ドイツでオオカミ復活


  150年ぶりに、東ドイツに生息する野生の小さなオオカミの群に3匹の子オオカミが生まれました。

 150年もの間、ドイツのオオカミは姿を消していました。しかし、環境大臣サクソンによると、6匹のオオカミの群が,Weisswasser,Bautzenの都市とHoyerswerdaの間の軍事訓練所の敷地内に生息しています。オオカミを保護するべき特別な措置(法)は、まだ必要でないので計画はされていないが、もし万一オオカミが羊を餌食にしても、賠償支払いをする用意ができているという。

 オオカミの復活は、ザクセン(東ドイツ)に大々的に報道され、環境保護者および牧場経営者の両方の中で同意を得られました。Dieter Tanneberger(牧場経営者)は「嬉しい文化的な出来事」にとても満足だった。彼自身は、オオカミが羊および他の家畜類を襲うことを恐れていない。彼は、オオカミは人から離れて暮らし、とても恥ずかしがり屋だから、めったに家畜を襲わないとわかっています。
長く冷たい冬が、彼らをうまく隠して守り、オオカミをドイツまで来させることができました。オオカミたちは、ポーランドから人の介在なしで移動し、この広い保護された軍隊エリアに定住しています。

自然保護論者は、オオカミの帰りを歓迎する。NABUのJustus Oertnerは「オオカミは、自然の風景にかかせないものだ。それは、有蹄動物のコントロールをし、自然を安定させる。オオカミに対する偏見は、古いおとぎ話、および迷信に起因する。オオカミは、いかなる害を人間に与えるつもりはない。」と言います。

ライプチヒ(ドイツ)07/16/2001