週 刊 み さ と 屋

宅配メニュー&ニュース

4月17

<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
2017.no.15

■今年もどんぐりの木が芽吹きました。あっぱれです。

 4年前にカニ山で放射能測定のために拾ったどんぐり、今年もちゃんと芽吹きを迎えました。心細い苗だったのですが、大きいものは1mにもなりました。約8ベクレルのセシウムを検出した「汚染どんぐり」です。放射能に負けないで育っている姿を見るとうれしくなります。ご来店の際にぜひ見てください。鉢が小さくて限界なのでそろそろ山に返してあげようと考えています。

■野菜食堂のかんたんレシピ

★★れんこん団子と野菜の煮物★★

 たっぷりのれんこんをすりおろして肉団子に加えた料理です。豚ひき肉に玉ねぎのみじん切りとれんこんをすりおろしてたっぷり入れ、卵と片栗粉、醤油と酒で薄味をつけたらよく練ります。それをスプーンですくいながら丸めて素揚げにします。ゴボウ、人参、大根、椎茸などといっしょに鰹ダシ汁(ダシ8、醤油・みりん各1)で煮込みます。

★★茎立菜の醤油マヨネーズ和え★★

 山形県置賜地方の伝統野菜「茎立菜」の和え物です。強い香りと苦みはマヨネーズと相性がよく、醤油を混ぜてからお浸しにした茎立菜と人参やきのこなどといっしょに和えます。食べているとクセになる味です。

★★ミニ豆サラダ★★

 名物料理の豆サラダのミニサイズです。すべてのカレーメニューと、小鉢セットに付きます。圧力釜でじっくりゆでた金時豆を玉ねぎのドレッシングに漬けてある自家製のドレッシングをかけた生野菜サラダです。

八百屋オヤジ
ひとりごと

 人々の関心を呼ぶテーマが続く国会で重要な法案がひっそりと可決されました。「種子法廃止法」という法律で、1952年にできて主要作物(稲、麦、大豆)の種の管理や品種改良の研究、販売を都道府県に義務付けてきた「種子法」を廃止しようという法案です。種の管理を公的機関ですることは民間会社の参入を阻害するという、規制緩和の考え方から政府が提案、大事な種の管理を利益だけを追求する民間会社にまかせることで、全国各地の気候風土に適した多様性を持った種の維持ができるのか、あるいは巨大な外国資本の市場介入を招かないのか、遺伝子組換え種の参入に道を開くことにならないのか、心配が尽きません。そこに大手新聞社からみさと屋にこの問題でインタビューしたいとの話が。少し勉強しようと農業関係のマスコミ社員の就職坊主にメールで資料を求めると、意外な素早さで2か月分の記事を拾い集めて送ってくれました。これは大変役に立ち、店にやってきた新聞記者の質問にそれなりに答えられました。親子の連携プレー成立です。

 みさと屋・野菜食堂

 みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。写真はお子様ランチのおかずプレートです。ごはんと味噌汁、ジュースがつきます。お子様のお食事にぜひ。\735


■お持ち帰り弁当

 写真は特別なご注文で調製した1200円のお弁当です。ご会合などにご相談のうえ注文してください。


『持続可能で平和なエネルギーの未来』

 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。
『持続可能で平和なエネルギーの未来』
高木仁三郎さん
「Right Livelihood賞」
受賞記念講演禄


「藤川の放射能測定日記」

 先週は東京湾奥魚介類放射能調査の検体が届きました。市川市沖の三番瀬でとれたアサリです。測定に必要な量をむき身にするのは大変です。13時間をかけてセシウム137の検出限界値が1ベクレル代になるまで測定しましたが不検出、自然放射能のカリウム40を63.7ベクレル検出できましたので、微妙な測定ですが正しい結果だと思います。


http://Minnanods.net