2003年ヨーロッパ旅行(報告編)


< フランクフルト ユダヤ博物館 >



解放され歓喜に沸くユダヤ人女性たち!!
解放後のユダヤ人の歩みは、「遥かなる帰郷」という
イタリア系ユダヤ人が主人公で実話をベースにした
映画があります。詳細はこちら






左側にはドイツ語、右側にはヘブライ語が。
モーセ物語ですね!




『ユダヤ人の信仰と生活』
ルードヴィヒ・R・ドゥウイツ 野木源治郎訳
(1996年一麦出版社)より

第4章 ユダヤ人と私たち

わたしたちはユダヤ人から、どれほどのものを受け継いでいるのか
考えたことがあるであろうか。

1.ユダヤ人からわたしたちは、旧約聖書を受け取っている。
その全頁を通して、神が彼らにされたと同じように、
神はわたしたちにそのみ言葉を語りかけておられる。

2.わたしたちはユダヤ人から、万物の創造者にして、かつ
自由の創造者である生ける唯一の神への信仰を学び取っているのである。
その十戒は万事の秩序であり、しかして、その神には
罪のゆるしの恵みがあるということを学び取っているのである。

3.ユダヤ人を通してわたしたちは、キリストを得ている。
死からの復活をされてからは別であるが、
彼はユダヤ人として生まれ、生き、そして死なれたのである。

4.ユダヤ人を通してわたしたちは、キリスト教会を与えられたのである。
最初の教会は、ほとんどユダヤ人の会員であったのである。
あの異邦人の大使徒パウロもユダヤ人であった。
(ピリピ3:4−6)

5.ユダヤ人を通してわたしたちは、新約聖書を受け取っている。
というのは、その執筆者の殆どがユダヤ人であったからである。

6.数世紀に亘り、もし、ユダヤ人が世界の人々の生活に貢献を
していなかった場合の世界を想像し、それを比較してみれば、
今日の世界の人々の生活はそれよりも、はるかに豊かになっている。

『ユダヤ人の信仰と生活』
ルードヴィヒ・R・ドゥウイツ 野木源治郎訳
(1996年一麦出版社)より




ドイツの最後にユダヤ博物館を訪れて、本当によかった!
思ったよりも展示を見るのに時間がかかったし
(それだけ長くて密度の濃い歴史がある故だろう)
他に行こうと思っていた美術館等も急きょ取りやめた。
しかしそれだけの価値は十分にあったし、
これらを知らずしてドイツを知るのもアンバランスなことだ。

ほんの数日、そして初めてのドイツ滞在。
ルター・バッハ・音楽・美術・文学・ユダヤ人・・と
実に多岐にわたる学びと刺激を与えられたことを
感謝に思う。帰国してから自身のドイツ音楽の理解や
演奏はどんな風に変化していくのだろうか。
少しばかりそれが楽しみでもある。

不思議なことに私の中では、なぜかいつも「フランス文化」
が頭の中に浮かんでは消えた。
知らず知らずのうちにフランスの文化とドイツの文化を
比較し、どこかでそれを楽しんでいたのだ。
今のところ、どうやらまだまだ「フランスかぶれ」のようだけれど(笑)。



駅に戻る前に、インターネットをするためにお店に寄る。
フランクフルトの駅周辺はいくらでもあるので助かる。
旅の無事を伝え、これからスコットランドへ移動する旨を
掲示板に書き込む。それにしても便利な時代になったものだ。

フランクフルトのバーンホフで牧子さんと待ち合わせ。
先ほどよりは少し体調も回復したらしく、一安心。
夜のフライトでエディンバラだったので、
その前に食事を取ろう・・と市電で移動し
レーマー広場で1軒のお店に入った。
ちょっと薄暗かったけれどとても趣のある店で、
店内の飾り1つ1つがとてもユニーク。



レーマー広場。













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