奥山たえこ:東京都杉並区議会議員(無所属)

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2006年06月18日

2006年二定 一般質問 6月21日

1 区長会のあり方について
2 廃プラスチック焼却と杉並の環境政策について
3 自治基本条例と大規模宅地開発について

1 区長会の在り方について
質問 1)区長会の沿革とその機能を伺う。また区長は今の区長会のあり方について、どのように考えているのか見解を伺う。
質問 2)区長会が実証確認の実施を決定したと報じられているが、「決定した」のか。また、その決定の過程と根拠は何か。

2 廃プラスチック焼却と杉並の環境政策について
2−1清掃一部事務組合について
質問 1)サーマルリサイクルの実証確認について、 説明責任を有する機関はどこか。清掃一部事務組合議会、区議会とはどのように連携したのか。分別基準の見直しは各区事項ではないのか。
質問 2)サーマルリサイクルの実施にあたっては、23全区の「一般廃棄物処理基本計画」との整合性をとっているのか。それは、どこがいつ行うのか。
質問 3)清掃一組は、23全区スポンサーの要求を同時に満たすことができると考えるのか。
2−2 プラスチックを燃やすということについて
質問 1)改正容リ法で、拡大生産者責任が骨抜きにされたこと。また、自治体への報奨金を出す仕組みの一方で、汚れたプラスチックの引取り拒否できる改悪について区の認識を伺う。
質問 2)清掃一部事務組合は、サーマルリサイクル実施に係る資料において、勘違いを誘う資料を意図的に出している。杉並区は、廃プラスチックサーマルリサイクルの実施方針を変更してはどうか。
2−3 杉並の環境基本計画について
質問 1)今回の廃プラスチックサーマルリサイクル実施方針は、区の環境基本計画に反しないか。
質問 2)杉並区一般廃棄物処理基本計画では、プラ焼却は打ち出していない。環境清掃審議会でも納得していない。手続き的に問題ないと考えるか。

3 自治基本条例と大規模宅地開発について
質問 1)区は、大規模宅地開発に対して、杉並の自然を守りたいと言う区民の声をどう受け止めているのか、見解を伺う。
質問 2)区は、民間の大規模宅地開発について、申請があった場合、関係法令に適合していれば、計画を承認するのが区の責務と心得ているのか、見解を伺う。
質問 3)「成田地域まちづくり協議会」設置要綱の設置日と廃止日。この協議会の存続期間を尋ねる。
質問 4)「成田地域まちづくり協議会」に、阿佐谷住宅居住者を入れなかったのはなぜか。まちづくり条例第14条で定義されている「地域住民」として委員となるべき機会を与えるべきではなかったか。
質問 5)協議会では、区の課長が会長になっているが、公平性に疑義があるとは考えなかったのか、 伺う。
質問 6)「成田地域まちづくり協議会」に参加した周辺住民から反対の声があると聞いているが、どのように言っているか。
質問 7)新たな協議会が、まちづくり条例第15条の認定申請を行なっていると聞くが、認定の見通しはどうなっているか伺う。

2006年06月07日

6月5日清掃リサイクル対策特別委員会報告速報

 この日は、清掃一部事務組合(=「一組」)の方々が、「廃プラスティックの焼却」の説明に来庁。質疑1時間半ほどの内奥山は30分ほど質疑した(これは議事録に起こさない。彼らは、区議会=区民への説明責任がない人たちなので!)。
 説明はプラを消却しても「安全」に終止。それを鵜呑みにしていては、議員の役目は果たせない。

 そこで、今回方針の「効果」を尋ねた。
 昨年、一組が助役たちに示した資料の中に、廃プラスティック焼却の「環境負荷への影響」項目があって、「最終処分場の延命化=約45万平方メートル(約59%)削減」とある。
 この数字だけを見たら、「ほー、プラを燃やすと、埋立て量が6割も減るのか、すごいね、いいことじゃないか」と誰しも思うのではないだろうか。
 実はこれ、一組取扱量(埋め立て地全体の2割)の6割だから、全体では1割強となる。廃プラ焼却の理由が処分場の逼迫にあるのなら、「全体では1割強占める」の数字をこそ示すべきだろう。「6割」に一体なんの意味があるのか。誤解を意図的に引き出すものであって、詐欺的資料と言わざるをえない。
 プラの焼却は、180度と言っていいくらいの政策転換なのだ。区議会議員の力が及ばない(変でしょ、でも仕組み的にそうなっているのです。でも奥山は引かない)なんてことにめげず、追及していきます。