかがか。