週 刊 み さ と 屋

宅配メニュー&ニュース

4月4日

<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
2011.no.13

■小冊子「持続可能で平和なエネルギーの未来」を急いで増刷します

 原発事故の始末は長期戦になることが確実なってきました。野菜などの放射能汚染と将来にわたって向き合っていかなければなりません。テレビでは「専門家」が、「野菜の放射能は洗えば落ちる」などといっていましたが、野菜の放射能は食品衛生の観点からすべて家庭で食べる程度に洗ってから測定されています。洗っても落ちない放射能が測定されて発表されているので、洗えば安全であるかのようなことをいうのは危険性をごまかそうとする詐欺のような言説です。テレビでの「専門家」たちの発言には間違いが多いので注意したほうがよさそうです。日本では原子力を推進する側と安全のために規制する側が同じような人たちで占められてきました。その弊害がまさにいま出ているといえます。みさと屋で12年前に作った高木仁三郎さんのパンフレットがわかりやすいと好評で、残っていたものが無くなりました。急いで増刷します。ぜひ広めていただきたいと思います。

 みさと屋でもインスタントラーメンやレトルトカレーが一時は売り切れとなってしまいましたが、今はたくさん入荷して落ち着いています。すでにみさと屋は5回も停電しましたが、皆様はいかがでしょうか。

■野菜食堂のかんたんレシピ

★金時豆のサラダ★

彩りがきれいなサラダなので写真を撮りました。

1.水に就けていた金時豆を圧力釜でふっくらと煮ます。
2.酢とサラダ油を半分ずつに塩・コショーを加えて 豆が熱いうちに入れます。
* この「豆ドレッシング」は冷蔵庫に入れておけば1週間は持ちますので、たくさん作っておいて野菜に乗せてサラダを作ってください。

★春キャベツと新たまねぎの梅酢和え★

 長崎の新タマネギが出荷されましたので、さっぱりしたサラダにしました。

1.キャベツはザク切りにして、さっと湯通しします。
2.タマネギは薄くスライスします。
3.赤梅酢にサラダ油を少々混ぜて、和えます。
* 梅酢は赤、白ともにみさと屋で取り扱っています。ドレッシングに、寿司酢に、便利に使えます。ぜひご利用ください。赤白とも483円です。

 『持続可能で平和な
エネルギーの未来』

 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。
『持続可能で平和なエネルギーの未来』
高木仁三郎さん
「Right Livelihood賞」
受賞記念講演禄


■お持ち帰り弁当

 写真は特別なご注文で調製した1200円のお弁当です。ご会合などにご相談のうえ注文してください。


八百屋オヤジ
ひとりごと

 兄の就職が決まったのは3月11日でした。試験を受けていた社会福祉法人から合格通知が来たのが午前中、震災が発生したのはその日の午後です。本人も電車に乗っていて帰宅困難者となったので就職の決定を喜ぶ余裕はありませんでした。そして4月になり赴任先が決まったら、そこは自分が卒園した保育園でした。しかも園長先生はこれも自分が卒業した小学校の校長先生でした。まったくの偶然とはいえ運命を感じています。停電があるエリアの保育園で新米保育士の仕事が始まりました。大学1年の坊主は国分寺市にある大学に通い始めました。自転車通学を考えていた坊主は新しい自転車を買うつもりでしたが、近所の自転車屋さんで買うことを命じた父と衝突、欲しい自転車とそれを仕入れられないお店の間で悩んでいます。災害でガソリンがなくなると自転車の存在は死活問題になります。修理をしてくれる地元の小さな自転車屋さんは街の宝だということをわかって欲しい父です。