奥山たえこ:東京都杉並区議会議員(無所属)

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2005年06月05日

2005年二定 一般質問 6月8日

1 国勢調査について
2 日韓関係について
3 公共印刷物における男女の描き方について

1 国勢調査について
(1)調査環境の変化
○国民のプライバシー意識の高まりの中で、前回は、区独自の「封入方式」を採用したとのことだが、その理由は何か。そのことにより、回答率が下がったというようなことはあったのか。
○ また、横浜市のように、「封入方式」を極的に PRすべきだと思うがどうか。
○さらに、「封入方式」 による回答が増大すると思われるが、そのことによる指導員の事務量増大への対応は考えているのか。
(2)調査の意義と地方分権
○「調査員調査」の根拠は何か。他区では住民に会うために、調査員が10数回も訪問した例があるようだが、杉並ではどのようになっているのか。また、電話等での調査があるようだが、その根拠と必要性は何か。
○言葉のわからない外国人への調査はどのように行うのか、精度は確保できるのか、伺う。
○調査員は、 どのような人々がなるのか。担い手の種類と人数は。前回の調査員のアンケートの中で、「2度とやりたくない」といった声や「郵送方式を基本にしたらどうか」といった提案があるが、こうした要望や提案について、区はどのような見解を持っているか。
○さらに、こうした状況の中で、今後、調査員の確保は見込めるのか。
○調査にあたっては、プライバシー保護の視点を貫くことが必要だが、そのために、調査員にどのような方法や内容を徹底しているのか。
○国勢調査の意義や目的、調査項目の妥当性などへの疑問や「調査員調査」という調査方法の見直しが多くの国民の声だと思うが、実態を把握するために、区民アンケートを実施してはどうか。
○また、そうした区民の声を受け止め、国勢調査の見直しを国に強く働きかけていくべきだと思うが、今後の対応方針を伺う。

2 日韓関係について
(1) 共通の歴史認識
○日韓市民シンポジウムについて、5月25日の朝日新聞と5月29日の毎日新聞に記事が掲載された。瑞草区と杉並区のやりとりについて事実経過を聞く。
○シンポジウムには、瑞草区長、副区長。瑞草区選出国会議員、ともに教育を考える市民の会など、多くの市民が参加した。杉並区民がこれだけのシンポジウムを主催し実現したことについて、どのように評価するか。さすが杉並区民と思わないか。
○せっかくの交流の機会に杉並区長が瑞草区長と交流しなかったことを残念に思わないか。
(2)教科書採択
○種目別調査部会や学校の調査における報告書の記載方法はどのようになっているのか。長所のみを記載して、短所は記載しないようにという指示をしているか。区民の意見をどのように集約して、教育委員にとどけるのか。
○調査委員会の報告を、教育委員はどのように用いるのか。

3 公的印刷物における男女の描き方について
質問 1)「科学と自然の散歩みち」というパンフレットのイラストで、動く動作をしているのが男性で、女性は受身の存在として描かれている。このほかにも、清掃管理課で作成した「アイデアのとびら」 や図書館のホームページにも同様の傾向がある。このような例をみて、多様性、公平性の観点からどのように考えるか。
質問 2)内閣府が「公的広報の手引き」を、杉並区の庁内にPRされているはずであるが、十分に生かされていないように感じられる。もっと徹底してほしいがどうか。