街を歩けば、あちらこちらで住宅の解体現場に遭遇します。また、解体した木材を満載したトラックを見かけることもあるでしょう。こうした解体材をただゴミとして燃やすのではなく、エネルギー源として利用できないものだろうか。私たちは、そんな素朴な疑問を抱きました。
そこで私たちは、(社)住宅生産団体連合会から助成金をいただき、「住宅関連環境行動助成事業」(平成12年度)として「木造住宅解体材等の燃料利用促進に関する調査」を実施しました。調べてみると、いろいろと課題があることが分かりました。特に、解体材に含まれるさまざまな有害化学物質が厄介です。これをどのように排除し、あるいは無害かするかが、今後のエネルギー利用に向けての最大のポイントになっています。
この度、こうした課題のありかを見極め、解決に向けての方向性を打ち出した普及用の報告書『解体木材からエネルギーを!? 11の提案』を作りました。ささやかな小冊子ですが、関心をお持ちの方には、ぜひ読んでいただきたいと思います。
『解体木材からエネルギーを!? 11の提案―木造住宅解体材等の燃料利用促進に関する調査報告書』
(神奈川森林エネルギー工房、2001年3月)A4版37頁 頒価:500円ご希望の方は、下記事項を必ずご記入の上、当会事務局までお申し込み下さい。郵便振替用紙を同封して、報告書をお送りします(送料は実費をいただきます)。
- 購入冊子名
- 購入冊数
- 郵便番号
- 住 所
- 氏 名
- 電話番号
【目 次】
はじめに
提案1 循環の再生―木質バイオマスエネルギーをひろく知ってもらう
提案2 これが基本―安心して燃やせる家をつくる
提案3 分別の徹底1―木材とそれ以外を分ける
提案4 分別の徹底2―化学物質を含む木材を除外する
提案5 除去する―化学物質を取り除く方法を開発する
提案6 燃料に加工する―ペレット化、ガス化、混焼など
提案7 燃やすための設備をつくる―ストーブ、ボイラーでの利用を進める
提案8 燃やす方法を工夫する―燃焼方法を確立させる
提案8 法律をととのえる―木を燃やすことをめぐる決まりをつくる
提案10 誰がすすめるのか1―解体木材の資源化を保証する仕組みをつくる
提案11 誰がすすめるのか2―社会的コスト負担の適正な配分
おわりに