「森は海の恋人」 気仙沼市・室根村

1999 7月 学生YMCA東北地区夏の集会の下見

 お昼ご飯は畠山 哲さんが、隣の気仙沼市まで案内してくれました。
 海沿いの海鮮市場とレストランで食事。
 気仙沼市は岩手県境の全国屈指の港湾都市。南東部分は太平洋にのぞみ、リアス式海岸が発達。
 気仙沼港は数多くの漁船が船籍を置く国内でも有数の遠洋・沖合漁船の基地で、カツオ、マグロ、サンマの水揚げが多いそうです。ノリ、カキの養殖も盛んで、イカの塩辛の生産量は全国一を誇っています。
 市場の様子。
 さすがに鮮度は良く、しかも普通のお店よりも断然安かった! ウチにすぐに帰るなら、いろいろ買いたかったなあ・・。(−。−;) 
 食事の後は、少し離れた室根村の室根山へ。ここの川の水が、三陸の海へと注いでいます。
 宮城県沿岸のリアス式海岸は古くからカキの養殖地として知られています。しかし、森林破壊等によりカキが年々小ぶりに。貴重な養分の供給源でもある森が減少し、川、そして海に栄養分が回らなくなる。その結果、カキやアワビの発育が年々悪くなっているそうです。
 そのことに気づいた気仙沼唐桑半島の漁師、畠山重篤さんは、10年前に「カキと森を慕う会」を結成し、これまでに約2万本の木を植えてきました。こどもたちの体験学習も、積極的に受け入れています。

 室根山の頂上近くにて。
 ここが第1回の植林の場所だそうです。真中には「牡蠣の森」と書いた小さな看板が建てられていました。
 
          
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