飢えたオオカミが町のイヌを補食

 ブリティッシュコロンビア北西のAtlinの居住者たちが町のペットの犬を捕食している飢えたオオカミに対して、武器を取る許可を得た、と火曜日に役人がいいました。
オオカミは、周囲の原野では不足している食物の供給のために、先月、明らかに10匹の犬を殺しています。Atlinの居住者たちは、人間が次の目標になるかもしれないという警戒の中に置かれています。
「オオカミたちは、人について習熟し、人へのおそれを失っています。また、すぐに移動することもないでしょう。」と、ブリティッシュコロンビア州の遠い北の町(ユーコン州ホワイトホースの約120km南)のTobe Sprado保護官は話しました。
政府の役人とTaku川のトリンギット族のリーダーは、住民への特別な脅威だとして居住者がオオカミを殺すことの規則を緩めることに合意しました。
その後、2匹のオオカミが射殺されました。しかし、Sprado保護管は、そのエリアには、まだ8頭以上のオオカミがいるだろうと考えています。
「居住者は身の安全のためにオオカミに発砲することができるようになるのです。」Spradoは言いました。
 オオカミは、通常ムースやカリブーを常食にします。しかし、狩りのための通り道になる湖は今年異常に暖かい天候で凍結しなかったため、渡って獲物を捕ることが出来ませんでした。
Atlinの犬は代用食となったのです。「外でクサリに繋いどいたイヌが連れ去られて残骸になっちまった。」Mark Tevli(自分のラブラドルレトリーバーを失った地元住民)は言いました。

Wednesday, January 31, 2001
Environmental News Networkより