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荒沢峻 (新時代社)から「ピョンヤン宣言を読む」の紹介 日本と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)両国首脳が署名したピョンヤン宣言から1年半が経過した。しかし再開された日朝国交交渉は中断し、北朝鮮政府は「拉致事件」決着論を振りかざして拉致被害者家族の日本帰国を拒み続け、日本政府は北朝鮮に対する経済制裁法の立法化によって「圧力」行使に踏み切ろうとしている。ところが奇怪なことに両国政府は機会あるごとに「ピョンヤン宣言の精神」を枕詞のように並べ立てて自国の立場を合理化し続けている。ではそのピョンヤン宣言とは何か? 何が書かれてあるのか? この機会に全文をもう一度精読し、宣言内容の背景、具体的趣旨への理解を深め、日朝国交交渉再開に向けた運動の手がかりをともに探っていきたいと思う。 滝山五郎(新時代社)から「統一朝鮮革命について」の紹介 拉致問題、北朝鮮核6カ国協議、韓国大統領の弾劾。中国全人代開催、台湾総統選挙。日本の憲法改悪の動き。激しく揺れ動く東アジア。 1960年代末に、第四インター日本支部は極東解放革命を提起した。韓国における朴正煕軍事独裁打倒の民主主義革命と北朝鮮における金日成スターリニスト官僚専制体制打倒の政治革命を統一的にとらえようとする統一朝鮮革命だ。その後の運動の中で限界を露呈した。それはなぜだったのか。 |