許さない! 住民の頭上40mをジェット機が飛ぶなんて! 3・21 三里塚・東峰に集まろう! 4・18暫定滑走路供用をやめさせよう |
主 催 三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会 日 時 3月21日(木・休日)1時 場 所 成田市東峰・東峰出荷場 集合 連絡先 東京都千代田区三崎町2-2-13-502じゃがいもの会気付 電話は現地=労活評・山崎方+_0479(78)0039 交 通 京成東成田駅下車して東成田発千葉交通バス (12時55分発「和田化学」行きで「新田」下車徒歩10分で到着) |
国土交通省―空港公団による成田空港「暫定滑走路」の供用開始が4月18日に迫っています。この「公共事業」ほど悪質で危険な人権侵害、生活権破壊はありません。この滑走路は、そこに離着陸するジェット機が住民の頭上わずか40メートルを飛ぶという想像を絶するしろものだからです。それも年間65000回、毎日180回、朝6時から夜の11時まで、というひどさです。 電車のガード下よりひどい騒音、衝撃、排気ガスが、この土地―東峰、天神峰の住民たちを襲おうとしています。人々の健康、野菜栽培や養鶏、食品加工などの営農、生産活動が重大な脅威にさらされることは言うまでもないことです。 この暴挙に対して住民である石井紀子さんは「一番機が飛んだら出て行くだろうという魂胆が丸見えで、ますます負けられない気持ちになります」と語り、石井武さんは「4月18日の供用開始は絶対に許せない。絶対に飛ばさせない闘いに全国から集まってほしい」と呼びかけています。 一方の空港公団総裁は暫定滑走路完工式で、暫定滑走路が地域住民と「同じ気持ち、目線に立つ考え方」で、「民主主義的な方法で完成した」と公言しています。どこが民主的で、住民の気持ち、目線に立っているのでしょうか。しかも国側が典拠するはずの「航空法」は空港施設のあり方について「離着陸で他人の利益を害してはならない」と定めており、暫定滑走路は法理にさえ明らかに反しているではありませんか。この官僚の嘘は誰にでもわかることです。 近年日本でも諫早湾潮止め堤防や長良川河口堰のような公共的効果がなく住民生活を破壊するだけのビッグプロジェクトへの批判が高まり、住民の生活権が擁護されるようになって来ました。このような時代の流れの転換を好ましく考える人は多いでしょう。そして、それを戦後の日本に定着させてきた端緒こそ、成田空港建設でなく農業生活を守ることを選んだ三里塚の農民たちの運動でした。その農民、住民たちの側にある正しさは「敵」である国側も口に出して認めざるを得ず、「謝罪」まで何度もしてきたほどです。これは立場を超えた確定事実ということです。ですから今回の暫定滑走路供用強行は、日本の民衆と「官」との関係の前向きの推移を何十年分も巻き戻そうとする反動的な攻撃です。許すわけには行きません。 空港の軍事利用反対! 米軍の戦争を支えるPKO法、周辺事態法などを作り、民意に逆らって憲法に反する海外派兵を繰り返してきた代々の日本政府は、成田空港を自衛隊の出撃基地のように使ってきました。外国船を公海上で銃撃、撃沈してしまうほど戦争好きな小泉政権は 今また東チモールに、これまで以上に大人数の自衛隊を成田から出兵させようとしています。そして、その渦中に強行されようとしているのが、民意蹂躙、住民叩き出しの暫定滑走路供用なのです。住民の利益を尊重し生活権を守る暫定滑走路供用反対の 活動は、日本を戦争に引きずり込むことを拒否することでもあり重要です。 地元住民の呼びかけに答え暫定滑走路を使わせないために、私たちは3月21日東峰に集まることを呼びかけます。この行動をステップとして4月18日以降の暫定滑走路供用阻止の闘いへ進みましょう。
東峰現地行動報告 三里塚―小泉よねさんへの強制代執行に対する訴訟に決着 三里塚で旗開き 羽田国際化をめぐる対立と三里塚闘争の課題 11.12東峰住民と連帯して現地行動 |