奥山たえこ:東京都杉並区議会議員(無所属)

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(1)簡単! 楽しい! 段ボールコンポスト:作り方

  今回の奥山ニュース『区政と暮らし通信23号』に、段ボールコンポストを始めたこと書きました。奥山の実践をご紹介。ネット上にはいくつも写真付きで存在しますが、屋上屋を重ねるということで。

虫は来ないの? 臭いは? については、以下、適宜説明。
この通りにやると、大丈夫です。

必要なもの:段ボール、紙のガムテープ、基材(ピートモスと竹炭くん炭)、温度計、スコップ、虫除けの布。
 入手方法は、「中野・コンポスト連絡会」で検索を。スタートキットは1,850円(バラ売りも可能)。
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1 段ボールコンポストの方法
2010年9月12日スタート
@スタート:段ボール箱を用意する。
 スタートキット(1,850円で販売。次回ブログで説明)の段ボール箱は、みかん箱くらいの大きさ。底や脇の継いでいる部分を、(布ではなくて)紙ガムテープ(紙の方が箱が呼吸出来る)で貼っておく(虫の侵入対策)。
 一人ものの奥山には大きいので、その半分くらいの箱を利用した。箱の底には水が滲みないように、段ボールを4、5枚重ねるのがコツ(この写真は2枚。少なすぎた)。 
 箱の途中にたまたま白い横線があったが、黒マジックででも着けておくと目安になる。

01スタート段ボール箱.jpg

続きがあります。↓

A生ごみを発酵させるための基材。ピートモス(左)と竹炭くん炭(右)(スタートキットの一部。3対2の割合。入手方法は次回ブログで)。
02堆肥材料.jpg

B基材を混ぜて、段ボール箱に入れる。
 ばさばさと、入れちゃってOK。スコップで混ぜる。
03堆肥床を作る.jpg

C生ごみです。料理の時、三角コーナーに入れずに脇によけておく。
 葉ものが何と言っても発酵が早い。
 重さを量っておくと、どのくらい処理が出来たか判って楽しい。左のタッパーに一杯で300g。 
 奥山の箱で10kgくらいは行ける予定。
04生ごみ葉物.jpg


DBの基材に埋め込む。
 基材を底の方からよく混ぜて(この作業が楽しい)、片方にうずたかく寄せて、生ごみを低い方に置く。片側に寄せた基材を上にかける。これで終わり。埋めてから混ぜるのではない、です。
 写真では、生ごみが少し見えているけれど、すべて埋め込んだ方がよい。
05埋め込む.jpg

E虫除けの布をかぶせて、設置する。
 箱の蓋を閉める。
 スタートキットについている布。お茶帽子のように段ボール箱に上からかぶせて使う。
 Tシャツの袖部分を切り取り、首部分との3カ所を縫って自作出来る。

 ※雨の打たない場所に置く。
 箱が呼吸出来るために地面から離すことがコツ。たまたま家に、台所のシンク下に置く二段棚があった。
07設置様子.jpg

Fこんなものも入れますa
 豆腐を包んでいた不織布(パックの方は入れません)。
 取れない豆腐がくっついている。濡れたままでOK。
 そのうち乾燥した時に取り出して、燃えるごみで捨てる。
08豆腐包み布.jpg

Gこんなものも入れますb
 お碗に残ったスープ。
 ほかには、ドレッシング、お鍋にくっついているカレールー(こそげとるか、トイレットペーパーかぼろ布に滲ませる)など何でも。
 段ボールコンポストの利点は、水切りをしなくてよいこと。それどころか、水分は加えた方がよいくらい(詳細別途)。
 注意:箱を濡らさないように! でないと箱がへたります。箱の底に滲みない程度に入れる。土を握ってみて、手のひらを開く。ぱらりと土が広がるなら乾燥しすぎ。土が固まっているくらいがよい。 
09スープ残り.jpg

Hこんなものも入れますc
 豆苗の床。
 丸いのは豆で、下の方の薄い茶色は豆の根。このメーカーは根床にスポンジを使わないエコ商品。これを、ごみ収集に出すことなく丸ごと土に戻せる! ああ、嬉しい。
10豆苗の床.jpg

Iこんなものも入れますd
 三角コーナーの生ごみ。
 つまり、生ごみをごみのまま置いておくことがない! この気持ちよさを実感して下さい。この生活に慣れたら、もう前には戻れません。
 箱に直接投げ入れると、段ボールに水分が付きやすいので、このように一旦、他のもの(写真は台所用フキン)に移すなど工夫して下さい。基材の中にすっぽり埋め込むのがコツ。
11三角コーナー生ごみ.jpg

J約一カ月後の箱の様子
 10月10日。ここまでで多分5kgくらい投入。発酵は順調に進んでいる。
 温度計の目盛りが、38℃。外気が二十数℃なので、発酵で10℃ほど上がっている。毎朝この温度計を見るのが、ほんと楽しい! 5℃差があれば、それで発酵は進んでいるとのこと。
 白い線のところまで基材と生ごみが上がってきているのは、土の量が増えたからではない。
 この頃(議会が終わって)、料理頻度が上がって生ごみ量が増えたので、基材を白い線の所まで増やしたから。生ごみは水分となって蒸発するので、全体の量は増えません。
12_10月10日様子.jpg


 この後、段ボール箱がへたったので、交換しました。失敗ではありません。
 「虫」は、土を掘って、よーく見るといるのかもしれないけど、傍目には判りません。
 においは、土のにおいがします。
 この後の話は後日ブログに書きます。


コメント

お久しぶりです。
元B社の松尾です。
久しぶりにHPを見たら、うちでもやっている生ゴミリサイクルの話だったので、嬉しくてコメントしました。
うちでは、プラスチックの専用容器にEMボカシを入れてますが、うまくやらないと夏は腐敗気味になったり虫がわいたりします。
段ボールコンポストも良さそうですが、段ボールでなく、室外に置いてやる方法はないでしょうか。

松尾さん、ご無沙汰しています。コメントありがとうございます。
実は、私はこの10年以上屋外で土に変えていました。
それは、知人お手製の木の箱(工夫が盛り込まれています)を使っていました。
最近それがさすがに壊れて、さてどうしたものかと思っていたところ、ちょうどこの段ボールコンポストに出会ったのです。
いまでも木の箱を使いたいと思っていて、製品化できないかと考えています。
どんなものだったかについては、近いうちにブログにアップします。

ご返答ありがとうございます。
木の箱のブログお待ちします。
松本市では生ゴミ処理機器購入助成金があるけど「購入金額が4千円以上のもの」となっていて、わざわざ立派なものを買わないと助成されず、なぜなんだと思います。
ところで、最近会社の営業を少し手伝ってもらっている元B社の女性が杉並在住で、奥山さんのことをお話ししたので、連絡が行くかもしれません、よろしくお願いします。
議員に初当選されてからけっこう経ちますが、頑張ってますね。

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