奥山たえこ:東京都杉並区議会議員(無所属)

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第4回定例会11月22日一般質問質問+答弁

「答弁」は正式なものではありません(来年2月になります)。奥山側でテープ起こししたもの。
答弁からは、空家率の高さにびっくり。みどりの里(低所得高齢者用区営住宅)の充実は歓迎。住みかえ支援窓口の設置はまだまだとの答えでした。

高齢者が住み続けられる施策について

@杉並区内の空き家率は、ここ数年でどのように推移しているのか。今後の予測はいかがか。また、空き家のうち不適正管理の空き家については増加しているのか。
答弁)総務省が5年ごとに行っている住宅・土地統計調査では平成15年、20年の空き家率はいずれも約12パーセントで、住戸数にして平均約37、000戸。この傾向は今しばらく続くものと思われる。
 不適正管理の空き家について区に寄せられた相談件数は年間約80件ほどで、こちらもほぼ横ばいの状況。 

続きは、こちら↓

A住宅マスタープランでは、高齢者向けの住宅の供給について、区はどのような取り組みを考えているか。
答弁)平成20年3月に策定した現行の住宅マスタープランでは、みどりの里について賃貸借契約期間の満了に際して介護などのサービスのついた住宅に転換することを定めている。また、アパート斡旋事業や高齢者等応急一時居室の提供事業など民間賃貸住宅を活用した施策の拡充等を定めており、この間推進してきた。

B住宅マスタープランの早い時期の改訂が必要ではないか。特に空き家対策をもりくむべきと考えるがいかがか。
答弁)現在策定中の総合計画で、住宅マスタープランの改訂を行うこととしている。その中で空き家の実態調査やその対応策の検討を行う。

Cみどりの里の20年間の契約期間が満了した後は、施設を継続するのか、どのような形態とするのか。所得者の住宅確保策として、区はどのような施策を行っているのか。また、拡充することはできないか。
答弁)今後高齢化の進行に伴って要介護高齢者の増加が予想される。高齢者にとっては要介護状態になっても地域で安心して暮らし続けられる住まいの確保が重要と考えている。
 区では平成4年度からみどりの里を提供してきたが、平成24年度にこのうち2団地が20年間の賃貸借契約の満了を迎えるので、これを機に杉並型サービス付き高齢者住宅に転換していく。杉並型とは、高齢者の住まいの確保法で定められている安否確認と生活相談サービスに加えて24時間対応が可能な訪問介護のサービスを提供する杉並区独自の高齢者向け住宅のこと。運営形態としては民間事業者による管理運営を考えている。

Dみどりの里を増やすことはできないのか。理由も問う。
答弁)今後、みどりの里を含めた高齢者の住まいについては、高齢者が加齢や身体状況の変化に応じて適切な住まいや特別養護老人ホーム、老人保健施設などの施設を選択できることが重要と考えており、総合的な検討を行っていく。

Eサービス付き高齢者向け住宅の総量規制はありうるか。
答弁)供給目標は、都が策定する高齢者の居住安定確保プランにより定めることとなっており、今のところ数量の制限、いわゆる総量規制は盛り込まれていない。

Fサービス付き高齢者向け住宅は増えた方が良いと思うが、区はどのような対策を考えているか。
答弁)みどりの里が今後20年間の賃貸借契約の満了を迎えるので、これを機に杉並型サービス付き高齢者住宅に転換していく。

G高齢者の住宅ミスマッチ解消に関して、住み替え制度が有効な方法であること、制度も整いつつあることを周知してはどうか。
答弁)今後高齢社会の進展とともに加齢や家族数の変化に伴って、住み替えが必要となる高齢者が増えるものと考えている。お住まいの持ち家を他に賃貸し、自身は賃料を受け取りながら別の住宅に住むというような場合にこれを支援する機関として一般社団法人住み替え機構がある。都からも周知の依頼を受けているので、今後区の窓口においても必要な方に選択肢の一つとしてご案内していく。

H区内の宅建業者と連携して、住み替え物件の案内や相談、また、区として福祉的な側面も考慮した、住み替え総合相談窓口を設けてはどうか。
答弁)東京都宅地建物取引業協会杉並区支部と、まず区内の住み替え需要の動向などについて意見交換をしたい。
 住み替えの区民への提案だが、例えば現在行っている住宅相談の中でそのようなご意向とかニーズとかを測っていく、また今後行われる意向調査でそういう項目を考えてみたい。

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