★ 祈りのことば集 ★
◆高校生のために作成したリタニー◆ ● 3F クラス担当礼拝 台本 2000年7月12日 聖愛高校礼拝にて 制作:竹迫 之 & 3Fクラス担当礼拝実行委員会 前 奏 《平和の道具と》 合 唱 讃美歌21−499 《へいわのどうぐと ならせてください》 聖 書 ヨシュア記 第三章 交読の祈り 司 会:40年に渡る厳しい旅路の果てに、ようやくイスラエルは「約束の地」カナンのすぐそばまで辿り着きました。 3 F:「約束の地」は、もう目の前です。今までの苦労が、すべて報われます。 司 会:ところが、ヨルダン川の激しい流れが、イスラエルの行く手をさえぎっています。 3 F:雪解けで水嵩の増した、激しい流れのヨルダン川です。 人の力では渡る事ができないヨルダン川です。 司 会:イスラエルの人々は、どんな気持ちに襲われたでしょうか。 3 F:苦労の連続だった旅路の全てが、これまでの努力の全てが、無駄に思われました。 司 会:しかし、神は言いました。「祭司たちの足がヨルダン川の水に入ると、水がせき止められ 3 F:水がせき止められ 司 会:ヨルダンの川の水は、壁のように立つであろう。 3 F:壁のように立つであろう。」 司 会:その言葉を信じたイスラエルの民は、祭司たちを先頭に、ヨルダン川に踏み込みました。 3 F:冷たく、激しいヨルダン川に、足を踏み入れました。 司 会:すると、ヨルダンの水は真っ二つに分かれ、「約束の地」への道が与えられました。 3 F:ヨルダンの激流をものともせずに、向こう岸に辿り着きました。 司 会:神の約束は果たされました。 3 F:イスラエルは、信仰のゆえに、約束の実現を体験しました。 司 会:ヨルダンに、最初の一歩を踏み入れる祭司たちには、勇気が必要でした。 3 F:冷たく激しい流れに踏み込んでいく、勇気が必要でした。 司 会:祭司たちの勇気は、神への信頼から生まれました。 3 F:冷たく激しい流れに踏み込んでいく、勇気が生まれました。 司 会:神よ。わたしたちもまた、ヨルダン川の岸辺に立っています。 3 F:雪解けで水嵩の増した、激しい流れのヨルダン川です。 一 同:混乱して、将来への希望が持てない社会は、ヨルダン川の激流に似ています。 司 会:神よ。わたしたちもまた、ヨルダン川へ踏み込んで行かなければなりません。 3 F:冷たく、激しい流れに、足を踏み入れなければなりません。 一 同:将来への恐れにとり憑かれたわたしたちは、激しい流れの岸辺に立ちすくみます。 司 会:神よ、わたしたちにも、ヨルダン川に踏み込んでいく勇気をお与え下さい。 3 F:冷たく激しい流れに踏み込んでいく、勇気が必要です。 一 同:「道は必ず開かれる」という確信が必要です。 司 会:恐れを乗り越える勇気をお与え下さい。 3 F :全てを神に委ねる勇気をお与え下さい。 一 同:その勇気が、神から与えられることを信じます。 司 会:神の力が、わたしたちと共にありますように。 3 F :神がわたしたちと共にある、と確信できますように。 一 同:その希望を、隣人たちと分け合うことができますように。 司 会:アーメン。 3 F :アーメン。 一 同:アーメン。 讃 美 歌 (もう1曲) フランチェスコ像 ●聖愛高校 クラス担当礼拝 リタニー 作成:竹佐古真希 司会者:今から 800年余り前、フランチェスコと言う人がイタリア・アシジの豊かな商人の家庭に生まれました。 3 E:今から10数年前の日本に、私たちは生まれました。 司会者:若いころのフランチェスコは、仲間たちと飲めや歌えの華やかな生活に溺れ、ぜいたくの限りを尽くしていました。 一 同:私たちの多くの者は食べるもの・着るもの・住む所にあまり不自由なく生活をしています。 司会者:フランチェスコの夢は、騎士になり、手柄を立てることでした。 3 E:私たちの夢は、何でしょう? 一 同:私たちひとりひとりの夢は、何でしょう? 司会者:ある日、戦場で病気に倒れたフランチェスコは、神さまの声を聞きました。 3 E:「お前は、主人と僕(しもべ)のどちらに従うべきなのか。」 司会者:戦いの虚しさの中、彼は故郷へ帰ります。 そしてある日、道でハンセン病患者を抱擁したことが、人生の大きな転機となりました。 やがて彼は、サン・ダミアノ教会の十字架から、キリストの声を聞きます。 3 E:「私の壊れかけた家を建て直しなさい」 司会者:このときから、彼は持ち物を全て施し、家族に別れを告げ、 3 E:荒布を身にまとい、清貧と謙遜のうちに、 一 同:ただ天の神さまにのみ頼って生きるようになりました。 司会者:彼は、祈りの人でした。 3 E:その生涯を通じて望んでいたことは、ただキリストと一致することだけでした。 一 同:彼は、小さく、貧しく、単純に生きることを望みました。 司会者:フランチェスコについて語るとき、彼が「愛と平和の人」であったことを無視することはできません。 3 E:彼は、太陽を兄弟、月を姉妹と呼び、自然界の生き物全てを、 神のお造りになった素晴らしい兄弟姉妹として愛しました。 一 同:被造物全てを和解へと導く「平和の道具」となったのです。 司会者:彼の生き方を慕って「小さき兄弟」の仲間に加わる人は今もあとを絶ちません。 一 同:そして現代に至るまで、彼の生き方は多くの人々によって追求され続けています。 司会者:フランチェスコは、キリスト教でもカトリックの聖人です。 一 同:私たちは、プロテスタント主義の高校で生活をしています。 教派は違うけれども、神さま、その大切なことを真摯に学び取る力と勇気を与えてください。 会衆一同:“ 神さま、 わたしを あなたの平和のために 用いてください ” 司会者:私たちは、すべての創られたものが、 3 E:微生物から人間にいたるまで、 一 同:この地球上で互いに依存しながら、共に生きるものであることを確信します。 司会者:私たちは、この共に生きる間柄を無視することや、 3 E:開発による資源の搾取、一方的な支配などで 一 同:この関係が脅かされていることに気がつかせて下さい。 会衆一同:すべての創られたものが 調和のうちに共に生きることができますように。 「共に生きる」ことへの目覚めを大切にすることを約束します。 司会者:すべての自然界にあるものへの心づかい 3 E:平和のためのはたらき 一 同:弱い立場におかれた人々への配慮を大切にする私たちとなれますように。 (以下はアイオナ共同体の讃美歌「天において 主をたたえよ」 からの引用・アレンジ 詩篇148) 司会者:天において 会衆一同:主をたたえよう。 主をほめよう 司会者:地においても 会衆一同:主をたたえよう。 大地のものはみな 主をほめよう 司会者:海も空も 魚も鳥も 会衆一同:声合わせたたえよう。 主をほめよう 会衆一同:歌おう ハレルヤ。 たたえよ 永久(とわ)に 司会者:神に栄光 会衆一同:地には平和。 いのちあるものみな 主をほめよ 司会者:全ての民 てをつなごう 会衆一同:声合わせたたえよう。 主をほめよう 会衆一同:歌おう ハレルヤ。 たたえよ 永久(とわ)に (アーメン) アッシジ・フランチェスコについてのサイトは→こちら(ふらんさんのサイト ) |