区情報の非公開に対して不服の陳述しました。
個人情報保護審査会で、です(個人情報保護審議会とは別物)。
奥山は昨年2月、杉並区に対して、予算編成過程の資料の公開を求めました。
翌年度の予算を定める手続きとしては、
まず、所管各課から、「この事業に関して、いくらの予算がほしい。その根拠明細はこれです」といった資料が提出されます。それに対して、政策経営課、次に財政課が減額を迫り、最後に区長査定があって、予算額が決まるというのがパターンです。
しかし、そのほとんどすべてが非公開となり、墨塗りで示されました。
そこで、この非公開処分に異議有り! ということで、不服申し立てを行っていました。
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これまでは、書面で不服の意を示しましたが、
昨日1月25日、個人情報保護審査会が開催され、なぜ非公開ではいけないのか、公開すべきだと奥山が考えているのかを、口頭で、審査会の委員(3名)に説明しました。
理由の要諦は、
杉並区が予算編成の過程を公開しないのは、予算は区長が判っていればそれでよいと考えている。その姿勢が、今回の非公開処分に如実に現れているということです。
つまり、予算は区長が定めるのであって、区民や議員(両者は同等の立場にあります。議員が優先されるものではない)に示すのは、区長が審議をやってほしいと思った段階であれば足りると考えているということです。
しかし、その時点では、もう全くなにも変えることなく、そのまま予算が通るーーそれが杉並区(多くの自治体が同様ですが)の現実です。1500億円もの膨大な予算の、1カ所さえ修正することなく、すべてOKで、右から左に「賛成」となる。そのどこに、議会の存在意義があるのでしょうか。単なる「賛成要員」と化しているとしか言えません。
その現状を変えるためにも、今回の公開は必要なのです。
なお、奥山がこのように言うのは、
最近はいくつかの自治体で、いま予算の査定はこの段階まで進んでいます。
どうぞ、ご意見を寄せて下さいといった方式が進んでいるからです。
東京では、板橋区が査定額の公表をしています(ただし意見募集はしていない)。
北九州市は、査定額を公開して、ご意見を募集しています。
杉並区が「情報公開ナンバーワン」と言うなら、きちんとその姿勢を示すべきです。
口先だけではだめです。
この件、さらにがんばります!