<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
2005.no.33
■今年も里芋が届きました。夏の終わりの便りです。
台風はなんとか通り過ぎましたが、また暑さが戻ってきました。この時期は夏の疲れがいっきょに出てしまうことが多いですね。今日は夏バテ、肉体疲労を癒すものをたくさんご紹介したいと思います。
鹿児島から里芋が届きました。低カロリーなので安心してたくさん食べていただける芋なのに、ムチンなど肝臓や腎臓の機能を高めてくれる栄養素がたっぷり含まれています。この効果は強い滋養強壮の力を発揮します。またムチンは消化酵素でもあるので、たんぱく質の分解を進めてくれます。このムチンは里芋をゆでる時に出るぬめりに多く含まれていますので、これを洗い流さない調理がいいのです。他の野菜と合わせて煮るときは、里芋だけ別に下ゆでしてぬめりを取るようにと教科書には書いてありますが、里芋中心の料理の場合はぜひこのぬめりごと調理するほうが里芋力をたっぷり食べることができるのです。
■野菜食堂のかんたんレシピ
★里芋の味噌マヨネーズサラダ★
1.里芋の皮をむき、ひたひたくらいの水でゆでます。
2.やわらかくなったら、ざっと水を流します。ぬめりをできる限り流さないようにしましょう。それを冷ましておきます。
3.キュウリをスライスして軽く塩もみします。
4.タマネギをみじん切りにして水にさらします。
5.青しそを千切りにします。
6.冷めた里芋に少量の味噌を混ぜて下味をつけて、野菜を加えてマヨネーズ、コショーを加えて和えます。
*里芋の栄養を丸ごと吸収できる料理です。味噌の味と青しその香りが里芋によく合います。
■野菜食堂のかんたんレシピ
★なすとモロヘイヤの生姜和え★
もうひとつ、夏の終わりのスタミナ料理です。
1.なすを縦半分に切ってから斜めにスライスして、さっとゆでます。
2.モロヘイヤの葉だけを取って軽くゆでて2〜3cm幅に切ります。
3.きゅうりを縦半分に切って薄くスライスします。
4.みりん1、淡口醤油1、ダシ汁6、の割合で合わせて煮立てたつゆを冷ましてから野菜に加えて、おろし生姜と花鰹を入れてよく合えます。
*ビタミン、ミネラル、カルシウムなどが他の葉物野菜の数倍も含まれているモロヘイヤをたっぷり食べることができます。モロヘイヤのビタミンB群はたいへん高い疲労回復効果が期待できます。豊富なビタミンC、カロチンも様々な成人病の予防にたいへん有効です。夏バテを癒す一品です。
金曜日配達のみなさま
23日は祝日で、通常ならふだんどおりに営業(配達)をするのですが、布田天神の祭礼で子ども神輿を出す手伝いをいたします。木曜日に振り替えさせてください。ご迷惑をおかけいたします。
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