週 刊 み さ と 屋

宅配メニュー&ニュース

3月14日

<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
2011.no.10

■今は土曜ですが、原発が安全に止まることを祈っています

 これを書いているのは土曜日なのですが、福島原発の状況がたいへん悪くて心配しているところです。25年間脱原発の運動に関わってきた私ですが「放射能を外に漏らすな」とずっといい続けてきたのに、今は原子炉内の圧力を下げるために汚染された蒸気を抜く作業をはらはらしながら見守っています。なんとか放射能汚染を最小限にとどめて原発を安全に停止冷却してほしいものです。それには3週間近くの時間が必要なのですが・・。他の危ない原発、柏崎や浜岡を早く安全に止めなくてはなりません。原子力災害は農業にもたいへんな被害をもたらします。

 「よつ葉牛乳」は先週から写真のような縦長の一般的なパックに変更となりました。この牛乳に30年関わってきたものとしては感慨深いのですが、さっそく今週は欠品です。地震の影響で北海道からの輸送ができないとホクレンから連絡が入りました。

 

■清見オレンジ

「はるか」「甘夏」に続く国産の晩柑です。フルーティでたいへんおいしい国産オレンジです。はるかより少し酸味が強いでしょうか。味のバランスがたいへんいいと思います。酸味と甘みです。1個から量り売りをいたします。ぜひ他の晩柑類と組み合わせて少しずつでもご注文ください。

■野菜食堂のかんたんレシピ

★畑のカツ煮★

 野菜食堂も帰宅で何時間も歩いた方が多かったようにスタッフをクルマで送ったり、早退してもらったりして通常営業はできませんでした。写真は地震前に撮った唯一の写真「畑のカツ煮」です。

1.車麩を水で戻したものを昆布ダシに醤油の薄味で煮て、
2.小麦粉パン粉の衣をつけて揚げ、
3.タマネギを入れた醤油・みりん1、鰹ダシ汁6の割合のつゆで煮て、たまごとじにします。
*野菜食堂の人気メニューのひとつです。

■先週もお弁当のご注文

 年度末を控えて、お弁当のご注文がたくさん寄せられるようになりました。配達の相談もさせていただいておりますので、ぜひ電話にてご相談、ご注文をお願いします。650円から。

野菜食堂

 野菜食堂の日替わりのランチメニューの例です。この品数で778円。夜の 営業では少しボリュームアップして945円です。玄米と胚芽米があります。


■お持ち帰り弁当

 写真は特別なご注文で調製した1200円のお弁当です。ご会合などにご相談のうえ注文してください。

FC東京観戦弁当

 今年もJリーグが始まりました。胸おどるJ2という未経験のリーグに初参戦です。昨年同様にホームの試合に応援にお出かけになる方のお弁当を割引サービスいたします。初戦の鳥栖戦に勝利しました!!!


八百屋オヤジ
ひとりごと

 電話口の坊主の口から出たことばは「から揚げ食べた」でした。それは朝食に彼が母にお願いして作ってもらった鶏のから揚げに対する当てつけでした。母は福島の田舎に大学合格の報告に出かける日だから奮発して朝食にこれを作ったのでした。楽しみにして起きた坊主は味が薄い失敗作だったので、がっかり、ぶつぶつ文句をいいながら福島に向ったのでした・・・・。地震の発生で坊主が乗った電車は栃木県内の駅で運転を打ち切り、電車からも駅からも退去させられた坊主はそこで孤立することになったのです。ラッキーだったのは早い段階で一度だけ携帯電話がつながったことです。無事が確認できて、父は「迎えに行くからそこを動くな」といいました。しかし北に向う道路はすべて壊滅していました。坊主は駅前のファミレスで鶏のから揚げを食べなおし、8時間をひとりで過ごし、福島側から弟と祖母がクルマで救出に向かい、夜中の1時になってやっと福島の母の実家に収容されました。 帰宅困難で長時間歩いた方も帰れなかった方も多いと思います。わが家もから揚げを用意して息子の帰宅を心待ちにしています。