週 刊 み さ と 屋

宅配メニュー&ニュース

4月25日

<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
2011.no.16

みさと屋・野菜食堂ともに、4月29日〜5月5日まで休ませていただきます。みさと屋は福島県内にて、様々な活動をしております。

■福島県三春町の「滝桜」を見にいきました。今年初のお花見です。

 営業を再開した三陸水産さんから「下ごしらえ済みサンマ」が届きました。加工して保存されていたものです。三陸水産では原発事故後の海の幸は一切出荷しないと表明しているので、このサンマは最後となるのかもしれません。これから海産物にどのような影響が出てくるのか、注意深く見ていきたいと思います。コウナゴだけで終わるとは考えにくいです。この魚は海水面を泳いでいるので早く影響が出たのだと思います。コウナゴのような小魚を食べた他の魚に蓄積されていくのはこれからでしょう。大量の放射能が海に流されていますから。 日本の三大桜のひとつといわれる福島田村郡にある「三春の滝桜」を土曜日に見に行きました。福島原発から40キロの場所です。震災の中、原発事故の放射能の中でも元気に花を咲かせていました。樹齢千年以上という桜です。福島県のこの近くではキャベツの有機栽培農家のご主人が原発事故後に自死するという悲しい出来事もあり、桜祭も中止にせざるをえないという事情もあってみんなで元気を取り戻そうと東京から大勢乗り込んで桜を見物して地元の農家と交流をしました。左の写真はこの交流会のために地元の農協の婦人部のみなさんが作ってくれた昼食で、この地域の伝統の餅米の炊き込みご飯のおにぎりです。これはおいしかったです。三春町の地酒もいただきました。右は農協の売店にあった金魚草です。これでひと束が500円は格安なのでお土産に買って帰りました。店でお客様にお出しするお酒も福島の被災した酒蔵のものを用意して、すっかり福島県支援の店となりつつあるみさと屋です。

■野菜食堂のかんたんレシピ

★ブロッコリーのしめじのくるみ和え★

 くるみの脂肪分は植物性ですが、こってりとしたブロッコリー料理です。くるみは、472円で販売しています。みさと屋の有機ウォールナッツをぜひご利用ください。

1.ゆでたブロッコリーとしめじを、
2.くるみを炒ってすり鉢ですったところに
3.醤油、みそ、蜂蜜少々加えたところに入れてよく和えます。

八百屋オヤジ
ひとりごと

 今週も日曜日はデモにスタッフとして参加、疲労でぼろぼろ状態になりつつありますが今はがんばらなければなりません。たいへんなことになりました。文科省は福島の学校での子どもたちの被ばく限度を20シーベルトにまで上げてしまいました。今回の事故の前までは一般人が1シーベルト,子どもは放射能への感受性が高いのでその1/10が限度でした。20シーベルトは先日までの子どもの被ばく限度の200倍です。こんなことが許されてはいけません。この値は病院の放射線管理区域をも越えていて労基法では18才以下は働いてはいけないことになっている放射線量です。福島の子どもたちを守りたい一心で活動しています。

 

 

 『持続可能で平和な
エネルギーの未来』

 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。
『持続可能で平和なエネルギーの未来』
高木仁三郎さん
「Right Livelihood賞」
受賞記念講演禄


 みさと屋・野菜食堂では安全な国産の食材を基本にしたお食事を用意してお待ちしています。写真はお子様ランチのおかずプレートです。ごはんと味噌汁、ジュースがつきます。お子様のお食事にぜひ。\735


■お持ち帰り弁当

 写真は特別なご注文で調製した1200円のお弁当です。ご会合などにご相談のうえ注文してください。