宇都宮けんじさんの医療費無料化政策に異議あり
残念ながらどんな候補であっても、100%OKというわけにはいきません。
うーんと思う箇所があるのが常です。
今回の宇都宮けんじさん。おおむねOKですが、以下は、うーんと首を傾げる点です。
あれもこれもに税金は使えません。
例えば、
「18歳までの医療費の無料化で、健康都市東京を実現します。65歳以上の高齢者の窓口負担ゼロ実現に向けて、当面、75歳以上の高齢者の医療費無料化の検討をおこないます。」。
はっきり言って、これは大盤振る舞い。これをやってしまえば、その負担は子どもたちに繰り越すことになります。むしろ貧困状況にある子どものためにこそ税金は優先して使うべきです。
医療費を払えない人はたくさんいます。ならば年齢で一律に区切るのではなくて、困っている人に絞った支援の方がよいと考えます。
#なお、東京都はすでに15歳までの子どもの医療費は無料(杉並区は所得制限なし。他は、すみません調査していません)。全国でも最高水準にあります。
いや東京都の財政力なら可能だという見方もあるでしょう。
でも、疲弊して予算さえ組めない地方がある一方、東京都だけが楽チンでよいとは、奥山けっして考えられません。東京の財政は都や区の努力の故だけではない。首都であるからこそ、税収が集まるのだと考えています。財政は、日本全体でみる必要があるというのが、奥山の考えです。