佐渡旅行記 

2003年 8月 初めて佐渡へ行きました













こちらが洞窟内最後の展示。
金山の安全と繁栄を願って持たれた
宗教的祭事のようでした。

農業で言うと「五穀豊穣」みたいなものかな?



ここからは、別館のミニチュアです。
とても精巧に出来ていて、当時の様子が
ありありと生き生きと描かれていました。



まるで蟻の巣のよう・・。
断面図にすると、こんな風に鉱山が
掘られていったのですね。





採掘から精錬されるまでの様子が
順に詳しく再現されていました。

そう言えば、宮崎駿の「もののけ姫」でも
こんなシーンがありましたよねぇ。





佐渡は能楽堂が多数あり、その数は50前後にも及ぶそうです。
世阿弥も晩年は、佐渡へ島流しされています。
日本海のどこか厳しく寂寥感のある風景と能は
とてもマッチするようにも思えました。

この絵にも描かれていますが、
今よりも物がなく楽しいものが多くなかった時代、
人々は舞台や演芸を心から堪能したのでしょうねー。





佐渡は「天領」=幕府の直轄地だったそうです。
それはただひたすらに「金山」があった故。
船の帆も葵のマーク入り。

このあたりの展示を見ていたら、
ネットの知人・風さんが貸してくださった
司馬遼太郎作「菜の花の沖」の本を思い出しました。
ハードカバー6冊の大作でまだ読み途中ですが、
淡路島出身の商人で船乗りの高田屋嘉兵衛
彼が活躍した時代のドラマティックなストーリーです。

網野善彦さんの本でも、確か海と船を利用すると
陸路のみの交易とはまったく違った世界になる・・
と書かれていたように記憶しています。
青森では奥津軽の十三湊が知られていますが
日本海側はかつて、とても栄えていたのでしょうね。





わっつ でぃす??
純金チョコ・・ならぬ本物のゴールド★
透明の箱の中に入れてあって、
そこに手を入れると触ることが出来ます!
重さ13キロとかなり重かった・・。
片手で取り出せた人は、粗品をもらえるのだとか。
粗品よりも金がいいのでは・・(爆)。

ここのおみやげ売り場はいろいろ揃っていてよかったです。
普段お世話になりっぱなしの皆さまに
小さいものをいろいろ買うことが出来ました。




金をすっかり堪能した後(?)、
遅めの昼食を取ることにしました。
佐渡ではお店がない所は本当にないので
上手に街や店を探さねばなりません。
金山は相川町という所の近くだったので、
海岸沿いの相川まで出ることにしました。

「さびれたお店でお寿司を食べたい・・」という
私のつぶやきを皆が聞いてくれて(わーい)
どうにかお店を発見!
初めて見ましたが、ここは「江戸前」ならぬ
「佐渡前」でした〜♪





どこか大工の棟梁のような渋い男性が
マスターでした。
これは上で2000円だったと思います。
見た目は地味なのですが、実際口に入れると
とっても甘くて優しい味がするのです!
佐渡教会のリードオルガンと同質なものを
感じました。(^▽^)ノ







玄関でお出迎えしていた、あわびさんたち。