日誌(抄):2011年1月24日〜1月30日
●1 /30(日):京王線地下化をめざす集会@上北沢。
●1 /27(木):成年後見制度@四谷(1/27のブログに報告を書きました)。
●1 /26(水):保坂展人フォーラム(子ども虐待:坪井節子さん、カリオン)@阿佐ヶ谷
●1 /25(火):個人情報保護審査会で、非開示に対する不服申し立ての陳述(1/26のブログに報告を書きました)。
●1 /24(月):杉並選挙無効裁判傍聴@東京高裁。
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●1 /30(日):京王線地下化をめざす集会@上北沢。
●1 /27(木):成年後見制度@四谷(1/27のブログに報告を書きました)。
●1 /26(水):保坂展人フォーラム(子ども虐待:坪井節子さん、カリオン)@阿佐ヶ谷
●1 /25(火):個人情報保護審査会で、非開示に対する不服申し立ての陳述(1/26のブログに報告を書きました)。
●1 /24(月):杉並選挙無効裁判傍聴@東京高裁。
山口県庁前で。もう10日ほどになります。
手紙を書いてねと言うので、私もはがきを出しました。
ハンストの詳細は、
http://greenz.jp/
上関原発に反対する祝島島民のブログは、
http://blog.shimabito.net/
で、ご覧になってください。
本日(2011/1/27)@新宿区立四谷センター。主催:新宿社会福祉協議会(「社協」)。
吉本興業の芸人さんたちが出るというので、単なる説明会と異なり大変参考になると思い、足を運んできました。その通り、面白かったです。
成年後見制度とは、
高齢や障碍(がい)などのため、大きな買い物や重大な契約をすることに不安のある人(将来的な不安も含む)が、安心して暮らせるように、契約の代理(取消含む)をしたりして見守ってくれる人を定める制度です。昔の禁治産者制度から変更されました。
※インターネットで探すといろんな説明があります。法務省のは悪くないと思います。
なぜ、コント方式に関心が引かれたかというと、
通常こういったお役所の制度は、とにかく言葉がわかりにくい! 私たちが日常に使っている用語や、言葉回しからかけ離れている。異次元の、なじみのない言葉なのです。
これでは、知っていただきたい方々に伝えることができません。それは、読む側の責任ではなくて、書く側の責任です。書く側は法的に正確に書こうとするからそうなるのですが、それではパンフレットの役を尽くしていません。
以前、奥山は成年後見制度に関して、一番重要な費用のことが(杉並社協のホームページに)書かれていないのは、まったくもって不親切だと質疑しました。事例によってさまざまだから書けませんというのは、書く側の論理。「目安です。実際には事例によってかなり異なります」と書けばよいのです。
さて、今日の流れは、
【1】芸人さんたちのコント。
【2】その後で、弁護士が登場して説明をする。その合間も芸人が質問をすることで、よりわかりやすくなった。
【3】その後、ありがちなパターンの芝居が2本。
@高齢の(一人暮らし?)女性が、親切な若い男性セールスマンにだまされて、200万円の羽毛布団を買わされる。→孫の女の子が気がつく。
A知的障碍のある男性が、デートを装って近づいてきた女性に高額なプレゼントやねずみ講への加入を勧められる。→母親が気がつく。
いずれも、成年後見人がすでに就いていたので、取消ができた(契約の後に就任しても、取消は出来ません)。めでたしという話。
【4】さらに、説明。
これで、制度の全体がわかるわけではないですが、必要とする概要は伝わったと思います。帰り際、参加者のおしゃべりで「まぁ、詳しいことは聞いてみないとね(分からないね)」との声も聞こえましたが、それでも、このテーマで400名くらい?の参加があったのは、すごい!!と思います。
お笑いで寿命も延びたことでしょう。
蛇足ながら、会場が9階で、終わっても3基のエレベーターでは人を運べず、あふれかえり。多くの人たち(高齢者です)が、1階まで階段を下りました。いやあ、元気です。
個人情報保護審査会で、です(個人情報保護審議会とは別物)。
奥山は昨年2月、杉並区に対して、予算編成過程の資料の公開を求めました。
翌年度の予算を定める手続きとしては、
まず、所管各課から、「この事業に関して、いくらの予算がほしい。その根拠明細はこれです」といった資料が提出されます。それに対して、政策経営課、次に財政課が減額を迫り、最後に区長査定があって、予算額が決まるというのがパターンです。
しかし、そのほとんどすべてが非公開となり、墨塗りで示されました。
そこで、この非公開処分に異議有り! ということで、不服申し立てを行っていました。
続きがあります↓
これまでは、書面で不服の意を示しましたが、
昨日1月25日、個人情報保護審査会が開催され、なぜ非公開ではいけないのか、公開すべきだと奥山が考えているのかを、口頭で、審査会の委員(3名)に説明しました。
理由の要諦は、
杉並区が予算編成の過程を公開しないのは、予算は区長が判っていればそれでよいと考えている。その姿勢が、今回の非公開処分に如実に現れているということです。
つまり、予算は区長が定めるのであって、区民や議員(両者は同等の立場にあります。議員が優先されるものではない)に示すのは、区長が審議をやってほしいと思った段階であれば足りると考えているということです。
しかし、その時点では、もう全くなにも変えることなく、そのまま予算が通るーーそれが杉並区(多くの自治体が同様ですが)の現実です。1500億円もの膨大な予算の、1カ所さえ修正することなく、すべてOKで、右から左に「賛成」となる。そのどこに、議会の存在意義があるのでしょうか。単なる「賛成要員」と化しているとしか言えません。
その現状を変えるためにも、今回の公開は必要なのです。
なお、奥山がこのように言うのは、
最近はいくつかの自治体で、いま予算の査定はこの段階まで進んでいます。
どうぞ、ご意見を寄せて下さいといった方式が進んでいるからです。
東京では、板橋区が査定額の公表をしています(ただし意見募集はしていない)。
北九州市は、査定額を公開して、ご意見を募集しています。
杉並区が「情報公開ナンバーワン」と言うなら、きちんとその姿勢を示すべきです。
口先だけではだめです。
この件、さらにがんばります!
●1 /23(日):みどりの未来総会、エコフェア宣言発表。
●1 /22(土):開かれた議会をめざす会運営委員会記録書く。
●1 /21(金):開かれた議会をめざす会運営委員会@新宿。
●1 /20(木):和田中控訴審打ち合わせ
●1 /19(水):杉並女性団体連絡会新年会。
●1 /18(火):外環説明会(予定地の買取り、くい打ち)@西荻区民センター、夜回り@西荻
●1 /17(月):サモラさんのお話の報告書く。
冬場は特にそうですが、堆肥の発酵がゆっくりになることがあります。外気が下がるからです。温度計は、外気との差、5度程度がやっとです。これでも発酵しています。
#写真を見ていて、あれ、箱の模様が違う! すみません、初代と2代目が混じってました。
そんな時は、堆肥をひっくり返して、空気を通してやります。「切り返し」と言います。
写真は、昨年11月の様子。段ボールの底部が膨らんでいるのは、湿った堆肥をスコップでまぜることが出来ずに、底部にどっしり埋まっているからです。
#これは、初代段ボールコンポストです。
●続きはこちら↓
こちらも、初代段ボールコンポスト
↑拡げた段ボールと大きな紙との上に、堆肥をひっくり返します。1、2日放置。湿気があるので拡げた段ボールが湿ります。虫が来ないように上に布を拡げます。
初代段ボールコンポストは、結局、段ボールがへたったので捨てました。ごみを出しては悲しい・・・。
で、2代目になりました。
以下は、それの切り返しの図です。
↑底板は4枚敷いていました。一番上以外は、これこの通り、まったく湿っていません。段ボールの通気性のよさが証明されています。
↑スコップでせっせとかき回すので、こんな風に側面が削られています。
二代目は、へたっても捨てずに、内側に段ボールを貼ることで使い続けます。
↑側面にそっくり同じ大きさの段ボールを貼って、補強する。
↑切り返しで干している間、投入出来なかった分を入れた様子。
「がんばってね!」と堆肥に声をかけます。
ロベルト・サモラさん(Roberto Zamora コスタリカ)
コスタリカは軍隊のない国として知られています。
ロベルトさんは学生の時に、イラク戦争を支持したのは憲法違反だと当時の大統領を訴えて憲法裁判所に提訴し勝った人です。これでコスタリカは、アメリカのイラク戦争支持のリストから国名をはずしました。
彼はその後弁護士になりました。
いま来日中で、昨日新宿でお話を聞いてきたので、簡単に報告します。
続きはこちら↓
・コスタリカの憲法の構成の説明の後
・最近の訴訟の結果コスタリカは唯一、CAFTA(中国とASEAN(東南アジア諸国連合)との自由貿易協定)のリストに武器を加えた。アメリカの技術を用いて、コスタリカで武器を製造すれば安く製造出来る。コスタリカには、優秀な理系の大学もあるし、インテルの工場もある。そこで、武器がリストに含まれているのは憲法違反だと訴えた。しかし判決では門前払いされた。競艇が始まる前なので早すぎると。ではと、協定が結ばれてから提訴したら、遅すぎるとやはり、門前払いされた。次にワシントンにあるアメリカの委員会に訴えた。来年の春頃にはコスタリカの裁判所に係属することになるだろう。
・アメリカ軍の駐留についても、憲法違反だと提訴しました。これは「麻薬撲滅」を口実に人口450万人のコスタリカに米兵1万2千人も駐留。これは6カ月毎の更新で、1月に一旦帰国しているが、また延長するだろう。こちらの裁判も却下された(最近判決が出たばかり)ので、ワシントンへに訴えることを考えているとのこと。
・コスタリカの最高裁は、大統領の干渉(人事等)で後ろ向きになっているとのこと。コスタリカ前大統領・ノーベル平和賞受賞者のオスカル・アリアス・サンチェスさんは、ロベルトさんの活動が面白くないからだろうと。
会場からの質疑で、
・ロベルトさんを支援しようという動きはないのか? に対して、個人的に表立っての支援を恐れているようだ。自分は監視されており、盗聴されているし、メールも覗かれているだろう。身の危険を感じることっもある。でも平和の為なら命も惜しくない。危険だからと言って、止める訳にはいかない。
・市民運動はどうか? に対して、未成熟だとのこと。
・当局は、自分を見くびっているのだろう。ワシントンにも行かねばならないし、秘書もなしで一人でやっている。一人でやっているから苦労するし、いつまでも続かないだろうと。
彼は、自分の活動資金の足しにと、コーヒー(粉。100g単位)をたくさん持ってきており、「ぜひ買って下さい」と。
コスタリカ、グッドとばかり思っていたけど、実はこうなっていたんですね。知ってる人には、既知のことでしょうが。
#ロベルトさんは、ピースボートに居た時、杉並の井草に住んでいたそうです。
●1 /16(日):ロベルト サモラさん(コスタリカ弁護士。平和憲法訴訟当事者)の話を聴く@新宿。(1/17ブログに報告)
●1 /14(金):精神障害者作業所交流会に参加@永福
●1 /10(月):成人式に臨席@荻窪。
●1 / 6(木):ブログリニューアル相談
●1 / 1(土):PCファイル整理・バックアップ
●12/30(木):年末カンパ他振込@郵便局。片付け(控室)
●12/28(火):少数会派報告受ける。
●12/24(金):住民監査請求への抗弁書書く。
●12/23(木):レイバーフェスタ@飯田橋。反天皇制学習会「大逆事件」をふりかえる@池袋。
●12/22(水):住民監査請求('09年度政務調査費)陳述傍聴。
●12/21(火):和田中裁判打ち合わせ。
●12/20(月):議会運営委員会傍聴(定数削減→継続審査)。
●12/19(日):DVシンポ(自治体の報告他)@お茶の水女子大。
●12/18(土):タバコ運動関係者望年会。
●12/17(金):行政ユニオン学校用務撤退の情報聴取@板橋。
●12/16(木):勉強会座標塾「『国民』の超え方」@文京区。
●12/14(火):区政ニュース発送
●12/13(月):年末支払い・カンパ準備
佐藤文明(ぶんめい)さん。享年62歳。
新聞記事によると、昨日2011年1月3日朝9:15死去とのこと。
#体調がよくないとは、この2、3年聞いていたけれど。1、2年前に集会で会ったのに。
振り返ると、亡くなった時間私は(この日は月曜だけど、正月なので朝刊はない日)、湯を沸かして、段ボールコンポストの堆肥に湯たんぽを入れ、書類の片付けなどをしていたのだった。
その時間に・・・、か。
文明さんは昔、都の職員として新宿区で戸籍係をしていた。
当時田中角栄氏の恋人が新宿区神楽坂に住んでいた。40年ほど前のその頃、戸籍は公開が原則(実はつい最近数年前まで)なので、その恋人の戸籍をジャーナリストが見に来たし、交付の拒否は出来なかった。そんな時代だったと、文明さんは語ってくれた。
戸籍制度のもつ差別性に、現場から異を唱え、非婚の父にもなった人だった。
続きがあります↓
文明さんとは、
間に立ってくれる人があって、私が選挙に出る時に推薦人になって下さった。
当選してから後、奥山が住基ネットや個人情報、戸籍制度の問題に熱心に取組んでいるのを見て、次の選挙でも推薦して下さった。
戸籍の実務は(国が定める)法定受託事務である(だから、地方の裁量権はない・はずだ)けれど、いろんなパターンがあって一律にはいかない。役所には、その対応を知る生き字引のような人がいたそうだ。でも今は、そういうこともなくなったそうな。
文明さんの実務の知識は大変なものだった。
私も本当に勉強させてもらい、当事者の立場になって議会でも質問することが出来た。
#非嫡出子の戸籍の更正の仕組みなど。
先日、文明さんの最新刊『ウーマンリブがやってきた―70年代・目覚めはじめた男たち』を取寄せて、いま読んでますよと手紙したところだったのに。
まったく、惜しい。
あの、おだやかな話し方と声。ほとばしる知性が知識が、ほんと惜しい。
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今年は選挙の年。
いつもは盆暮れと九州の母の元に帰りますが、東京でお正月をすごしています。
たまった仕事やたまった本に取組みながら。
写真は七輪。寒くなったので、昨年12月28日に火を入れました。
灰の量が足りないので、火鉢はまだ拵えられません。
続きがあります↓
七輪に薬缶をかけると、その蒸気でさらに部屋が暖まります。
年末に火を入れるまでは、熱源は無しの生活。
奥山の暖房はこの4年、厚着と腰毛布にマフラー、白金懐炉。それに炭です。
「信じられない!」かもしれませんが、慣れるとこれで十分です。
化石燃料や電気を使わずに過ごそうと始めました。
「反原発」の実践です。
朝起きても、すぐには火を入れません。
今日は午後になって室内が10℃を切ったので、さすがに火を入れました。
室内は、15℃になりました。
段ボールコンポストも屋外だと寒いので、部屋の中に移動。
コンポストの土は、20℃ほど。
簡単に持ち運べるところも、よいところです。
炭を使うので、窓は少し開けておき、換気に十分気をつけています。